セッティングをバッチリ完璧に出せるのが最大のメリット

プロフィール

所属チーム:Rise-Ride
自転車暦:サイクルショップ・ライズライド代表。バイシクルトライアル、シクロクロス、MTB-XCの3つで世界選手権日本代表となった経歴を持つ。元ブリヂストンMTBクロスカントリーチーム選手としても活躍した。 2007年春、神奈川県橋本市にショップをオープン。クラブ員ともにバイクライドを楽しみながらショップを経営中。各種レースにも参戦中。
主な入賞歴:選手引退後はセルフディスカバリー王滝100Km覇者ほか多数。
ペダル使用暦:Time・Equipe Ti/Mgを2年、シマノPD-7400を3年、LOOK・DELTAシリーズを10年、その他SPD-SL、SPD-R等
自転車歴が長いライダーほどクリート位置には気を使う。それは、自らの身体が生み出したエネルギー(パワー)を推進力として自転車に伝える唯一のポイントをペダルが担っている事を知っているからだ。身体から自転車へとエネルギーを伝える接点が非常に重要であって、細かくセッティングを行うことでエネルギー伝達効率が確実にUPする。

僕の経営する自転車店ライズライドでも、自転車を購入された初心者の方やベテランライダーのポジションセッティングを行う際には、必ずペダルクリートの位置から最初にセッティングを行い、“土台”となる部分として重要視している。

しかし、このペダルとクリートのセッティングの部分に関しては非常に難しい部分でもあるのだ。なぜなら、各ライダー特有の足首の角度や平均ケイデンス(回転数)、身体の柔軟性等によりクリートの位置は微妙に違いが生ずる。
もちろん、ショップで行っているポジションセッティングの点数をつけるとするならば80点くらいのセッティングを行うことに自信を持っているのだが、それ以上の高得点(高効率)を狙うのであれば、ライダー自身が自分の身体と対話しながら行うしかない!

スピードプレイのペダルのメリットって?

よく言われているのは“軽量”“ヒザへの負担の軽減”“両面が使える”等でしょうか…。
それらのメリットもあるかもしれませんが、僕が感じた一番のメリットは“セッティングの容易さ”だ。
上記に書いたようにセッティングは重要。クリートの位置を「この辺りかな?」と決めるのではなく「ここだ!」とピンポイントでセッティングできる唯一のペダルシステムがスピードプレイなんだ。クリートセッティングで必要な要素は下記の3点。

・Qファクターに影響する足幅方向
・爪先寄りか踵寄りかを決める前後方向
・足首の自由度を調整する回転方向

他社製品の場合、クリートの取付けボルトを緩めるとクリート全体が動いてしまう。だけど、スピードプレイはこの大事な3点がすべて独立して調整できるのだ。だから「前後方向には合っているんだけど、幅をもう少し広めに」なんて調整のときには他社製品だと、そーっと気を付けながら幅だけを動かそうとするんだけど、回転方向にちょっと曲がっちゃって…やり直し(苦笑)みたいなパターンになる。それがスピードプレイには皆無なのだ。

バッチリとセッティングが決まって人車一体! 自転車が楽しくなっちゃいます!。ここ10年ほどはLOOKしか使ってこなかったけれど、久しぶりに購買意欲をそそられるペダルに出会っちゃいましたね〜。

積極的にポジションを突き詰めていける

プロフィール

柳堀 伸さん
所属チーム:Rise-Ride
自転車暦:趣味歴2年、レース歴1年(JCRC等)
こんな走り方しています:サイクリング、レース等
ペダル使用暦:シマノ(ロード、MTB)、ルック(ロード、MTB)
レース向きのペダルだと思います。片面ペダルだとレースのスタート時に思わずキャッチに失敗することがあって出遅れた経験があるのですが、スピードプレイの両面ペダルなら安心してレースに集中できると思います。

クリート前面からペダルをキャッチする他社製品と違い、真上から踏みおろしてはめる感覚に最初は少し戸惑いましたが、すぐに慣れたので問題ありません。


クリートのポジション出しが面倒臭くないのも大きなメリットだと思います。今まで他のペダルでは前後位置を変えたいだけなのに一度ネジを緩めて人間の手で動かすと、どうしても左右にも微妙にズレてしまい、何だか悪い方に調整してしまいそうな気がして「大体合っていればもういいや」と、あまりクリート位置をいじることはありませんでした。

しかしスピードプレイの場合は、前後、左右、可働幅をそれぞれ分離して調整できるので、セッティングにアバウトさが無くなり、積極的に色んなポジションを突き詰めていくことができるのが良いと思います。

