2013/05/01(水) - 00:02
シマノが機械式アルテグラをフルモデルチェンジさせる。9000系デュラエースと同様に11スピード化を達成し、クランクは6700系のデザインを踏襲しつつ4アームとなり、大幅な軽量化に成功。この6800系アルテグラの登場によって、11速コンポーネントはより身近な存在となる。
シマノ 6800系アルテグラ (c)シマノ
「アルチメイト」と「インテグレーテッド」の名を取り、1987年に前身モデルのシマノ600EXからモデルチェンジを果たしたロード用コンポーネントの上級モデル、アルテグラ。9000系デュラエースの登場から1年を経て、そのテクノロジーを踏襲しつつ今回デビューを果たしたのが6800系アルテグラだ。
6800系アルテグラは、9000系デュラエースの持つ「勝つための機材」という基本性能を元に、更に幅広いターゲットユーザーに対応するよう生まれたコンポーネント。日々のライディングでの快適性、そしてコントロール性の両立や、簡単で素早く正確な変速など、さらなるスピード走行の実現をコンセプトとしていることが特徴だ。
FD-6800、RD-6800
新しいフロント/リアディレイラーは、ポリマーコーティングを施したケーブルとのトータル設計により、作動比が見直されたことが最大の特徴。9000系デュラエースと同じくストローク量の減少と操作力低減の両立を達成し、トップアマチュアからファンライドユーザーまで、走行に集中できる信頼の変速性能が求められた。
シマノ FD-6800 (c)シマノ
シマノ RD-6800 GS (c)シマノ
シマノ RD-6800 SS (c)シマノ
フロントディレイラーは大きく進化し、アームは新型プルアーム構造によりダイレクトで快適、かつ均一な操作力が求められている。リアディレイラーは11速化に伴い新型スプリングを採用して素早い変速性能を求め、32T対応モデルもラインナップされる。
ST-6800、BR-6800、BR-6810
快適性・操作性を追求したことで、デュアルコントロールレバーの形状も9000系デュラエースにならい、ST-6700と比較して大幅にコンパクト化した。レバー、フード共に人間工学に基づくエルゴノミックデザインとしたことにより、ブラケットポジションからのレバー比をアップさせた。
シマノ ST-6800-R (c)シマノ
ブラケット素材はデュラエースと異なる 
コンパクトにシェイプされたブラケット
9000系デュラエースと同様に新型シンメトリックデュアルピボットデザインを採用、軸回りの抵抗を減少させるツインベアリングにより、ポリマーコーティングのブレーキケーブルBCR-680と組み合わせることで全体で10％のパワーアップを達成。ブラケットポジションでも高い制動力を発揮することはレースでのストレス低減はもちろん、女性ライダーのライドをより快適にする部分と言えるだろう。
各社のTTバイクや、現在トレックやメリダなどがロードバイクで展開するダイレクトマウントに対応するBR-6810モデルも登場し、より様々なシチュエーションに対応が可能だ。コンパウンドを見なおした新型ブレーキシュー、R55C4の登場もトピックスだ。
シマノ BR-6800-F (c)シマノ
シマノ BR-6810-R (c)シマノ
FC-6800、CS-6800、CN-6800
そして注目のクランクは、デュラエース同様に剛性と軽量性を両立する変形4アーム式へとモデルチェンジ。アームが1本減ったことに対する剛性・強度確保はデュラエースで既に証明済みだ。中空構造とすることでFC-6700に対して軽量化も行われた。
シマノ FC-6800 (c)シマノ
歯数は4種類を用意する 
9000系デュラエースより受け継ぐ4アームクランク
歯数は53-39T、52-36T、50-34T、46-36Tの4種類。組み合わせるカセットはスパイダー部分をカーボン化することで、ギア1枚分の重量増を最大限カバーする工夫が施された。歯数は11-23T、11-25T、12-25T、11-28T、11-32Tの5種類。11-32Tを使用する場合はロングゲージのRディレイラーが必要だ。
チェーンは9000系デュラエースや新型XTRにも採用された、「シルテック」テフロンコーティングを表面に施し、耐摩耗性の向上と駆動抵抗の低減に成功している。フロントトップ×リアローなど過酷な状況下でも耐えうる性能が与えられた。
