2014/08/23(土) - 09:16
コーダーブルームの2015ラインナップより、ロードバイクの「Farna（ファーナ）」シリーズを紹介する。ブランド初となる本格的レーシングカーボンバイク「FarnaPRO」と軽量アルミバイク「Farna SL」が新たに登場。快適性を重視する「Farna S」シリーズには11速の新型105仕様が追加された。
コーダーブルーム Farna PRO
コーダーブルーム Farna PRO（マットブラック） (c)コーダーブルーム
トップチューブはブランドカラーのイエロー、ホワイト、ブルーのグラデーション 
フォークの内側にもグラデーションが配される
新たなフラッグシップモデルに位置付けられる「Farna PRO」は、ブランド初となる本格的なフルカーボン製レーシングモデル。フレーム素材は剛性を重視して、各社のレースモデルに採用される東レのT700とT800という2種類のカーボンを組み合わせている。
フレーム形状は直線的で一見シンプルながら、実際に目の前にすると各チューブの形状を巧みに変化させた複雑なデザインとなっていることがわかる。BB86規格や下側1-1/2のテーパーヘッドを採用し、BB付近やヘッドチューブ付近にボリュームを持たせ、素材の特性と併せて高い剛性を実現。一方で、負荷の小さな中央部をスリムにしたり、つぶしを入れることで必要な剛性を維持しつつ無駄な部位を削ぎ落した。結果、フレーム単体重量は985g（520サイズ）をマーク。
光に当たると色味が変化するラメ仕様だ 
日本人に多い右前/左後ブレーキに対応したケーブルルーティング
BB86規格を採用したBBシェル。電動コンポーネント用のケーブル穴も設けられている 
つぶしの入ったチェーンステー
また、ケーブル類を全て内蔵とし、ヘッドチューブ上側をトップキャップとの一体デザインとするなどエアロダイナミクスにも配慮。ヘッドチューブ周りのケーブル挿入口は日本人に多い右前/左後ブレーキに対応し、電動コンポーネントのケーブルも内蔵可能とした。組み合わせられるフォークも剛性を重視したフルカーボン製で、350gと必要充分な軽さとした一方で安定したハンドリング特性に貢献している。
販売パッケージは完成車とフレームセットの2種類。完成車はコンポーネントにシマノ9000系デュラエース、ホイールにWH-9000-C35-CL、ハンドル周りにPRO PLTを採用し、6.9kgに仕上げている。サイズは490、520、540の3種類。カラーはトップチューブやフォークブレードの内側にグラデーションを配し、光の辺り具合で色味が変化するマットブラックの1色展開となる。
コーダーブルーム Farna PRO
フレーム：T700+T800 Carbon
フォーク：Carbon, 1-1/8～1-1/2
コンポーネント：シマノ 9000系デュラエース
ホイール：シマノ WH-9000-C35-CL
タイヤ：コンチネンタル GrandPrix4000S（700×25C）
ハンドル、ステム、シートポスト：PRO PLT
サイズ（適応身長）：490（160-170cm）、520（165-175cm）、540（170-180cm）
カラー：マットブラック
重 量：フレーム985g、フォーク350g、完成車6.9kg（520サイズ）
価 格：800,000円（税抜、デュラエース完成車）、290,000円（税抜、フレームセット）
コーダーブルーム Farna S
コーダーブルーム Farna 5800S（ホワイト） (c)コーダーブルーム
素材はT700とM30の2種類のカーボンを組み合わせる 
樽型のヘッドチューブによって安定性を高めつつ、湾曲したトップチューブで積極的に振動を吸収
5800系仕様が追加されたFarna Sは、ビギナーをターゲットとしたミドルグレードのカーボンロードバイク。素材は東レのT700ハイモジュラスカーボンをベースに、大きな負荷が掛かる部分には更に高弾性なM30を使用し、走りの軽さと快適な乗り心地を両立した。
フレーム設計は、大径のダウンチューブとチェーンステーで剛性を担い、細身のシートステーと緩やかに湾曲したトップチューブで衝撃を吸収するというトレンドに倣ったデザインとしている。加えて、ボトムブラケットはBB86として伝達効率の向上を図り、下側1-1/4インチの上下異径ヘッドチューブによって振動吸収製を維持しつつ優れた操縦性を実現。なお、2015年モデルよりワイヤーが内蔵化された。
コーダーブルーム Farna 5800S（ブラック） (c)コーダーブルーム
コーダーブルーム Farna 6800S（ブラック） (c)コーダーブルーム
コーダーブルーム Farna 9000S（マットブラック） (c)コーダーブルーム
販売パッケージは9000系デュラエース仕様、6800系アルテグラ仕様、5800系105仕様の3種類の完成車とフレームセットの計4タイプが展開される。フレームはいずれも共通で、サイズは430サイズを追加し4種類の展開に。身長155cmから190cmまでをカバーする。完成車重量はデュラエース仕様の500サイズで6.6kg。
コーダーブルーム Farna S
フレーム：東レ製T700+M30カーボン
フォーク：東レ製T700+M30カーボン
サイズ（適応身長）：430（155-170cm）470（165-175cm)、500(170-185cm)、530（180-190cm）