小さなペダルならではのメリットを感じる

プロフィール

小松 章夫さん
所属チーム:Rise-Ride
自転車暦:自転車通勤を始めて4年、レース歴1年
レース暦:国体、全日本選手権、都道府県対抗、全日本実業団、東日本実業団、関東選手権、一都三県、東京都選手権など。
入賞暦:セルフディスカバリー王滝42km年代別8位
こんな走り方しています:気の良い日の通勤(片道18km)、週末に仲間とLSD。ヒルクライムやエンデューロイベントへ参加して楽しんでいます。
ペダル使用暦:シマノSPD3年、SPD-SL2年
まずペダルが小さくて、車に乗せる時や輪行袋に入れる時など大変便利(笑)。丸い形状が輪行袋に入れたときに邪魔になりにくいのです。形状・デザイン・カラーは、普通ペダルの色は黒かシルバーなのに、色々な色があって斬新で良いですね。

嵌めた感じは、ペダルに裏表がなく、スムーズに嵌る。ペダルの形状とクリートの形状が一致しているので、嵌める場所をイメージしやすいのでしょう。

使用感はSPDペダルとSPD-SLペダルとの中間的な感じ。足の裏の中心で踏み込める感覚(SPD-SLより踏み込める幅が狭く感じる)で、リリース(はずす)感も凄くスムーズ。リリースの角度を自由に調整できるので、左右のペダルのリリース角度を変えられるのが面白い。私の場合、ライド中は右側のペダルをリリースする回数が少ないので、リリース角度を大きめにして、逆に左側のペダルは小さくしてみました。

とくに気に入った点はペダルが小さいこと。嵌めやすい、外しやすいこと。気に入らなかった点は、リリース強度が調整できない(?)こと。全てプラスドライバーで調整できるが、他の自転車パーツは六角レンチが主流。携帯工具も六角レンチが主流なので、走りながら調整したいときには不便を感じる(持っていない)かも。

また、クリートに土、草などが入りやすい形状なので、舗装路以外で歩くのに気を遣う。また、汚れたときに洗う手間が増えること。

レース用、練習用とシューズを履き替える場合、値段が張るクリートをそれぞれのシューズに取り付けなければならないのがお財布に不便(笑)。あとクリートが金属性なので硬い表面の場所(コンビニの店内など)を歩くときに滑る。これはカバーがあれば安心なのでしょう。

SPD-SLペダルと比べるとこう違った

ペダルに裏表がないので、SPDペダルのように嵌めるときに気を使わなくて良い(視線を下げる必要がなくて安心)。

ペダルを選ぶ際に重視しているポイントは、ロードバイクでビンディングペダルを始める場合、まずは使いやすいSPDから始め、慣れてきて、もう少し踏み込みやすいペダルが欲しくなってSPD−SLやLOOKに変更する人が多いと思う。実は、私もSPDからSPD-SLに変更 した口だし、自転車通勤を始めた会社の同僚にもSPDから始めることを勧めている。

スピードプレイのペダルは、「使い易さはSPD、踏み込みはSPD-SLに近いこと」、「ペダルとクリートの形状からも嵌める場所がイメージしやすいこと」などの理由から、これからビンディングペダルを始めようと考えている人には打って付けだと思う。

足に余計な負担をかけない構造が素晴らしい

プロフィール

井口 正晴さん
所属チーム:Rise-Ride
自転車歴:自転車趣味歴7年、レース歴4年
入賞歴:数回
こんな走り方しています:イベント参加暦6年。週末のライドで100km程度走っています。
ペダル使用暦:シマノSPD-SLのみ
ペダルの見た目が非常に小さいため、「踏みしろが小さいのでは無いか?」と思われましたが、クリートが大きいため、むしろ踏みしろがしっかりしているのに驚きました。
ペダルのクリート位置の調整が前後左右が別々に出来るため、素早く出来るのがいいですね。

踏み面が裏と表の両面で使える為、クリートの脱着が非常に楽に出来ます。もっとも、最初のうちは少し慣れが必要ではありますが。

左右の動きの戻しに、バネの力を使ってないせいか、無理に足首を戻される感覚がありません。この点で膝への負担が少ないのだと思われます。

他のペダルにはない自然な感覚

プロフィール

細川 陽次郎さん
自転車暦:18年
こんな走り方しています:平日は自転車通勤、時折訪れる休日には仲間と共にサイクリングをしています。
ペダル使用暦:シマノSPD、SPD-SL、クランクブラザーズ エッグビーター、キャンディー
他にはない特徴的な形で以前から興味のあったスピードプレイ、今回ZEROをお借りすることが出来、その良さを実感することが出来ました。

