2015年3月8日から15日までの日程で開催されるツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)の概要が発表された。最終日前日にゲンティンハイランドの山頂フィニッシュが登場。チームスカイが初出場する。



歓声を受けながら走るプロトン歓声を受けながら走るプロトン photo:Kei Tsuji


ツール・ド・ランカウイ2015コースマップツール・ド・ランカウイ2015コースマップ image:www.ltdl.com.myツール・ド・ランカウイはマレーシアを舞台にしたアジア最大級のステージレースだ。例年10日間の日程で開催されていたが、2015年はオーガナイザーやスポンサーを一新。開催時期を遅らすとともに開催期間が8日間に短縮された。開幕日はパリ〜ニースと同じ3月8日だ。

開幕地は2015年もアンダマン海に浮かぶランカウイ島で、その日のうちにフェリーでマレー半島へ。そこから半島を時計回りに駆け抜け、首都クアラルンプールにフィニッシュする。8ステージ中、実に7ステージがスプリンター向きの平坦コース。第3ステージの前半には2級山岳と1級山岳が設定されているものの、フィニッシュまで100km離れているためスプリンターたちも勝負に残ると思われる。

総合争いを決めるのは第7ステージのゲンティンハイランドだ。標高1675mの高原リゾートに向かうこの超級山岳で総合優勝者が決まる。最終日はクアラルンプールの周回コースが設定されている。

2015年大会に出場するのは22チーム。内訳はUCIワールドチームが4チーム、UCIプロコンチネンタルチームが7チーム、UCIコンチネンタルチームが10チーム、そしてナショナルチームが1チーム。

ランカウイ初出場のチームスカイの他、アスタナ、オリカ・グリーンエッジ、ティンコフ・サクソに注目が集まるが、すでにヨーロッパシーズンがスタートしている時期のため一軍が揃うことは望めない。例年同様、UCIプロコンチネンタルチームやUCIコンチネンタルチームとのバトルに注目だ。

日本からはランカウイの常連となった愛三工業レーシングが出場する。なお、2014年にランカウイとツアー・オブ・ジャパンで総合優勝を果たしたミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン)を擁するタブリスペトロケミカルはリストに入っていない。



ツール・ド・ランカウイ2015ステージリスト
3月8日(日)第1ステージ ランカウイ〜ランカウイ 101.1km
3月9日(月)第2ステージ アロールセタール〜スンガイペタニ 170.0km
3月10日(火)第3ステージ ゲリク〜タナーメラー 170.0km
3月11日(水)第4ステージ クアラバル〜クアラベラン 165.4km
3月12日(木)第5ステージ クアラトレンガヌ〜クアンタン 200.0km
3月13日(金)第6ステージ メラン〜カラク 96.6km
3月14日(土)第7ステージ シャーアラム〜ゲンティンハイランド 105.7km
3月15日(日)第8ステージ クアラクブバル〜クアラルンプール 96.1km



ツール・ド・ランカウイ2015出場チーム
UCIワールドチーム
チームスカイ(イギリス)
アスタナ(カザフスタン)
オリカ・グリーンエッジ(オーストラリア)
ティンコフ・サクソ(ロシア)

UCIプロコンチネンタルチーム
コロンビア(コロンビア)
アンドローニジョカトリ(イタリア)
MTNキュベカ(南アフリカ)
ユナイテッドヘルスケア(アメリカ)
サウスイースト(イタリア)
ブルターニュ・セシェ(フランス)
バルディアーニCSF(イタリア)

UCIコンチネンタルチーム
トレンガヌサイクリング(マレーシア)
愛三工業レーシング(日本)
ヘンシャンサイクリング(中国)
シナジーバクサイクリング(アゼルバイジャン)
ペガサスコンチネンタル(インドネシア)
トルクセケルスポール(トルコ)
KSPO(韓国)
ジャイアント・シャンピオンシステム(中国)
スカイダイブドバイ(アラブ首長国連邦)
ナショナルスポーツカウンシル(マレーシア)

ナショナルチーム
マレーシア

text:Kei Tsuji

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