2014/09/14(日) - 12:48
逃げ切りが決まるのはなんと3日連続。ツアー・オブ・ブリテン第3ステージで3名による逃げ切りが決まり、ジュリアン・ヴェルモト（ベルギー）がオメガファーマ・クイックステップに大会3勝目をもたらし、一緒に逃げたディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ）が総合首位に立った。
1級山岳でアタックを成功させたジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ） photo:www.tourofbritain.co.uk
ツアー・オブ・ブリテン2014第7ステージ photo:www.tourofbritain.co.ukキャンバリーからブライトンまでの225kmで行なわれたツアー・オブ・ブリテン第7ステージ。今大会最長コースには3つのカテゴリー山岳が設定されており、残り25kmを切ってから立て続けに2つの1級山岳を越える。
独走でフィニッシュするジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ） photo:www.tourofbritain.co.ukジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ）、ディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ）、マルチン・ビアロブロスキー（ポーランド、ジョルダーナ）、ケヴィン・イスタ（ベルギー、IAMサイクリング）、イグナタス・コノヴァロヴァス（リトアニア、MTNキュベカ）による5名逃げが形成されるとタイム差は最大9分まで拡大。
総合首位に立ったディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ） photo:www.tourofbritain.co.ukメイン集団ではモビスター、BMCレーシング、バルディアーニCSFが先頭に立ったものの、先頭5名とのタイム差の縮小は鈍い。3分リードのまま終盤の連続山岳区間に差し掛かったところでヴェルモトが独走に持ち込んだ。
メイン集団からリーダージャージのアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）が脱落する中、およそ2分差をキープして最後の1級山岳をクリアしたヴェルモトが独走勝利。コノヴァロヴァスとファンバールレが23秒差で入り、メイン集団はミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ）を先頭に1分20秒差でフィニッシュした。
オメガファーマ・クイックステップは今大会3勝目。「1週間ずっとクヴィアトコウスキーやカヴのために集団を牽引する役目を担ってきたので、今日こうして逃げ切るエネルギーが残っていたことに驚いている。今日はクヴィアトのアイデアで逃げに乗ることになった。終盤の1級山岳で彼がアタックし、先頭の自分に追いついて逃げる作戦だったんだ。でも逃げ切りが濃厚になったのでアタックした。普段アシストとして走っている自分にチャンスが回ってきたことを嬉しく思う」と25歳のヴェルモトは語る。
チームメイトのクヴィアトコウスキーはダウセットを引き離すことに成功したが、リーダージャージは逃げ切ったファンバールレの手に渡った。新たに総合首位に立った22歳ファンバールレはクヴィアトコウスキーと19秒差で最終日のロンドン個人タイムトライアルを走る。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツアー・オブ・ブリテン2014第7ステージ結果
1位 ジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ） 5h12'34"
2位 イグナタス・コノヴァロヴァス（リトアニア、MTNキュベカ） +23"
3位 ディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ）
4位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ） +1'20"
5位 ラーシュペッテル・ノルダーグ（ノルウェー、ベルキン）
6位 ケヴィン・イスタ（ベルギー、IAMサイクリング）
7位 ディラン・テウンス（ベルギー、BMCレーシング）
8位 シルヴァン・シャヴァネル（フランス、IAMサイクリング）
9位 フランチェスコ・ボンジョルノ（イタリア、バルディアーニCSF）
10位 エドアルド・ザルディーニ（イタリア、バルディアーニCSF）
個人総合成績
1位 ディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ） 30h22'02"
2位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ） +19"
3位 エドアルド・ザルディーニ（イタリア、バルディアーニCSF） +25"
4位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、ティンコフ・サクソ） +35"
5位 ディラン・テウンス（ベルギー、BMCレーシング） +45"
6位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） +47"
7位 ブラドレー・ウィギンズ（イギリス、チームスカイ） +49"
8位 ダビ・ロペスガルシア（スペイン、チームスカイ） +51"
9位 セバスティアン・レイヘンバッハ（スイス、IAMサイクリング） +59"
10位 アレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）
