ロード世界選手権3日目、フィレンツェの市街を走る22.05kmで行なわれたジュニア男子個人タイムトライアルで、イゴール・デクラーン(ベルギー)が優勝。岡篤志(キャノンデールチャンピオンシステム)が29位に入った。



スタート台を駆け下りるイゴール・デクラーン(ベルギー)スタート台を駆け下りるイゴール・デクラーン(ベルギー) photo:Kei Tsuji1995年と1996年生まれの選手を対象にしたジュニア男子個人タイムトライアル。各国の期待を背負う84名の若手たちが1分30秒毎にスタートを切った。

トップに8秒届かず2位 マティアス・クリグバウム(デンマーク)トップに8秒届かず2位 マティアス・クリグバウム(デンマーク) photo:TDWsport/Kei Tsujiほぼ真っ平らな全長22.05kmのコースはエリート女子と共通で、断続的に登場するコーナーやフィレンツェ旧市街の石畳が選手たちに慎重な走りを強いる。コーナリング能力が大きくタイムに影響するコースと言える。

ジーク・モストフ(アメリカ)のスタートまで残り4秒ジーク・モストフ(アメリカ)のスタートまで残り4秒 photo:Kei Tsuji最後から2番目にスタートしたベルギーのイゴール・デクラーンは、第1計測(12.5km)と第2計測(16.4km)でトップタイムを連発。ヨーロッパTTチャンピオンのマティアス・クリグバウム(デンマーク)の暫定トップタイムを8秒塗り替える走りで優勝した。

「これ以上の結果は望めない。平坦なコースは僕向きなんだ」と語るデクラーンの平均スピードは48.5km/h。8秒差の2位にクリグバウム、20秒差の3位にジーク・モストフ(アメリカ)が入っている。

「パワーウェイトレシオではなく、単純にパワーが要求されるコース」と語っていたジュニア全日本TTチャンピオンの岡篤志は、第1計測(12.5km)で38位、第2計測(16.4km)で36位のタイムをマーク。フィニッシュの時点で暫定4位に入り、終わってみれば29位。後半の追い込みで順位を上げた。

事前にコースを入念にチェックした柿木孝之コーチから無線でライン取りの指示を受けながら走った岡。幾つかのコーナーで減速を強いられたものの、自身の走りには満足している様子。「暫定4位でゴールしてホットシートに座りましたが、その後にゴールした選手たちが自分よりも良いタイムだった。だからもっと悪い結果だと思っていました」と岡は語る。「でも(優勝した)全日本選手権よりも速い平均スピード(45.9km/h)で走れたので、決して悪い結果ではなかったと思います」。

今年ジュニアの全日本TTチャンピオンに輝き、世界の舞台に挑んだ岡は「分かっていたことですが、世界の壁は本当に高く、上を見てしまうと切りがない。でも上位の選手たちは皆TTスペシャリストばかり、ロードに向けて良い手応えは掴めたと思います」と語っている。

ジュニア男子個人タイムトライアル表彰台ジュニア男子個人タイムトライアル表彰台 photo:Kei Tsujiスタートまで残り4秒スタートまで残り4秒 photo:Kei Tsuji低いフォームで平坦路を駆け抜ける岡篤志(キャノンデールチャンピオンシステム)低いフォームで平坦路を駆け抜ける岡篤志(キャノンデールチャンピオンシステム) photo:Kei Tsuji

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ロード世界選手権2013ジュニア男子個人タイムトライアル結果
1位 イゴール・デクラーン(ベルギー)           26'56"
2位 マティアス・クリグバウム(デンマーク)         +08"
3位 ジーク・モストフ(アメリカ)              +20"
4位 ジョシュア・ストリツィンガー(ドイツ)         +23"
5位 マシュー・ギブソン(イギリス)             +30"
6位 オーレ・フォルファング(ノルウェー)          +44"
7位 コランタン・エルメノールト(フランス)         +44"
8位 ディミトリ・リーヴェ(カザフスタン)          +46"
9位 ニコライ・シェルカソフ(ロシア)            +49"
10位 マイケル・デソー(アメリカ)              +53"
29位 岡篤志(キャノンデールチャンピオンシステム)     +1'34"

text&photo:Kei Tsuji in Firenze, Italy

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