ツール・ド・フランスで闘うシマノのプロダクト

第1ステージ

7月4日、世界中のセレブが集まる麗しの都・モナコ公国にて2009年ツール・ド・フランスの幕が開いた。初日はモナコの街中を巡る個人タイムトライアル。自転車界のスーパースター達とともに、めったに見られないTT専用スペシャルバイクも集結。ここではそれらにセットアップされたシマノのプロダクト群を、選手達の走りとともに写真で振り返る。

観客が詰めかけたモナコの市街地サーキット観客が詰めかけたモナコの市街地サーキット photo:Makoto Ayano
デュラエースペダルのプロトタイプ。カーボン素材の黒いボディは現在市販のモデルにはないせいか、新鮮に映ったデュラエースペダルのプロトタイプ。カーボン素材の黒いボディは現在市販のモデルにはないせいか、新鮮に映った photo:Makoto AyanoTT世界チャンプ、ベアト・グラブシュ(ドイツ、チームコロンビア・HTC)のバイク。ハンドルにはPROをもじったTT世界チャンプ、ベアト・グラブシュ(ドイツ、チームコロンビア・HTC)のバイク。ハンドルにはPROをもじった"PROTOTYPE"のロゴ。ステムのペイントも戦闘機のヘッドマーク風で印象的だ photo:Makoto Ayano

加速していく別府史之(日本、スキル・シマノ)加速していく別府史之(日本、スキル・シマノ) photo:Makoto Ayano
上りを進む別府史之(日本、スキル・シマノ)、ステージ174位上りを進む別府史之(日本、スキル・シマノ)、ステージ174位 photo:Cor Vos ステージ34位のジョージ・ヒンカピー(アメリカ、チームコロンビア・HTC)ステージ34位のジョージ・ヒンカピー(アメリカ、チームコロンビア・HTC) photo:Makoto Ayano流して177位でゴールするマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)流して177位でゴールするマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC) photo:Makoto Ayano

別府史之(日本、スキル・シマノ)が駆ったTTバイク。ホイールはデュラエースとPROディスクホイールのミックス別府史之(日本、スキル・シマノ)が駆ったTTバイク。ホイールはデュラエースとPROディスクホイールのミックス photo:Makoto Ayano スキルシマノ特別仕様のシューズ。ツールではチームごとに細部まで統一されたカラーリングも見どころの1つスキルシマノ特別仕様のシューズ。ツールではチームごとに細部まで統一されたカラーリングも見どころの1つ photo:Makoto Ayano

この日はTTスペシャリスト、ファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)が圧勝。2009年最初のマイヨジョーヌに袖を通した。

第2ステージ

初日のタイムトライアルを終え、いよいよ街から街へと移動する本格的なロードレースがスタート。アップダウンの激しいコース、39度を超える暑さを記録した灼熱の南仏で、最後に輝いたのはコロンビア・HTCのマーク・カヴェンディッシュ。シマノのプロダクトがツール・ド・フランス2009で早くも初勝利を挙げた。

駆けつけたF1ドライバー佐藤琢磨と握手する別府史之(日本、スキル・シマノ)駆けつけたF1ドライバー佐藤琢磨と握手する別府史之(日本、スキル・シマノ) photo:Makoto Ayano 逃げるシリル・デッセル(フランス、アージェードゥーゼル)やユッシ・ヴェッカネン(フィンランド、フランセーズデジュー)ら逃げるシリル・デッセル(フランス、アージェードゥーゼル)やユッシ・ヴェッカネン(フィンランド、フランセーズデジュー)ら photo:Makoto Ayano

大会最初のスプリントを制したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)、後方に5位の新城幸也(Bboxブイグテレコム)大会最初のスプリントを制したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)、後方に5位の新城幸也(Bboxブイグテレコム) photo:Makoto Ayano
マーク・カベンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)のバイクのハンドル周辺。このステムもプロトタイプマーク・カベンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)のバイクのハンドル周辺。このステムもプロトタイプ photo:Makoto Ayano マイヨヴェールに袖を通すマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)マイヨヴェールに袖を通すマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC) photo:Cor Vos

第3ステージ

続く第3ステージは後半ほぼフラットなコース、かつて別府史之が居を構えていたマルセイユをスタート。前半逃げが決まると、集団は時速30km/hを割るサイクリングペースで進んだが、後半に入るとコロンビア・HTCが横風の厳しい区間でスピードアップ。スキルシマノもこれに共闘、集団を分断し、スプリント勝利の可能性を高めてゴール前になだれ込んで行く。

晴れ渡る空の下、マイヨジョーヌを先頭に集団が進む晴れ渡る空の下、マイヨジョーヌを先頭に集団が進む photo:Cor Vos 4人の先行を見送ったメイン集団はまったりペース4人の先行を見送ったメイン集団はまったりペース photo:Cor Vos

巨大な水道橋の下を通過していいく巨大な水道橋の下を通過していいく photo:Cor Vos
談笑するピエト・ローイヤッケル(オランダ、スキル・シマノ)とマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)談笑するピエト・ローイヤッケル(オランダ、スキル・シマノ)とマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC) photo:Cor Vos 後半、28名に縮小した先頭集団はチームコロンビア・HTCとスキル・シマノが引く後半、28名に縮小した先頭集団はチームコロンビア・HTCとスキル・シマノが引く photo:Cor Vos

コロンビア・HTCのブレイクで小さくなった集団から先頭でゴールに飛び込んできたのは、やはりカヴェンディッシュ。その圧倒的なスプリントは、全く他を寄せ付けない。スキルシマノのシリル・ルモワンヌも3位と健闘。チームメイトの別府史之も牽引役を果たしながら8位に入賞し、前日5位入賞の新城幸也に続いて日の丸をトップ10のリストに載せる快挙を達成した。

電話会社であるスポンサー、HTCのために電話ポーズをとりながらゴールするマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)。トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)が勝利を讃え手を伸ばす電話会社であるスポンサー、HTCのために電話ポーズをとりながらゴールするマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)。トル・フースホフト(ノルウェー、サーヴェロ)が勝利を讃え手を伸ばす photo:Makoto Ayano
チームメイトとステージ連勝を喜ぶマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC)チームメイトとステージ連勝を喜ぶマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア・HTC) photo:Cor Vos ステージ8位でゴールする別府史之(日本、スキル・シマノ)。前日に続いての日本人トップ10入りだステージ8位でゴールする別府史之(日本、スキル・シマノ)。前日に続いての日本人トップ10入りだ photo:Makoto Ayano


次回はツール・ド・フランス終了後、熱闘の21日間をフォトレポートで振り返る。早くも勝利を挙げたジャパンプロダクト・シマノ。パリ・シャンゼリゼのゴールに到達するまでに、さらなる活躍を見せてくれることは間違いない。


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