現在UCIワールドツアーランキング首位のアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)が、ジロ・ディ・ロンバルディアに続いてツアー・オブ・北京にも出場することを決めた。



アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:Tim de Waele


ミラノ〜トリノを走るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)ミラノ〜トリノを走るアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:Riccardo ScanferlaUCIワールドツアーランキングにおいて首位を走っているコンタドール。ジロ・ディ・ロンバルディアを前にランキング2位のアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)とは14ポイント差だ。ロンバルディア優勝者には100ポイントが与えられるためまだまだ逆転は起こり得る。

「シーズンの最後に誰でもナンバーワンに輝いていたいはず。ツールで全くポイントを稼げなかったことを考えると、現在の個人ランキング首位には満足している。でもランキング争いにおいて強力なライバルがいることを忘れてはならない。特にシーズンを通して調子を維持するアレハンドロ・バルベルデは強敵だ」とコンタドールはコメントしている。



UCIワールドツアーランキング
1位 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)       620p
2位 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)           606p
3位 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)     478p
4位 ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)           392p
5位 ナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)              346p
6位 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)             328p
7位 クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)              326p
8位 アレクサンダー・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ)        321p
9位 ジャンクリストフ・ペロー(フランス、AG2Rラモンディアール)      300p
10位 ファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング) 286p

UCIワールドツアー ポイント配分
■ジロ・ディ・ロンバルディア 
1位70p、2位60p、3位50p、4位40p、5位30p、6位20p、7位10p、8位4p
■ツアー・オブ・北京
1位70p、2位60p、3位50p、4位40p、5位30p、6位20p、7位10p、8位4p
ステージ成績 1位6p、2位4p、3位2p、4位1p、5位1p



ブエルタ総合表彰台に登るブエルタ総合トップスリーブエルタ総合表彰台に登るブエルタ総合トップスリー photo:Unipublicブエルタ・ア・エスパーニャ以来、久々のレース出場となったミラノ〜トリノでコンタドールは6位。2012年に続く2度目の優勝は逃したが、調子を落としていないことを示した。「ワンデーレースは得意ではないけど、ミラノ〜トリノやロンバルディアは好きなレースなんだ」と語っており、週末のロンバルディアでは優勝を狙う。

その後は中国に渡ってツアー・オブ・北京に出場。今年の第4回大会をもって終了するUCIワールドツアー最終戦ツアー・オブ・北京は10月10日から14日まで5日間の日程で開催される。

text:Kei Tsuji

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