GPS内蔵サイクルコンピューターにおいて高いシェアを誇るガーミン。国内正規代理店を務めるいいよねっとより、サイクルコンピューターEdgeシリーズに対応するパワーセンサー内蔵ペダル「Vector J」が2013年11月28日より発売開始となることが発表された。

あらゆる種類のクランクに装着可能だあらゆる種類のクランクに装着可能だ (c)いいよねっと
VectorJの最たる特徴はパワー計測を行うひずみセンサーがペダルに内蔵されている「ペダル式」パワーメーターであること。クランクの上死点から下死点への踏み足時の正方向の力に加え、駆動損失となる下死点から上死点への引き足時の負方向のパワーをセンシングする技術を用いている。

ひずみセンサーは左右のベダルにそれぞれ内蔵されており、左右のペダルが独立して計測を行うため、左右の合算出力のみならず、左右のパワーバランスも計測可能になった。今後はソフトウェアのアップデートによって、トルク効率(有効出力%)などペダリングレベルを計測することも可能となるという。

ペダリングにおける左右のパワーバランスも計測・表示可能だペダリングにおける左右のパワーバランスも計測・表示可能だ ガーミンコネクト上では時間による左右バランスの変化を可視化できるガーミンコネクト上では時間による左右バランスの変化を可視化できる (c)いいよねっと


測定項目はパワー(ワット数)や左右のバランス、平均パワー、パワーFTP、トレーニングストレススコア(TSS)、標準化パワー(NP)、強度係数(IF)、kj(キロジュール)、トルク効率、ペダルスムーズネス、ケイデンスなど多岐に渡る。なお、トルク効率、ペダルスムーズネスはアップデートとして対応を予定しているほか、新たな計測項目の追加が期待できる。

ペダル本体は入手性が高いルック社のKeOシリーズのクリートと互換性を持つ。既存のパワーメーターとは異なり、クリート以外は互換性や寸法に制限されることが比較的少ないため、クランクやホイールを自由にチョイスできるメリットは大きいと言える。(現在、FSA K-Forse LightとSpecialized S-Worksクランクには取り付けできないことが確認されている)

ひずみセンサーを内蔵した専用ペダルとデータをEdgeに送信するペダルポッドがセットとなるひずみセンサーを内蔵した専用ペダルとデータをEdgeに送信するペダルポッドがセットとなる (c)いいよねっと
対応するサイクルコンピューターはEdge500J、Edge510J、Edge800J、Edge810J、そしてForeAthlete910XTJの5つ。もちろん、VectorJはガーミンのデバイスと共に使用することを前提として開発されたため、機器間の相性問題が発生する可能性は極めて低い。走行データの解析はこれまでと同様にガーミン・コネクトを介して行うことができる。

自転車への取り付けは汎用的なペダルレンチを用いてペダル交換を行うだけ、電池交換はコインなどでカバーを外すだけとメンテナンスは至ってシンプルだ。電池は手軽に入手できるボタン電池 CR2032を採用するため、出先での電池切れに対応することも容易だ。購入後のアフターメンテナンスが煩雑に必要ないことは、1分1秒でも長くトレーニングしたいというホビーサイクリストにとっては大きな魅力といえるだろう。

Vector Jは日本版のみトラブルが発生した際に国内代理店「いいよねっと」のサポートを受けることが可能だ。発売時期は2013年11月末ごろに予定されている。
また、11月2日(土)~4日(月)に幕張メッセにて開催されるサイクルモード2013の東京会場では実機のお披露目が行われる予定とのこと。価格は189,000円(税込)だ。



ガーミン VectorJ
重量(片側):ペダル152g、ペダルポッド(出力送信機)23g、クリート&ネジ類38g
稼働時間:175時間(CR2032)
通信規格:ANT+
クリート:ルック KeO 互換
防 水:IPX7(日常生活防水)
測定項目:パワー、左右バランス、平均パワー、パワーFTP、トレーニングストレススコア(TSS)、標準化パワー(NP)、強度係数(IF)、kj(キロジュール)、トルク効率、ペダルスムーズネス、ケイデンスなど
※対応メーターにより一部表示可能項目可否あり
付属品:VECTORペダル、ペダルポッド、クリート、USBANTスティック、取扱説明書、正規品アフターサポートカード
価 格:189,000円(税込)
発売予定日:2013年11月末ごろ