ポイント賞
ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ）
山岳賞
マーク・マクナリー（イギリス、アンポスト・チェーンリアクション）
チーム総合成績
IAMサイクリング
text:Kei Tsuji
photo:www.tourofbritain.co.uk
1級山岳でアタックを成功させたジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ） photo:www.tourofbritain.co.ukツアー・オブ・ブリテン2014第7ステージ photo:www.tourofbritain.co.ukキャンバリーからブライトンまでの225kmで行なわれたツアー・オブ・ブリテン第7ステージ。今大会最長コースには3つのカテゴリー山岳が設定されており、残り25kmを切ってから立て続けに2つの1級山岳を越える。独走でフィニッシュするジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ） photo:www.tourofbritain.co.ukジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ）、ディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ）、マルチン・ビアロブロスキー（ポーランド、ジョルダーナ）、ケヴィン・イスタ（ベルギー、IAMサイクリング）、イグナタス・コノヴァロヴァス（リトアニア、MTNキュベカ）による5名逃げが形成されるとタイム差は最大9分まで拡大。総合首位に立ったディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ） photo:www.tourofbritain.co.ukメイン集団ではモビスター、BMCレーシング、バルディアーニCSFが先頭に立ったものの、先頭5名とのタイム差の縮小は鈍い。3分リードのまま終盤の連続山岳区間に差し掛かったところでヴェルモトが独走に持ち込んだ。メイン集団からリーダージャージのアレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）が脱落する中、およそ2分差をキープして最後の1級山岳をクリアしたヴェルモトが独走勝利。コノヴァロヴァスとファンバールレが23秒差で入り、メイン集団はミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ）を先頭に1分20秒差でフィニッシュした。
オメガファーマ・クイックステップは今大会3勝目。「1週間ずっとクヴィアトコウスキーやカヴのために集団を牽引する役目を担ってきたので、今日こうして逃げ切るエネルギーが残っていたことに驚いている。今日はクヴィアトのアイデアで逃げに乗ることになった。終盤の1級山岳で彼がアタックし、先頭の自分に追いついて逃げる作戦だったんだ。でも逃げ切りが濃厚になったのでアタックした。普段アシストとして走っている自分にチャンスが回ってきたことを嬉しく思う」と25歳のヴェルモトは語る。
チームメイトのクヴィアトコウスキーはダウセットを引き離すことに成功したが、リーダージャージは逃げ切ったファンバールレの手に渡った。新たに総合首位に立った22歳ファンバールレはクヴィアトコウスキーと19秒差で最終日のロンドン個人タイムトライアルを走る。
選手コメントはレース公式サイトより。
ツアー・オブ・ブリテン2014第7ステージ結果
1位 ジュリアン・ヴェルモト（ベルギー、オメガファーマ・クイックステップ） 5h12'34"
2位 イグナタス・コノヴァロヴァス（リトアニア、MTNキュベカ） +23"
3位 ディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ）
4位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ） +1'20"
5位 ラーシュペッテル・ノルダーグ（ノルウェー、ベルキン）
6位 ケヴィン・イスタ（ベルギー、IAMサイクリング）
7位 ディラン・テウンス（ベルギー、BMCレーシング）
8位 シルヴァン・シャヴァネル（フランス、IAMサイクリング）
9位 フランチェスコ・ボンジョルノ（イタリア、バルディアーニCSF）
10位 エドアルド・ザルディーニ（イタリア、バルディアーニCSF）
個人総合成績
1位 ディラン・ファンバールレ（オランダ、ガーミン・シャープ） 30h22'02"
2位 ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ） +19"
3位 エドアルド・ザルディーニ（イタリア、バルディアーニCSF） +25"
4位 ニコラス・ロッシュ（アイルランド、ティンコフ・サクソ） +35"
5位 ディラン・テウンス（ベルギー、BMCレーシング） +45"
6位 ヨン・イサギーレ（スペイン、モビスター） +47"
7位 ブラドレー・ウィギンズ（イギリス、チームスカイ） +49"
8位 ダビ・ロペスガルシア（スペイン、チームスカイ） +51"
9位 セバスティアン・レイヘンバッハ（スイス、IAMサイクリング） +59"
10位 アレックス・ダウセット（イギリス、モビスター）
ポイント賞
ミカル・クヴィアトコウスキー（ポーランド、オメガファーマ・クイックステップ）
山岳賞
マーク・マクナリー（イギリス、アンポスト・チェーンリアクション）
チーム総合成績
IAMサイクリング
text:Kei Tsuji
photo:www.tourofbritain.co.uk
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