アフリカ最高峰キリマンジャロ山(標高5,895m)の登頂を目指し、現在ティンコフ・サクソの選手やスタッフが登山を行なっている。アルベルト・コンタドール(スペイン)を含むチームは標高4,000mのベースキャンプに到着。水曜日のキリマンジャロ登頂を目指している。



登山の準備を進めるビャルヌ・リースGMら登山の準備を進めるビャルヌ・リースGMら photo:Tinkoff Saxo


入山手続き中のティンコフ・サクソ一行入山手続き中のティンコフ・サクソ一行 photo:Tinkoff Saxoティンコフ・サクソのプレスリリースによると、選手やスタッフは予定通り先週金曜日にタンザニアに到着。キリマンジャロ国立公園に移動し、土曜日に登山を開始した。到着直後は快晴だったが、入山手続き中に熱帯特有の大雨が降って装備一式が濡れてしまったという。

標高5,895mキリマンジャロ山頂標高5,895mキリマンジャロ山頂 photo:Tinkoff Saxo登山口には地元タンザニアのサイクリストが駆けつけ、コンタドールやペーター・サガン(スロバキア)、ロマン・クロイツィゲル(チェコ)らと交流した。

選手たちはハイペース、チームスタッフは通常のペースで登山を開始。悪天候によってチームビルディングがサバイバルキャンプの様相を呈してきたとプレスリリースには記されている。宮島正典マッサーを含む一行は標高4,600mのラヴァタワーを経て標高4,000mのバランコキャンプに到着。水曜日の正午にキリマンジャロ山頂到着を目指している。

今回のキリマンジャロ挑戦についてビャルヌ・リースGMは「チーム関係者全員をアフリカに連れて行き、全員でキリマンジャロ山頂を目指す機会に興奮している。長年チームビルディングキャンプを求める声を聞いていて、オレグ・ティンコフ氏の了承を得て今回のプランニングを開始した。参加者全員にとって良い挑戦になるはず。ストレスの多い難しい状況の中、標高の高い山を目指すことに対してチームがどのような反応を示すのか非常に興味がある。来シーズンに向けて団結力やチームの基礎が形作られれば」とコメントしている。



キリマンジャロ山頂を目指すアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)キリマンジャロ山頂を目指すアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:Tinkoff Saxo
笑顔を見せるマイケル・ロジャース(オーストラリア、ティンコフ・サクソ)笑顔を見せるマイケル・ロジャース(オーストラリア、ティンコフ・サクソ) photo:Tinkoff Saxoベースキャンプに到着したティンコフ・サクソの一行ベースキャンプに到着したティンコフ・サクソの一行 photo:Tinkoff Saxo



text:Kei Tsuji
photo:Tinkoff Saxo