ZEROが我が家に届いた日は平日だったため、寝る前に自転車にセットし、まずは翌日の通勤から使ってみました。

私の通勤路は信号や踏切が多く、足つきの回数も自然と多くなるため、ロード用ペダル+シューズではなく、SPDペダルとMTBシューズを使用しています。この組み合わせは両面でクリートを受けられる故の着脱のしやすさと、クリートが直接地面に当たりにくい構造でクリートが減りにくいことから、通勤での使用に向いていると考えています。

スピードプレイのペダルは両面でクリートを受けられるので、SPDから変更しても違和感がないのでは?と考えました。ところが走り出して最初のうちはうまくクリートが嵌りません。しかし、これはきちんと足の向きにクリートを合わせていないせいでした。何度か乗り降りを繰り返し、手持ちのドライバーでクリートの振り方向を調整していくと、足をペダルに乗せ、踏み込んだ瞬間にパチっと一瞬で嵌るようになりました。他社のロードペダルのように踏み面を探したり、ひっくり返したりする必要もありません。

こうなると着脱の感覚・速度がSPDと違いがなくなり、通勤路における頻繁な着脱も気にならなくなりました。足つきした時の接地面も金属なので、プラスチック製のクリートよりは長持ちしそうです。

そして久しぶりにまとまった休日が取れたある1日、このペダルを使って仲間と100kmオーバーのサイクリングをしてきました。1年近く通勤以上の距離を走っていない身体には中間地点にあった峠越えがキツく、後半はバテバテでしたが、膝や足裏が痛むこともなく無事に家に帰りつくことが出来ました。

これはペダルを踏んでいる時の感覚が非常に自然であることが大きかったと思います。大きな面で踏めることで、しっかり自転車に力を伝えると同時に足裏の疲れを軽減してくれています。また、クリートの振り幅を変えられるため、自分の足首の振り幅ピッタリに調整すれば、横方向の無駄な動きによる力の逃げも発生せず、ペダルが自分の足の動きに違和感なく追従してくれるようになります。これによって以前は疲れた時に出ていた脚の各部の痛みがほとんど出なかったのだと思います。

多少気になるのがクリートの値段かな?やはり他社のクリートと比較すると高いので、おこづかい制の私のお財布には厳しい…。構造的に複雑なので仕方ないかもしれませんが、傷んだ部分だけバラで購入できるようになると嬉しいですね。

でも使い心地についてはほぼ満点です。こんなに脚への負担が少なく、自然に回せるペダルは初めてでした。とても気に入ったので、返すのがもったいない…。これから長期のロードテスト、そのまま永久貸与…なんてダメですか?

色に一目惚れ

プロフィール

上木 佳子さん
自転車趣味暦と自転車の楽しみ方:MTBで街乗りからロードライドを楽しんでいます。MTBを新調してお店の走行会へ参加して早3年。いろいろと教えていただきながら毎週のように、あちらこちらへと連れて行っていただいている週末サイクリストです。
ペダル使用暦:シマノSPD、エッグビーター
雑誌で見てその色に一目惚れしました。ピンクを使用しています。マウンテンバイクのシューズから、カッコ良いウルトラマンのようなロードシューズにする際にペダルをスピードプレイにしました。

初めの頃はかなり嵌めるのに苦労しましたが、慣れてしまえば全然気にならなくなり、以前使用していたペダルよりしっかり「パチッ」と嵌る感覚が大好きです。

自転車から降りて歩くときのカチカチという音が気になるし、クリートの減りが気になるのでコーヒーショップキャップスをいつも持ち歩いています。


他のペダルにはない自然な感覚

プロフィール

小田川 能仁さん
所属チーム:FINAL LOW
自転車暦:自転車趣味歴8年、レース歴4年
こんな走り方しています:ヒルクライムを入れながら、美味しいものを求めてツーリング。ヒルクライムレースの参加とともに、各地の観光。
ペダル使用暦:ZERO(ステンレスシャフトタイプ)2年
踵、膝への負担、ストレスがないため、今回のインプレ以前から使っています。ペダルをキャッチする感覚がなく、踏みこめば簡単に嵌まるところが使いやすいですね。

重量的にはペダル側は軽く感じるものの、シューズ側クリートは重め。ただし相対的には重い印象も無く良い感じです。見た目としてもペダル=小さくシンプル、クリート=大きいと言うかごっつい。デザインは他にない形状で賛否ありそうですが、個人的にはペダル側のデザインはシンプルで好き。カラーバリエーションも豊富で選択肢が広く、自転車に合わせたカラーも選ぶことができて良いと思います。

ペダルからクリートを外す時はバネにはじかれるような感覚があり、その分リリースが容易に思います。踵の左右の遊びがクリート側で微調整でき、これによってリリース時の動きまでコントロール出来るのは嬉しい誤算でした。リリースする際の踵を捻じる角度や、踵とつま先の遊び量を、固定から自由に設定できるので、万人向けだと思います。

