自身6度目のグランツール制覇を果たしたアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)が、2015年シーズンはジロ・デ・イタリアに出場し、総合優勝を狙うことを明らかにした。



総合表彰台に登るブエルタ総合トップスリー総合表彰台に登るブエルタ総合トップスリー photo:Tim de Waele


アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ)アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ・サクソ) photo:Tim de Waeleガゼッタ紙によると、イタリアで開催されたスポンサーのプレゼンテーションに出席したコンタドールが2015年のジロに照準を合わすことを発表した。

「これは個人的な希望なんだ。すでにビャルヌ・リースやティンコフ・サクソ首脳陣とスケジュールについて話し合いの場を持ち、そこで来シーズンの最初の目標をジロに合わすことに決めた。ロードレースの伝統国であり、ファンが情熱と敬意をもってレースに接するイタリアは第二の祖国。"コルサローザ"を走るのを楽しみにしている」(ガゼッタ紙より)。

2008年にジロ・デ・イタリアを、そして2007年と2009年にツール・ド・フランスを制し、今年3度目のブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝を果たしたコンタドール。2010年のツールと2011年のジロでも総合優勝に輝いたが、クレンブテロール陽性によって両タイトルは剥奪されている。コンタドールのジロ出場は2011年以来4年ぶりだ。

ツールでの落車骨折リタイアから復活し、ブエルタで総合優勝に輝いた際にコンタドールは「まだ2015年シーズンについて話すには時期尚早だけど、3つのグランツールに出場したいという気持ちもある。いつの日かそれを実現したい。今日明日決めることじゃないけど、不可能ではないと思っている」とコメントしており、2015年シーズンは3つのグランツールに出場する可能性もある。

text:Kei Tsuji

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