ラスト2周でひとつになった70人の集団はゴールスプリントへ。先行したマリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ)を畑中勇介(シマノレーシング)がかわして優勝。女子は吉川美穂(Team ASAHI)が優勝。

畑中勇介(シマノレーシング)が優勝畑中勇介(シマノレーシング)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI
女子 吉川美穂(Team ASAHI)が優勝女子 吉川美穂(Team ASAHI)が優勝 photo:Hideaki TAKAGI第3回JBCF知多半島・美浜クリテリウムが10月13日(日)、愛知県美浜町の公道で行われた。Jプロツアーとしては昨年から2回目、1周3.75kmの周回コースで、一ヶ所緩い上りがある。当日は朝から快晴、強めの北風が終日吹き、ゴールへ向かう直線が強い向かい風区間に。

吉川美穂(Team ASAHI)がスプリントを制する
9周目、先頭の8人9周目、先頭の8人 photo:Hideaki TAKAGI
9周33.75kmで行われた女子、1周目から仕掛けるのは坂口聖香(パナソニックレディース)。5周目の坂口のアタックで5人の先頭集団ができる。上りで金子広美(イナーメ信濃山形-EFT)がペースを上げるが5人は崩れない。このままゴールスプリントとなり、これを吉川が制して優勝。

JPTのスピードレース最終戦
14周目、先頭からビセンテ・ガルシア(マトリックスパワータグ)がメイン集団へ下がる14周目、先頭からビセンテ・ガルシア(マトリックスパワータグ)がメイン集団へ下がる photo:Hideaki TAKAGI
今年のJプロツアーも、この美浜と2週間後の山岳レースの輪島を残すだけ。スピードレースとしてはこの美浜が最終。昨年の覇者、ヴィズィアックと2連勝中のビセンテ・ガルシア擁するマトリックスパワータグ、いわきで3位に入って復調をアピールする鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)、大久保陣のスプリントにかけるチーム右京、吉田隼人と畑中勇介で狙うシマノレーシング、そして福田真平と木守望に期待のAISAN Development Team U-26らが参戦。
16周目、各チームが隊列を組んで終盤へ16周目、各チームが隊列を組んで終盤へ photo:Hideaki TAKAGI
P1は20周75kmのレース。スタートアタックは阿部嵩之(チーム右京)。2周目に6人の逃げができるが3周目に吸収。その後も単発のアタックはかかるが決まらない。5周目に逃げていた野中竜馬(シマノレーシング)が吸収されたタイミングで、阿部がアタック。これをきっかけに4人が、さらに4人が合流して8人の逃げが完成。

序盤からガルシアを含む8人の逃げ

8人はビセンテ・ガルシア、永良大誠(マトリックスパワータグ)、普久原奨・飯野智行(宇都宮ブリッツェン)、入部正太朗(シマノレーシング)、紺野元汰(湘南ベルマーレ)、ジュリアン・メゴー(Peugeot Neilpryde Lacasse Pro)そして阿部だ。この中ではガルシアが連勝中で、各チームともガルシアのそこからの逃げを警戒する。
18周目、逃げ続けた先頭も牽制に18周目、逃げ続けた先頭も牽制に photo:Hideaki TAKAGI
メイン集団との差は最大で1分。クラブチームやキャノンデール・チャンピオンシステムらが集団をコントロール。中盤はこの構図が続く。終盤に向けてメイン集団はAISAN Development Team U-26の伊藤雅和と平塚吉光が牽引して、先頭との差は30秒を切る。
ゴール前ゴール前 photo:Hideaki TAKAGI
14周目、先頭の8人からガルシアが25秒差に迫ったメイン集団へ戻る。マトリックスパワータグはヴィズィアックでゴールを狙うためだ。この動きで各チームともゴールスプリントを狙い、隊列を組んで備える。先頭の7人は逃げ続けるがラスト2周で吸収される。

ラスト2周からは単独のアタックはあるが続かず、70人でのゴールスプリントへ。チーム右京は大久保陣で狙うが隊列が乱れる。そしてヴィズィアック先行でゴールへ。ここで後方から畑中が抜け出しゴール前でヴィズィアックをかわして優勝。大久保は自力で上がって3位に。

「これから調子を上げていきたい」畑中勇介
E1 ゴールE1 ゴール photo:Hideaki TAKAGI
「大集団でのスプリント勝負で勝ったのは記憶にないですね。今日は自信を持ってスプリントに入りました。好調の入部が逃げに入ったのでそこで逃げ切っても良かったし、つかまっても(吉田)隼人か僕が行くという作戦でした。これからジャパンカップ、おきなわと調子を上げていきたいです」
E2 ゴールE2 ゴール photo:Hideaki TAKAGI
野寺秀徳監督も「序盤から動いて入部が逃げ切っても良かったし、チームとしてうまく機能していた」とチームでの動きを評価。ヴィズィアックと吉田の一騎打ちに思えたときにヴィズィアックの背後から畑中が抜け出したのは「第2プラン」だった。

結果
P1 75km
1位 畑中勇介(シマノレーシング)1時間47分14秒
2位 マリウス・ヴィズィアック(マトリックスパワータグ)
3位 大久保陣(チーム右京)+01秒
4位 吉田隼人(シマノレーシング)
5位 木守望(AISAN Development Team U-26)
6位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
7位 福田真平(AISAN Development Team U-26)
8位 小室雅成(イナーメ信濃山形)
9位 藤岡克磨(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)
10位 長野耕治(JPスポーツテストチーム・マッサ・アンデックス)
E3 1組ゴールE3 1組ゴール photo:Hideaki TAKAGI
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(チーム右京)
U23リーダー 西村大輝(シマノレーシング)
E3 2組ゴールE3 2組ゴール photo:Hideaki TAKAGI
女子 33.75km
1位 吉川美穂(Team ASAHI)1時間01分56秒
2位 坂口聖香(パナソニックレディース)+01秒
3位 金子広美(イナーメ信濃山形-EFT)

E1 45km
1位 秋山悟郎(GRUPPO ACQUA TAMA)1時間08分46秒
2位 野口忍(TEAM☆ルパン・ttm)+01秒
3位 柳瀬慶明(チーム・アヴェル)
4位 豊田勝徳(チーム・アヴェル)
5位 井戸川真一(VC Fukuoka)
6位 福田透(ナカガワAS.K'デザイン)

E2 33.75km
1位 内藤風真(ボンシャンス)53分22秒
2位 森田大理(TSU RACING)
3位 石堂大悟(チームサイクルプラス)
4位 木本慎也(ネクストリーム)
5位 作田大祐(スミタ・ラバネロ)
6位 長瀬広俊(岩井商会レーシング)

E3 1組  33.75km
1位 村田将平(ネクストリーム)52分04秒
2位 井上政貴(MoricoWave勇城)
3位 大平泰裕(イナーメ信濃山形-EFT)
4位 堤弘輝(たかだフレンドレーシング)
5位 青柳雅人(セオレーシング)+01秒
6位 村上卓穂(Tyrell Kagawa Racing)

E3 2組 33.75km
1位 西島優太郎(DOKYU HOKKAIDO)51分32秒
2位 青木亮太(ミソノイレーシング)
3位 森下陽(バルバクラブ)
4位 大島理彦(ラヴニールあづみの)
5位 和田康之(soleil de lest)
6位 鈴木亮(SPADE・ACE)

photo&text:高木秀彰
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