シマノレーシングが2015年体制を発表。秋丸湧哉、小山貴大、水谷翔の3人が新加入し平均年齢は21.4歳と育成チームの性格をさらに強める。

大阪府堺市を拠点とするUCIコンチネンタルチームのシマノレーシングは、近年その性格を若手育成チームと位置づけている。2015年の新メンバーはNIPPOから秋丸湧哉、さらに3月高校を卒業後に入る小山貴大と水谷翔の合計3人。畑中勇介、吉田隼人、野中竜馬が移籍したあと、若いチームのキャプテンには成長著しい入部正太朗が就く。

キャプテンとなる入部正太朗キャプテンとなる入部正太朗 photo:Hideaki TAKAGI
ヴィーニファンティーニNIPPOから移籍の秋丸湧哉ヴィーニファンティーニNIPPOから移籍の秋丸湧哉 photo:Vini Fantini-NIPPO2014年シーズンのシマノレーシングは国内外で活動してきた。海外ではツアー・オブ・タイランド、ツール・ド・韓国のUCIアジアツアーに出場、7月から1ヶ月強の期間はヨーロッパへ遠征し実戦経験を積んできた。そして国内ではJプロツアーで畑中勇介が2勝、シクロクロス全日本選手権U23で横山航太が優勝。

ルーキーの木村圭佑はJプロツアー輪島ロードで僅差の2位に。そして一番大きな収穫は入部正太朗の成長だ。2014年の勝利はないものの、もちろんそれ以前に勝利はあり、2014年は重要局面での動きが目立った。最終盤の優勝者を決める逃げのきっかけが入部だったレースは多い。2015年で4年目となる入部がキャプテンとなり、若いチームを牽引する。

新加入の秋丸湧哉は2012年までブリヂストンエスポワール、2013年はEQA U23からブリヂストンアンカー研修生へ、そして2014年はヴィーニファンティーニNIPPOに所属。小山貴大はEQADSでも走りアタックが身上の走り。2013インターハイロード2位、2014益田チャレンジャーズステージ優勝など。水谷翔(かける)は2014年のインターハイと国体の4km速度競走を連勝、全日本ロードでも2位に入っている。有望な若手選手が入り野寺秀徳監督の手腕に期待がかかる。

2015年チームメンバー

益田チャレンジャーズステージU19優勝の小山貴大益田チャレンジャーズステージU19優勝の小山貴大 photo:Satoru KATO4km速度競走でインターハイ、国体連覇の水谷翔4km速度競走でインターハイ、国体連覇の水谷翔 photo:Hideaki TAKAGIシマノレーシング(UCIコンチネンタルチーム)
選手
入部正太朗 19890801 奈良県    シマノレーシング (キャプテン)
Low Darren 19880714 シンガポール シマノレーシング
木村圭佑  19911215 滋賀県    シマノレーシング
西村大輝  19941020 兵庫県    シマノレーシング
横山航太  19950820 長野県    シマノレーシング
秋丸湧哉  19910601 大阪府    Vini Fantini・NIPPO(新加入)
小山貴大 19961128 群馬県    前橋育英高校 (※2015年4月加入予定)
水谷翔   19970202 鹿児島県   南大隅高校 (※2015年4月加入予定)
 
(氏名・生年月日・出身地・2014年所属チーム)

チームスタッフ
チームマネジャー 野寺秀徳   (株)シマノ
メカニック    大久保修一  (株)シマノ
マッサージャー  鳴島孝至   小守スポーツマッサージ療院
ドクター     熊井 司   奈良県立医科大学付属病院
ドクター     磯本慎二   奈良県立奈良病院
(役割・氏名・所属)

text:shimanoracing
edit:高木秀彰

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