シマノ CN-6800 (c)シマノ
シマノ CS-6800 A (c)シマノ
WH-6800
6800系アルテグラグレードのチューブレス対応11速・10速アルミホイール、WH-6800が新登場。シマノ伝統のカップ＆コーンベアリングを採用しつつ、11速化に伴って各部を最適化している。リムハイトは23mm、リム幅は20.8mmだが、WH-RS81と同様のワイドハブフランジを採用することで、横剛性の確保を果たしたモデルだ。
シマノ WH-6800-F (c)シマノ
シマノ WH-6800-R (c)シマノ
バテッド加工を施したステンレススポークの本数は、フロント16H、リア20H。デュラエースなどと同じくリム側に位置するアルミニウム製ニップルは外出し式となり、整備性を高めたかたちだ。
6800系アルテグラ 価格
RD-6800SS（対応Low：23-28T、Top：11-12T）7,673円
RD-6800GS（対応Low：28-32T、Top：11-12T） 8,266円
FD-6800BL バンドタイプ(34.9mm) 4,407円
FD-6800BSM バンドタイプ(31.8mm)
※28.6mmアダプター付 4,461円
FD-6800F 直付 3,980円
BR-6800-F フロント 6,745円
BR-6800-R リア 6,232円
BR-6810-F フロント・ダイレクトマウント 7,233円
BR-6810-R リア・ダイレクトマウント 6,760円
FC6800 53×39T、
50×34T、
52×36T 25,023円
FC6800 46x36T 23,837円
ST6800 32,766円
CS-6800 11-23T
11-25T
12-25T
11-28T 7,637円
CS-6800 11-32T 8,229円
CN-6800 116リンク 3,476円
SM-BBR60 イングリッシュ/
イタリアン 2,562円
SM-BB72-41B プレスフィット 2,853円
HB-6800 フロントハブ 4,953円
FH-6800 フリーハブ 9,195円
PD-6800 ペダル 14,231円
WH-6800 チューブレス対応 37,568円
シマノ 6800系アルテグラ (c)シマノ「アルチメイト」と「インテグレーテッド」の名を取り、1987年に前身モデルのシマノ600EXからモデルチェンジを果たしたロード用コンポーネントの上級モデル、アルテグラ。9000系デュラエースの登場から1年を経て、そのテクノロジーを踏襲しつつ今回デビューを果たしたのが6800系アルテグラだ。
6800系アルテグラは、9000系デュラエースの持つ「勝つための機材」という基本性能を元に、更に幅広いターゲットユーザーに対応するよう生まれたコンポーネント。日々のライディングでの快適性、そしてコントロール性の両立や、簡単で素早く正確な変速など、さらなるスピード走行の実現をコンセプトとしていることが特徴だ。
FD-6800、RD-6800
新しいフロント/リアディレイラーは、ポリマーコーティングを施したケーブルとのトータル設計により、作動比が見直されたことが最大の特徴。9000系デュラエースと同じくストローク量の減少と操作力低減の両立を達成し、トップアマチュアからファンライドユーザーまで、走行に集中できる信頼の変速性能が求められた。
シマノ FD-6800 (c)シマノシマノ RD-6800 GS (c)シマノシマノ RD-6800 SS (c)シマノフロントディレイラーは大きく進化し、アームは新型プルアーム構造によりダイレクトで快適、かつ均一な操作力が求められている。リアディレイラーは11速化に伴い新型スプリングを採用して素早い変速性能を求め、32T対応モデルもラインナップされる。
ST-6800、BR-6800、BR-6810
快適性・操作性を追求したことで、デュアルコントロールレバーの形状も9000系デュラエースにならい、ST-6700と比較して大幅にコンパクト化した。レバー、フード共に人間工学に基づくエルゴノミックデザインとしたことにより、ブラケットポジションからのレバー比をアップさせた。
