今年もワンデイクラシックの最高峰、ツール・デ・フランドル(ロンド・ファン・フラーンデレン)の市民レースを走り、プロレースを観戦。そしてアントワープ観光サイクリングなどが楽しめるツアーが開催される。



2014年のツアー参加者たち。リドレーのお揃いジャージでロンド・ファン・フラーンデレン・シクロを走った2014年のツアー参加者たち。リドレーのお揃いジャージでロンド・ファン・フラーンデレン・シクロを走った
昨年、シクロワイアードでも帯同取材して紹介した大好評のプレミアムツアー、「三船雅彦さんと行くツール・デ・フランドル観戦ツアー」の第2回めの開催が決定した。

このツアーでは自転車王国ベルギーへと渡り、市民レース「ロンド・ファン・フラーンデレン・シクロ」に参加し、熱狂に包まれるプロレースをパヴェの沿道で観戦する。ツアーに帯同し、サポートしてくれるのはかつてフランドルを拠点にプロロードレーサーとして活躍した三船雅彦さん。最高峰のクラシックレースを観て、走って、そして現地の食などを楽しむ、サイクルロードレースファンならば誰もが憧れる7日間の豪華ツアーだ。

ロンド2014  ブルージュのマルクト広場をスタートしていく選手たちを観戦ロンド2014 ブルージュのマルクト広場をスタートしていく選手たちを観戦 (c)Makoto.AYANOスタート地点はこのとおりの人垣で、熱気を実感するスタート地点はこのとおりの人垣で、熱気を実感する


■デパンヌ・コクサイデ3日間レースの観戦

現地到着翌日に、今年新たに用意されたプログラムは、ロンド・ファン・フラーンデレンの前哨戦として知られる「デパンヌ・コクサイデ3日間レース」の最終日の観戦だ(昨年大会の記事インデックスへ)。1日でマスドスタートのハーフステージと個人タイムトライアルの2ステージが行われ、総合勝者が決まるこの最終日の様子を沿道で観戦。超メジャーレースではないためチームピットなどにも近寄りやすく、選手にもコンタクトしやすい。このレースの結果次第で翌々日に控える「ロンド」の結果が占えるとあって興味津々だ。

リドレー本社工場を見学することができるリドレー本社工場を見学することができる 三船雅彦さんの案内でアントワープまで走ろう(昨年はブルージュ近郊を走った)三船雅彦さんの案内でアントワープまで走ろう(昨年はブルージュ近郊を走った)

リドレー社提供のハイクオリティなレンタルバイクを借りることもできるリドレー社提供のハイクオリティなレンタルバイクを借りることもできる リドレー社でアッセンブルされるバイクの様子などを観ることができるリドレー社でアッセンブルされるバイクの様子などを観ることができる


■リドレー本社工場見学と、アントワープまでのサイクリング

2日目には今年もベルギーのトップバイクブランドであるリドレー本社工場見学ツアーが予定されている。普段立ち入ることのできない本社工場内を案内し、リドレーバイクが生まれるまでの製造工程を見ることができるというプレミアムな体験ができる。

そしてマイバイクまたはリドレー本社でレンタルバイクを借りてのアントワープ(アントウェルペン)までの往復約70km(平坦)のサイクリングを楽しめる。なおサイクリングをしない人はアントワープの市街観光に充てることができる。

パヴェの難所パーテルベルグを上る。急勾配なのでカンチェラーラのようには登れないパヴェの難所パーテルベルグを上る。急勾配なのでカンチェラーラのようには登れない
■市民レース ”RVVシクロ” へ参戦!

3日目は、ロンド・ファン・フラーンデレン前日に開催される市民レース「ロンド・ファン・フラーンデレン・シクロ」へと参加する。昨年のツアーではツアー参加者全員が75kmの部に参加したが、今年はより濃く楽しめる135kmの部も選べるようになった。レースで様々なドラマを生んだベルギー特有の石畳(パヴェ)や急勾配の坂(ミュール)を存分に含むコースは走り応え十二分だ。

