スイスを拠点とする高性能スポーツバイクブランド BMCより、impec(インペック)の限定カラーフレームセットが完全受注生産で発売される。BMCレーシングチームに所属するスイスチャンピオン、ミヒャエル・シェアーが駆るスペシャルカラーだ。



BMC impec Swiss Edition(写真は完成車イメージ)BMC impec Swiss Edition(写真は完成車イメージ) (c)MakotoAYANO/cyclowired.jp
今回発売される予定のimpec Swiss Editionは、2013年スイスロードチャンピオンを獲得したミヒャエル・シェアーが駆るものと同様のペイントを施したスペシャルエディション。ブラックをベースに、スイス国旗をイメージしたホワイト×レッドのカラーリングが施される。

またシートチューブにはスイス国旗が記され、そのサイド部分には「Swiss Edition」(画像はSwiss Championとなっているが、製品版では置き換えられる予定)のインレタが。シェアー本人が駆るバイクはヘッドチューブにもスイス国旗が入るが、販売品はBMCロゴに変更される。ナショナルチャンピオンカラーでありながら、馴染みやすく落ち着いたデザインだ。

撮影バイクとは異なり製品版では「Swiss Edition」の文字が入れられる撮影バイクとは異なり製品版では「Swiss Edition」の文字が入れられる ヘッドラグはホワイトでペイントヘッドラグはホワイトでペイント フロントフォークもスイス国旗を表すレッドカラーフロントフォークもスイス国旗を表すレッドカラー


ベースとなったimpecについて説明しておこう。「impeccable(完璧)」という言葉から名付けられた「impec」は、完全スイスメイドのハイエンドレーシングバイク。サーモプラスチックとカーボンによって成型されたシェルによってカーボンパイプを挟み込むという独特の構造は、2011年のデビュー当時、大いなる驚きを持って迎えられた。

各カーボンチューブはimpec専用に用意された特殊な編み上げ機械で製造されており、カーボンの継ぎ目を無くし、強度の平均化を保つことや、繊維の密度を変えることで、様々な特性を持たせることを可能にしているという。クリア塗装の下から浮き上がる、impecならではの編みめ模様が特徴的だ。

スイス生産であることを表すインレタスイス生産であることを表すインレタ ラグドフレームを採用したimpec。プロ使用のハイエンドモデルだラグドフレームを採用したimpec。プロ使用のハイエンドモデルだ


BMC impec スイスチャンピオンカラーに乗るミヒャエル・シェアーBMC impec スイスチャンピオンカラーに乗るミヒャエル・シェアー (c)www.bmcracingteam.com2011年にデビューし、当時カデル・エヴァンスらがツール・ド・フランスで駆ったimpecだが、その性能は2014年モデルにおいても一級品。それはミヒャエル・シェアーをはじめ、トル・フースホスト(ノルウェー)など選手らが現在レースで使用していることからも明らかであろう。

「impec Swiss Edition」はフレームセットのみの販売で、納期は6月の予定。シェアー本人のサイン付きジャージが付属し、価格は630,000円(税抜)だ。取り扱いはフタバ商店。


BMC impec Swiss Edition フレームセット
フレーム:impec Carbon LSW
フォーク:impec, Carbon
シートポスト:impec integrated, Carbon
カラー:スイスチャンピオンエディション
価格:630,000円(税抜)

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