シマノ ST-6800-R (c)シマノブラケット素材はデュラエースと異なる コンパクトにシェイプされたブラケット 9000系デュラエースと同様に新型シンメトリックデュアルピボットデザインを採用、軸回りの抵抗を減少させるツインベアリングにより、ポリマーコーティングのブレーキケーブルBCR-680と組み合わせることで全体で10％のパワーアップを達成。ブラケットポジションでも高い制動力を発揮することはレースでのストレス低減はもちろん、女性ライダーのライドをより快適にする部分と言えるだろう。
各社のTTバイクや、現在トレックやメリダなどがロードバイクで展開するダイレクトマウントに対応するBR-6810モデルも登場し、より様々なシチュエーションに対応が可能だ。コンパウンドを見なおした新型ブレーキシュー、R55C4の登場もトピックスだ。
シマノ BR-6800-F (c)シマノシマノ BR-6810-R (c)シマノFC-6800、CS-6800、CN-6800
そして注目のクランクは、デュラエース同様に剛性と軽量性を両立する変形4アーム式へとモデルチェンジ。アームが1本減ったことに対する剛性・強度確保はデュラエースで既に証明済みだ。中空構造とすることでFC-6700に対して軽量化も行われた。
シマノ FC-6800 (c)シマノ歯数は4種類を用意する 9000系デュラエースより受け継ぐ4アームクランク 歯数は53-39T、52-36T、50-34T、46-36Tの4種類。組み合わせるカセットはスパイダー部分をカーボン化することで、ギア1枚分の重量増を最大限カバーする工夫が施された。歯数は11-23T、11-25T、12-25T、11-28T、11-32Tの5種類。11-32Tを使用する場合はロングゲージのRディレイラーが必要だ。
チェーンは9000系デュラエースや新型XTRにも採用された、「シルテック」テフロンコーティングを表面に施し、耐摩耗性の向上と駆動抵抗の低減に成功している。フロントトップ×リアローなど過酷な状況下でも耐えうる性能が与えられた。
シマノ CN-6800 (c)シマノシマノ CS-6800 A (c)シマノWH-6800
6800系アルテグラグレードのチューブレス対応11速・10速アルミホイール、WH-6800が新登場。シマノ伝統のカップ＆コーンベアリングを採用しつつ、11速化に伴って各部を最適化している。リムハイトは23mm、リム幅は20.8mmだが、WH-RS81と同様のワイドハブフランジを採用することで、横剛性の確保を果たしたモデルだ。
シマノ WH-6800-F (c)シマノシマノ WH-6800-R (c)シマノバテッド加工を施したステンレススポークの本数は、フロント16H、リア20H。デュラエースなどと同じくリム側に位置するアルミニウム製ニップルは外出し式となり、整備性を高めたかたちだ。
6800系アルテグラ 価格
RD-6800SS（対応Low：23-28T、Top：11-12T）7,673円
RD-6800GS（対応Low：28-32T、Top：11-12T） 8,266円
FD-6800BL バンドタイプ(34.9mm) 4,407円
FD-6800BSM バンドタイプ(31.8mm)
※28.6mmアダプター付 4,461円
FD-6800F 直付 3,980円
BR-6800-F フロント 6,745円
BR-6800-R リア 6,232円
BR-6810-F フロント・ダイレクトマウント 7,233円
BR-6810-R リア・ダイレクトマウント 6,760円
FC6800 53×39T、
50×34T、
52×36T 25,023円
FC6800 46x36T 23,837円
ST6800 32,766円
CS-6800 11-23T
11-25T
12-25T
11-28T 7,637円
CS-6800 11-32T 8,229円
CN-6800 116リンク 3,476円
SM-BBR60 イングリッシュ/
イタリアン 2,562円
SM-BB72-41B プレスフィット 2,853円
HB-6800 フロントハブ 4,953円
FH-6800 フリーハブ 9,195円
PD-6800 ペダル 14,231円
WH-6800 チューブレス対応 37,568円
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