美しいベルギーはフランドル地方の景色と悪路を自身の脚で楽しむには絶好のチャンスだろう。日本からマイバイクを持参するも良し、前日にリドレー本社でレンタルしたバイクで走るも良しだ。今回のツアーでは航空便に輪行箱の手荷物代金が欧州系航空会社の中では最も安いスカンジナビア航空を利用する。プレミアムエコノミーまたはビジネスクラスを利用すると無料で自転車を運べる。ちなみにリドレー本社でのレンタルバイクは30,000円で可能だ。

オウデクワレモントを上りつめて一休みオウデクワレモントを上りつめて一休み もっとも美しい時期のフランドルを堪能。運河沿いを快走する三船雅彦さんたち。もっとも美しい時期のフランドルを堪能。運河沿いを快走する三船雅彦さんたち。

コッペンベルグのパヴェを上る。渋滞の中、押して歩かざるをえないコッペンベルグのパヴェを上る。渋滞の中、押して歩かざるをえない エイドステーションではベルギーワッフルや地元のお菓子、エナジーバーなどが提供されるエイドステーションではベルギーワッフルや地元のお菓子、エナジーバーなどが提供される


■ロンド・ファン・フラーンデレンを沿道で観戦

そして現地滞在最終日となる4日目は、春のクラシックレースの頂点に君臨する「第99回ロンド・ファン・フラーンデレン」を現地で観戦する。ブルージュのスタート地点やオーデナールデ近郊の石畳の登りなど、数カ所の観戦スポットを巡りながら、現地の大熱狂の渦のなかに飛び込む。

ロンド・ファン・フラーンデレン2014 オウデ・クワレモントを上るメイン集団ロンド・ファン・フラーンデレン2014 オウデ・クワレモントを上るメイン集団 (c)Makoto.AYANO熱狂の沿道でレースを観戦することができる熱狂の沿道でレースを観戦することができる


観戦スポットは現地で交通状況をみながらの判断となるが、昨年はブルージュのスタート地点でスタートを待つチームバスエリアを訪問。レースの準備が進むさまを間近で見学した。スタートサインが行われるステージを見学した後、パヴェの勝負どころオウデクワレモントの沿道へ急行。ビールやフリッツも楽しめるコース沿道の観戦エリアでプロレースの様子を観戦した。今年は立ち入りの制限されるチームバス集合エリアへの特別パス(朝食付き)が有料で用意される(事前申込み)。

ブルージュの高級レストランでディナー。明日のプロレースの話題も美味しい肴だ(オプション)ブルージュの高級レストランでディナー。明日のプロレースの話題も美味しい肴だ(オプション) ベルギーといえばやっぱりビール。濃くて味わい深いテイストを堪能ベルギーといえばやっぱりビール。濃くて味わい深いテイストを堪能


■三船雅彦さんが全行程同行サポート グルメやビールも堪能

本ツアーにはナビゲーターとして三船雅彦さんが全行程同行する。フランドルを語らせれば右に出るものは居ない三船さんの、テレビ中継でも定評のある自身の経験に基づく的確で熱い解説を現地で生で聞きながら、石畳を走る際のレクチャーを現地で実際に受ける事ができるという、プレミアムな体験が現実のものとなる。

そしてもちろんベルギーと言えばビールだ。ツアー期間中は日本ではお目にかかれない銘柄の貴重な一杯を味わうことができるはず。名物フリットやムール貝、ベルギーワッフルなど、自転車レース会場でもおなじみのグルメに舌鼓を打つ。ブルージュやブリュッセルではオプションながら一流のレストラングルメも楽しめる。

現地では首都・ブリュッセルとブルージュのホテルで宿泊。移動はバイクをそのまま積載できる専用バスが仕立てられる。3日目と4日目には自由行動も組まれているので、現地観光も楽しめる。
本ツアーを企画し、昨年も同行した自らスポーツサイクリングが趣味という日本人添乗員が全日程同行する。旅行代金は298,000円(燃油サーチャージや市民レースエントリー代などは含まず)で、最小催行人数は15名だ。



三船雅彦さんと行く第99回ツール・デ・フランドル観戦ツアー 7日間

申し込み・問い合わせ
株式会社JTB西日本 法人営業中央支店 営業5課
tel:06-6252-2655 担当:小川(おがわ)

三船雅彦と行くツール・デ・フランドルツアー2014 記事インデックス


ツアー詳細は以下のリンクよりダウンロード可能なパンフレット(PDFファイル)でご確認ください。