ただ、形状が特徴的な分、面倒だったり不便だったりする点もいくつかはあります。まず、クリートの取り付け調整が面倒なことです(縦横の調整が独立。縦側の調整はいったんクリートを外す必要がある)。でも一旦セッティングが決まってしまえばそう触れる部分ではないので、交換する時以外は気になりません。もう1点は、クリートが金属のためか、自転車を降りて歩く際には重く、滑りやすいこと。歩行時用にクリートカバー(コーヒーショップキャップス)がありますが、自分には大きく感じられて持ち歩きにはちょっと不向きかなと思っています。

それと、長い間ケアせずにいるとクリートの固定ねじがすり減ったことに気付かず、取れなくなることがあるため注意が必要です。もちろんチェックを怠らなければ大丈夫だと思います。

やはり何と言っても気に入っている点は、最初にも書きましたが、踵や膝への負担がないことです。ぺダリングしていて微妙にブレが発生してもフリーにできるので、ぺダリングの自由度があがり負担がない。結果的に膝などの故障がないのだと思います。停車時には、外さないペダル側の踵は常に捻じれるので、遊びが調整できるのはストレスがかからず非常に良いです。他のペダルのように表裏を気にせず使える点も気に入っています。

街乗りに対応"プラットフォーマー"

プラットフォーマーを取り付けた状態プラットフォーマーを取り付けた状態 プラットフォーマーでペダルを包むように挟み、付属のワイヤーピンで固定するプラットフォーマーでペダルを包むように挟み、付属のワイヤーピンで固定する
スニーカーなどで乗る場合にも便利なアイテム"プラットフォーマー"が新登場した。スピードプレイペダルを包み込むように装着するカバーで、これを取り付けるだけでまるで通常のフラットペダルのように乗りやすくなる。街乗りに、レース遠征時の移動用に対応することが出来る。

プラットフォーマー
価格:2,625円
カラー:クリアーブルー(ZERO用)、クリアー(Light Action用)
ライフ.シクロワイアードでの紹介記事はこちら

ツールに挑む、スピードプレイ

いよいよツール・ド・フランス2009が間近に迫ってきた。サーベロテストチーム、チームミルラム、チームリクイガス、サクソバンクの4チームがスピードプレイを装着し、世界で最も美しく、最も過酷な3週間のレースに臨む。

2008年のディフェンディング・チャンピオン、カルロス・サストレ(スペイン・サーベロ)。山岳では他を寄せ付けない強さを誇る、ピュアクライマー。最終決戦の地、モン・バントゥーで全てを決めるアタックをしてくるはずだ2008年のディフェンディング・チャンピオン、カルロス・サストレ(スペイン・サーベロ)。山岳では他を寄せ付けない強さを誇る、ピュアクライマー。最終決戦の地、モン・バントゥーで全てを決めるアタックをしてくるはずだ photo:Kei Tsuji リーナス・ゲルデマン(ドイツ・ミルラム)。07年ツールでステージ優勝、一時マイヨジョーヌをも纏ったドイツロード界の新星。今季はバイエルン一周を総合優勝、自らの志気を上げて挑んでくるリーナス・ゲルデマン(ドイツ・ミルラム)。07年ツールでステージ優勝、一時マイヨジョーヌをも纏ったドイツロード界の新星。今季はバイエルン一周を総合優勝、自らの志気を上げて挑んでくる photo:Cor Vos

若手だが、総合上位獲得が期待されるイタリアのホープ、ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア・リクイガス)。前哨戦ドーフィネ・リベレでは総合7位ながらも果敢なアタックを何度も見せ、順調な仕上がりをアピールしている若手だが、総合上位獲得が期待されるイタリアのホープ、ビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア・リクイガス)。前哨戦ドーフィネ・リベレでは総合7位ながらも果敢なアタックを何度も見せ、順調な仕上がりをアピールしている photo:Cor Vos 前哨戦・ツール・ド・スイスのTTで復活勝利を遂げたファビアン・カンチェラーラ(スイス・サクソバンク)。狙うはもちろんTTステージの勝利。平坦ステージ残り1-2kmからの、スプリンターを出し抜く豪快なアタックも要注目だ前哨戦・ツール・ド・スイスのTTで復活勝利を遂げたファビアン・カンチェラーラ(スイス・サクソバンク)。狙うはもちろんTTステージの勝利。平坦ステージ残り1-2kmからの、スプリンターを出し抜く豪快なアタックも要注目だ photo:www.tds.ch

提供:JPスポーツグループ 企画/制作:シクロワイアード