カラー：マットブラック（デュラエース仕様＆フレームセット）、ブラック（アルテグラ仕様＆フレームセット）、ホワイト、ブラック（105完成車）
重 量：6.6kg（500mm、デュラエース仕様）
価 格：
■シマノ9000系デュラエース+シマノWH-9000-C24-CL 510,000円（税抜）
■シマノ6800系アルテグラ+シマノWH-6800 330,000円（税抜）
■シマノ5800系105+シマノWH-RS21 260,000円（税抜）
■フレームセット 210,000円（税抜）
コーダーブルーム Farna SL
コーダーブルーム Farna SL ULTEGRA（マットブラック/マットガンメタル） (c)コーダーブルーム
新モデルの「 Farna SL」はレーシーな乗り味の軽量アルミバイク。素材にはEAST-SLと名付けられた重量比剛性に優れる6011Aアルミ合金を採用。各チューブの成型はハイドロフォーミングによって行われ、ダウンチューブを大口径の長方形断面、トップチューブを扁平とすることで剛性を高めつつも快適性に配慮した。
成型されたチューブはスマートウェルディング技術によって接合され、更に溶接痕を滑らかにすることで強度を高めている。なおケーブル類はフル内蔵で、日本人に多い右前/左後ブレーキ対応したルーティングとしている。
アルミの質感を活かした仕上がり 
溶接痕を滑らかにすることで強度を高めている
ダウンチューブは長方形断面として剛性を高めている 
BB86規格を採用したワイドなBBシェル
販売パッケージは完成車のみで、シマノ6800系アルテグラ仕様と5800系105仕様の2種類がラインナップ。サイズは430、465、500の3種類。カラーはアルテグラ仕様がマットブラック/マットガンメタル、105仕様がマットブラック/マットシルバーで、共にアルミの質感を活かした仕上がりだ。
コーダーブルーム Farna SL 105（マットブラック/マットシルバー） (c)コーダーブルーム
コーダーブルーム Farna SL
フレーム：AL6011 EAST-SL
フォーク：Full Carbon Fork 1-1/8 ～ 1-1/4
コンポーネント：シマノ 6800系アルテグラ、5800系105
ホイール：シマノ WH-6800（アルテグラ仕様）、WH-RS61（5800系105）
サイズ（適応身長）：430（155-170cm）、465（165-175cm）、500（170-190cm）
カラー：マットブラック/マットガンメタル（アルテグラ仕様）、マットブラック/マットシルバー（105仕様）
重 量：7.4kg（500サイズ、アルテグラ仕様）
価 格：230,000円（税抜、アルテグラ仕様）、175,000円（税抜、105仕様）
photo:Yuya.Yamamoto
コーダーブルーム Farna PRO
コーダーブルーム Farna PRO（マットブラック） (c)コーダーブルームトップチューブはブランドカラーのイエロー、ホワイト、ブルーのグラデーション フォークの内側にもグラデーションが配される 新たなフラッグシップモデルに位置付けられる「Farna PRO」は、ブランド初となる本格的なフルカーボン製レーシングモデル。フレーム素材は剛性を重視して、各社のレースモデルに採用される東レのT700とT800という2種類のカーボンを組み合わせている。
フレーム形状は直線的で一見シンプルながら、実際に目の前にすると各チューブの形状を巧みに変化させた複雑なデザインとなっていることがわかる。BB86規格や下側1-1/2のテーパーヘッドを採用し、BB付近やヘッドチューブ付近にボリュームを持たせ、素材の特性と併せて高い剛性を実現。一方で、負荷の小さな中央部をスリムにしたり、つぶしを入れることで必要な剛性を維持しつつ無駄な部位を削ぎ落した。結果、フレーム単体重量は985g（520サイズ）をマーク。
光に当たると色味が変化するラメ仕様だ 日本人に多い右前/左後ブレーキに対応したケーブルルーティング BB86規格を採用したBBシェル。電動コンポーネント用のケーブル穴も設けられている つぶしの入ったチェーンステー また、ケーブル類を全て内蔵とし、ヘッドチューブ上側をトップキャップとの一体デザインとするなどエアロダイナミクスにも配慮。ヘッドチューブ周りのケーブル挿入口は日本人に多い右前/左後ブレーキに対応し、電動コンポーネントのケーブルも内蔵可能とした。組み合わせられるフォークも剛性を重視したフルカーボン製で、350gと必要充分な軽さとした一方で安定したハンドリング特性に貢献している。
販売パッケージは完成車とフレームセットの2種類。完成車はコンポーネントにシマノ9000系デュラエース、ホイールにWH-9000-C35-CL、ハンドル周りにPRO PLTを採用し、6.9kgに仕上げている。サイズは490、520、540の3種類。カラーはトップチューブやフォークブレードの内側にグラデーションを配し、光の辺り具合で色味が変化するマットブラックの1色展開となる。
コーダーブルーム Farna PRO
フレーム：T700+T800 Carbon
フォーク：Carbon, 1-1/8～1-1/2
コンポーネント：シマノ 9000系デュラエース
ホイール：シマノ WH-9000-C35-CL
