ジロ・デ・イタリア主催者RCSスポルトが手がけるドバイツアー(UCI2.1)の詳細が発表された。UAE(アラブ首長国連邦)を舞台に、第一回大会は2月5日から8日まで4日間の日程で開催。ツアー・オブ・カタールやツアー・オブ・オマーンと連戦する選手が増えそうだ。



ドバイツアー2014コース全体図ドバイツアー2014コース全体図 photo:dubaitour.comRCSスポルトとドバイスポーツ協議会がタッグを組んで産声をあげるドバイツアー。開催期間は2月5日から8日までの4日間で、UCIアジアツアーに組み込まれる。レースカテゴリーはクラス1だ。

初日は10kmの個人タイムトライアルで、その後に3つの平坦ステージが続く。第2ステージのゴール地点は人工島のパーム・ジュメイラ。第3ステージは最も起伏のあるレイアウトで、終盤にかけて標高495mと標高417mの山岳が組み込まれている。最終ステージは世界一高い超高層ビル「ブルジュハリファ(830m)」にゴールする予定だ。いずれも幹線道路を大々的に封鎖するレイアウトであり、地元ドバイの強力なバックアップを感じさせる。

ドバイツアー2014レーススケジュール
2月5日(水)第1ステージ
      ドバイ〜ドバイ 10.0km(個人TT)
2月6日(木)第2ステージ
      ドバイ〜パームジュメイラ 121.6km
2月7日(金)第3ステージ
      ドバイ〜ハッタ 162.3km
2月8日(土)第4ステージ
      ドバイ〜ブルジュハリファ 124km

ドバイで行なわれたレースプレゼンテーションドバイで行なわれたレースプレゼンテーション photo:dubaitour.com
出場するのは16チーム・8名ずつ。11のUCIプロチームが出場予定であり、マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、オメガファーマ・クイックステップ)やファビアン・カンチェラーラ(スイス、トレックファクトリーレーシング)、マルセル・キッテル(ドイツ、アルゴス・シマノ)、ペーター・サガン(スロバキア、キャノンデールプロサイクリング)らが平坦レースに挑む。世界チャンピオンのルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ)やホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)の出場の可能性もあると言う。その他、UCIアジアツアーランキング上位3チームと、UCIコンチネンタルチームのドバイ・スカイダイブ、そしてUAEナショナルチームがスタートラインに並ぶ予定だ。

なお、ドバイツアー最終日の翌日にはツール・ド・フランス主催者ASOが主催するツアー・オブ・カタール(2月9日〜14日)が開幕する。スケジュールはタイトだが、ドバイ〜ドーハは飛行機で1時間の距離であり、連戦出場する選手は多いと思われる。カタールの4日後には、同じくASO主催のツアー・オブ・オマーン(2月18日〜23日)が開幕。ドバイ、カタール、オマーンの中東三連戦がシーズン序盤のトレンドになりそうだ。



text:Kei Tsuji

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