タイのツアー・オブ・フレンドシップ第3ステージで武井きょうすけが逃げ切り勝利 総合2位に浮上

タイで行われている5日間のアマチュアステージロードレース「ツアー・オブ・フレンドシップ」第3ステージで武井きょうすけ（フォルツァ・ニールプライド）が3人で逃げ切りに成功。総合2位に浮上した。

第3ステージを3人で逃げ切り、ゴールを制した武井きょうすけ（フォルツァ・ニールプライド） photo:Craig Sheppard

第3ステージで武井きょうすけ（フォルツァ・ニールプライド）がリー・ロジャース（イギリス、Lapierre Asia）らを引き連れて3人で逃げる (c)Makoto.AYANO4月27日から5月1日の5日間で開催されるツアー・オブ・フレンドシップは、第1ステージがタイムトライアル、第2ステージから第5ステージがマスドレースとなるハイレベルなアマチュアホビーレース。

第3ステージの表彰台にたつ武井きょうすけ（フォルツァ・ニールプライド） (c)Makoto.AYANO初日、バンコクの市街地で開催された第1ステージ、7kmの個人タイムトライアルでオープンクラス3位になった武井は、第2ステージ（142km）で5位となり、総合でも上位につけていた。
そして本格的な山岳に突入する第3ステージで残り70kmからアタックを敢行、リー・ロジャース（イギリス、Lapierre Asia）、ピーター・プーリ（フランス、Bike Net Training Camp）らと3人で逃げ切りを決めた。逃げを決めてから、武井は3人のローテーションのうち8割をこなし、2人にゴールを譲られるかたちで先頭でゴールした。
現在総合はロジャースが首位。武井は20秒147の差で総合2位に浮上した。
レースは残り2ステージあり、いずれも山岳が厳しいため武井が順当に走ればロジャースとの差20秒を返上する可能性は大きい。

レースはアジア最大規模を誇るアマチュア対象のステージレースで、アジア周辺国、世界各国より29の国籍の選手が出場している。武井はニールプライドの購入特典プログラムによりチームニールプライドジャパンとして参加。ほかに日本からはチームCB、ネクストステージ、マキシモシグマ、BMレーシングなど20人以上の選手たちが参加している。

レースは残り2日間。タイの酷暑の中、いずれもアップダウンの厳しい山岳コースで行われる。

第3ステージ終了後のオープンクラス総合トップ3
1位 リー・ロジャース（イギリス、Lapierre Asia）07:49:51.420
2位 武井きょうすけ（フォルツァ・ニールプライド）＋20.147
3位 ピーター・プーリ（フランス、Bike Net Training Camp）＋37.611


photo:Craig Sheppard
text:Makoto.AYANO