数多くのプロライダーから愛用されるビンディングペダル、スピードプレイ。パリ~ルーベやツール・ド・フランドルなど路面が荒れたレースでカンチェラーラやサガンがテストした「ZERO パヴェ」が、数年のテスト期間を経て登場している。



スピードプレイ ZERO パヴェスピードプレイ ZERO パヴェ (c)ジェイピースポーツグループ
ステンレスのシャフトとボディを使い耐久度を高めたステンレスのシャフトとボディを使い耐久度を高めた (c)ジェイピースポーツグループカートリッジベアリングとニードルベアリングを使いボディを薄くしたカートリッジベアリングとニードルベアリングを使いボディを薄くした (c)ジェイピースポーツグループ2014年のパリ~ルーベで使われたZERO PAVE2014年のパリ~ルーベで使われたZERO PAVE photo:Makoto.AYANOファビアン・カンチェラーラ(スイス)らトッププロ選手がパリ~ルーベやツール・ド・フランドル、ヘントウェベルヘムといったクラシックレースでのスペシャルアイテムとして使用しているペダルが、「ZERO パヴェ」として遂にリリースされた。スピードプレイ定番のペダル、ZEROの基本設計を踏襲し、泥づまり対策と耐久性を上げる工夫が施されている。

樹脂製パーツを取払ったPAVEだが、クリートとの固定に必要なコンタクトポイントはボディに残されており、固定力も通常のZEROに近い性能になっているという。

使われている素材はボディ、シャフトともにステンレス。特にボディ部分はワンピースステンレス鋼をインベストメント鋳造方法で成型することで高強度を実現。ゼロ(樹脂)やナノグラム(カーボン)に比べ高強度のセラミックが素材自体に混入されているため、ウェットコンディションでもスムーズかつ確実な脱着を可能としている。

ペダルの固定角度とクリートの前後左右位置を細かに調節できる点など、基本的なテクノロジーは通常のZEROと共通している。分解清掃やグリス注入などメンテナンス性に優れていることも特徴で、簡単にメンテナンスができることは嬉しい。

ペダルの重量は230g、クリートが4穴仕様で82g、3つ穴仕様で130gとなっている。カラーは特別にレッドが採用され、4つ穴用ステンレススチールウェアプロテクター付属で価格は33,800円(税抜)。近年流行りの兆しを見せているグラベルロードでのライドを楽しむ方や、ペダルの耐久性を重視するライダーに最適だろう。

スピードプレイ ZERO パヴェ
シャフト:ステンレス
価格:33,800円(税抜)