タイヤ：コンチネンタル GrandPrix4000S（700×25C）
ハンドル、ステム、シートポスト：PRO PLT
サイズ（適応身長）：490（160-170cm）、520（165-175cm）、540（170-180cm）
カラー：マットブラック
重 量：フレーム985g、フォーク350g、完成車6.9kg（520サイズ）
価 格：800,000円（税抜、デュラエース完成車）、290,000円（税抜、フレームセット）
コーダーブルーム Farna S
コーダーブルーム Farna 5800S（ホワイト） (c)コーダーブルーム素材はT700とM30の2種類のカーボンを組み合わせる 樽型のヘッドチューブによって安定性を高めつつ、湾曲したトップチューブで積極的に振動を吸収 5800系仕様が追加されたFarna Sは、ビギナーをターゲットとしたミドルグレードのカーボンロードバイク。素材は東レのT700ハイモジュラスカーボンをベースに、大きな負荷が掛かる部分には更に高弾性なM30を使用し、走りの軽さと快適な乗り心地を両立した。
フレーム設計は、大径のダウンチューブとチェーンステーで剛性を担い、細身のシートステーと緩やかに湾曲したトップチューブで衝撃を吸収するというトレンドに倣ったデザインとしている。加えて、ボトムブラケットはBB86として伝達効率の向上を図り、下側1-1/4インチの上下異径ヘッドチューブによって振動吸収製を維持しつつ優れた操縦性を実現。なお、2015年モデルよりワイヤーが内蔵化された。
コーダーブルーム Farna 5800S（ブラック） (c)コーダーブルームコーダーブルーム Farna 6800S（ブラック） (c)コーダーブルームコーダーブルーム Farna 9000S（マットブラック） (c)コーダーブルーム販売パッケージは9000系デュラエース仕様、6800系アルテグラ仕様、5800系105仕様の3種類の完成車とフレームセットの計4タイプが展開される。フレームはいずれも共通で、サイズは430サイズを追加し4種類の展開に。身長155cmから190cmまでをカバーする。完成車重量はデュラエース仕様の500サイズで6.6kg。
コーダーブルーム Farna S
フレーム：東レ製T700+M30カーボン
フォーク：東レ製T700+M30カーボン
サイズ（適応身長）：430（155-170cm）470（165-175cm)、500(170-185cm)、530（180-190cm）
カラー：マットブラック（デュラエース仕様＆フレームセット）、ブラック（アルテグラ仕様＆フレームセット）、ホワイト、ブラック（105完成車）
重 量：6.6kg（500mm、デュラエース仕様）
価 格：
■シマノ9000系デュラエース+シマノWH-9000-C24-CL 510,000円（税抜）
■シマノ6800系アルテグラ+シマノWH-6800 330,000円（税抜）
■シマノ5800系105+シマノWH-RS21 260,000円（税抜）
■フレームセット 210,000円（税抜）
コーダーブルーム Farna SL
コーダーブルーム Farna SL ULTEGRA（マットブラック/マットガンメタル） (c)コーダーブルーム新モデルの「 Farna SL」はレーシーな乗り味の軽量アルミバイク。素材にはEAST-SLと名付けられた重量比剛性に優れる6011Aアルミ合金を採用。各チューブの成型はハイドロフォーミングによって行われ、ダウンチューブを大口径の長方形断面、トップチューブを扁平とすることで剛性を高めつつも快適性に配慮した。
成型されたチューブはスマートウェルディング技術によって接合され、更に溶接痕を滑らかにすることで強度を高めている。なおケーブル類はフル内蔵で、日本人に多い右前/左後ブレーキ対応したルーティングとしている。
アルミの質感を活かした仕上がり 溶接痕を滑らかにすることで強度を高めている ダウンチューブは長方形断面として剛性を高めている BB86規格を採用したワイドなBBシェル 販売パッケージは完成車のみで、シマノ6800系アルテグラ仕様と5800系105仕様の2種類がラインナップ。サイズは430、465、500の3種類。カラーはアルテグラ仕様がマットブラック/マットガンメタル、105仕様がマットブラック/マットシルバーで、共にアルミの質感を活かした仕上がりだ。
コーダーブルーム Farna SL 105（マットブラック/マットシルバー） (c)コーダーブルームコーダーブルーム Farna SL
フレーム：AL6011 EAST-SL
フォーク：Full Carbon Fork 1-1/8 ～ 1-1/4
コンポーネント：シマノ 6800系アルテグラ、5800系105
ホイール：シマノ WH-6800（アルテグラ仕様）、WH-RS61（5800系105）
サイズ（適応身長）：430（155-170cm）、465（165-175cm）、500（170-190cm）
カラー：マットブラック/マットガンメタル（アルテグラ仕様）、マットブラック/マットシルバー（105仕様）
重 量：7.4kg（500サイズ、アルテグラ仕様）
価 格：230,000円（税抜、アルテグラ仕様）、175,000円（税抜、105仕様）
photo:Yuya.Yamamoto
リンク
Amazon.co.jp
