イタリアの老舗ブランド、ウィリエールのフラッグシップマシン2台のモデルチェンジを発表。2015年モデルとなる新しいZero7とZero9は、形状やシステムなどの見直しにより、2014年モデルから更なる進化を果たしている。取り扱いは服部産業。



Zero7(ゼロセッテ)

ウィリエール Zero7 イタリアントリコロールウィリエール Zero7 イタリアントリコロール (c)服部産業
新型Zero7は、軽量性を犠牲にすることなくチェントウノシリーズで採用されたカムテール理論を用いたエアロチューブを採用した軽量バイクだ。今年のジロ・デ・イタリアでファビオ・ドゥアルテ(コロンビア)が第19ステージから駆り、一躍注目を浴びた。曲線を多用した旧型のZero7に対し、チェントウノSRのような直線的なフォルムに一新された。

モノコックで構成されるフレームには、旧型のZero7と同じく60トンカーボンとSEIフィルムを採用。非常に複雑な形状のヘッドチューブと組み合わせられるインテグレーテッドフォークは耐ねじれ剛性を向上させ、軽量性を引き出しながらも剛性を向上させた。大口径のBB386EVOや左右非対称のチェーンステーは従来モデルより引き継がれており、シートポスト径が27.2mmと細くなることでエキップメントの軽量と振動吸収性の向上が図られた。

カラーはマットブラックと、フレーム販売のみライムイエロー、コロンビア、ブルー、イタリアントリコロールの4色が展開される。

ウィリエール Zero7 マットブラックウィリエール Zero7 マットブラック (c)服部産業ウィリエール Zero7 ライムイエローウィリエール Zero7 ライムイエロー (c)服部産業

ウィリエール Zero7 コロンビアウィリエール Zero7 コロンビア (c)服部産業ウィリエール Zero7 ブルーウィリエール Zero7 ブルー (c)服部産業


Zero7 2015年モデル スペック
フレーム:60Tカーボン+SEIフィルム
フォーク:60Tカーボン+SEIフィルム
コンポーネント:シマノ・デュラエース9000
ホイール:シマノ・WH-9000-C24TL
タイヤ:ヴィットリア・オープンコルサCX 700×23C
ハンドルバー:リッチー・WCSカーブアルミ
ステム:リッチー・WCS 4-AXIS
サドル:プロロゴ・スクラッチ2
シートポスト:リッチー・スーパーロジックカーボン
フレームセット重量:1100g(Mサイズ)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:マットブラック
価格:シマノ・デュラエース完成車価格806,000円/フレーム価格520,000円(税抜)
(イタリアペイントはライムイエロー、コロンビア、ブルー、イタリアントリコロールの4色でフレーム販売のみ価格570,000円(税抜))



Zero9(ゼロノヴェ)

ウィリエール Zero9 マットブラック/レッドウィリエール Zero9 マットブラック/レッド (c)服部産業
新型Zero9は、今年の全米選手権でエリック・マルコッテ(チームスマートストップ)が駆り、優勝したマシンだ。クラシックなレーシングバイクのデザインのZero9はカーボンのレイアップを見直し、インテグレテッドケーブルシステムに一新された。

モノコックで構成されるフレームには、Zero7と同じく60トンカーボンを採用。Cento1SRとほぼ同じ運動性能を有しながら、使いやすいノーマルのシートポストと優れた加速性を併せ持った。

大口径のBB386EVOや左右非対称のチェーンステーは従来モデルより引き継がれ、カラーは鮮やかなマットブラック/レッドとブラック/イエローの2色展開となった。

ウィリエール Zero9 ブラック/イエローウィリエール Zero9 ブラック/イエロー (c)服部産業
Zero9 2015年モデル スペック
フレーム:60Tカーボン
フォーク:60Tカーボン
コンポーネント:シマノ・アルテグラ6800
ホイール:シマノ・WH-RS11
タイヤ:ヴィットリア・トパジオ 700×23C
ハンドルバー:リッチー・WCSカーブアルミ
ステム:リッチー・WCS 4-AXIS
サドル:プロロゴ・スクラッチ2
シートポスト:リッチーWCSアルミ
フレームセット重量:1300g(Mサイズ)
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:マットブラック/レッド、ブラック/イエロー
価格:シマノ・アルテグラ完成車価格343,000円/フレーム価格270,000円(税抜)

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