初の量産型ビンディングペダル「PP65」や初めてツールを制したカーボンフレーム「KG86」など革新的な製品を多く世に送り出し、ベルナール・イノーなど数々の名選手が愛用してきたフランスのルック。旗艦モデルの「695」が「より軽く、速く、強く」をコンセプトに「695 AEROLIGHT」へと進化した。

ルック 695 AEROLIGHT(PROTEAM)ルック 695 AEROLIGHT(PROTEAM) (c)ユーロスポーツインテグレーション
新生695 AEROLIGHTの主な変更点は素材、ブレーキ、ステムの3点。フレームは素材が3Kカーボンから1.5K HMカーボンへアップグレードされ、従来の695と比較しフレーム本体で90gの軽量化を達成している。

また「AEROLIGHT」の名の通りフロントブレーキをフォーク内蔵式に、リアブレーキをBB下に設けることによりフォークの空力特性と剛性、スタビリティを大幅に強化。リアのブレーキブリッジを廃したことで空力の向上と軽量化を手にしている。フォーク重量は320gとエアロブレーキ内蔵式タイプでは最軽量クラスだ。

新型エアロステムは149gと軽量化しつつ調整範囲をプラス17°からマイナス13°に拡大。アップライトなポジションからレーシーなポジションまで幅広く対応するようになった。コンポーネントはメカニカルと電動の両システムに対応し、シマノ及びカンパニョーロの内蔵バッテリーはシートチューブ内に装着できる。オリジナルのZEDクランクもマイナーチェンジが施されており、よりスムーズな変速を可能としている。

BBシェルの裏側に装着されるリアブレーキBBシェルの裏側に装着されるリアブレーキ (c)ユーロスポーツインテグレーション調整幅が広がり、軽くなった新型エアロステム調整幅が広がり、軽くなった新型エアロステム (c)ユーロスポーツインテグレーション
BBシェルの裏側に装着されるリアブレーキBBシェルの裏側に装着されるリアブレーキ (c)ユーロスポーツインテグレーションフロントブレーキはフロントフォーク内に内蔵されたフロントブレーキはフロントフォーク内に内蔵された (c)ユーロスポーツインテグレーション


幾多の工夫が奢られた695AEROLIGHTは、結果3%の空気抵抗削減、そして20%の制動力向上を果たした。先のツール・ド・フランスでもコフィディスの選手達によって使用されており、その性能はお墨付きだ。価格や発売時期などの詳細については今後発表されるとのこと。カラーは5バリエーションが存在し、人気の高いチームエディションや、ヘリテージ仕様も存在する。取扱いはユーロスポーツインテグレーション。

ルック 695 AEROLIGHT(HERITAGE)ルック 695 AEROLIGHT(HERITAGE) (c)ユーロスポーツインテグレーションルック 695 AEROLIGHT(CARBON REFLECT MAT)ルック 695 AEROLIGHT(CARBON REFLECT MAT) (c)ユーロスポーツインテグレーション
ルック 695 AEROLIGHT(CARBON FLASH BLUE MAT)ルック 695 AEROLIGHT(CARBON FLASH BLUE MAT) (c)ユーロスポーツインテグレーションルック 695 AEROLIGHT(WHITE ACID)ルック 695 AEROLIGHT(WHITE ACID) (c)ユーロスポーツインテグレーション



ルック 695 AEROLIGHT
フレーム素材:HM ULTRA LIGHT HIGH MODULUS 1,5K
フォーク:HSC 7エアロ
全体重量:2250g(Sサイズ)
付属品:ZED2クランク、新型エアロステム
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
価 格:未定