TO SPORTS EVENTS

スポーツイベントのために

ツール・ド・フランスと同様、ルコックスポルティフは2010年からイタリアのサイクリングレース、エロイカにも再び支持を開始している。

友情、寛大、そして信頼感の象徴、トスカーナのレースはサイクリングの黄金時代への賞賛である。毎年およそ3,500人の選手達が、キャンティ地方のストラーデ・ビアンケ(未舗装の道路)に挑む。この魅力的なイベントは、そのルートの美しさや、古き良き時代のリアリティ溢れる雰囲気で有名だ。ヴィンデージ・ジャージを着ながら80年代の自転車に乗る、というこの感覚は、アマチュアや熱心な自転車ファンを虜にしている。

エロイカ2011のスタートラインに並ぶレトロデザインのマイヨジョーヌエロイカ2011のスタートラインに並ぶレトロデザインのマイヨジョーヌ (c)le coq sportif伝統的なスチールフレームを駆ってストラーデ・ビアンケを行く伝統的なスチールフレームを駆ってストラーデ・ビアンケを行く (c)le coq sportif
エロイカ2011を走るトリコロールのルコックスポルティフジャージエロイカ2011を走るトリコロールのルコックスポルティフジャージ (c)le coq sportif

CELEBRATION

お祭り

お祭りムードは全てのスポーツイベントの中心にある。それは、忘れ難い瞬間を共に過ごし、共有する機会であると同時に、我々がチャンピオンの勝利を祝う機会でもある。毎年開催されるツール・ド・フランスは、その好例と言えよう。

誰にでも開放されていて近づきやすい、この屋外イベントは世界最大のスポーツアリーナだ。スタートからゴールに至るまで、主催者はファンを魅了するための演出を絶えず行っている。宣伝広報のキャラバンが、一日を通してさまざまな贈り物やアイデア商品などを観客にどっさりと振る舞う。創意工夫を凝らした装飾で、観客に訴えかけるようデザインされ、幾重にも色を塗り重ねられ、様々な形やサイズをした「フロート」(山車)が毎日の大仕掛けなショーになる。キャラバンはフランス中の道を移動しながらこの移動遊園地に引き込み、家族を喜ばせ、老いも若きも魅了する。

アコーディオンの女王と呼ばれたイヴェット・ホーナーの名を冠してPRを行うスーズ(フランス原産のリキュール)のキャラバンカーアコーディオンの女王と呼ばれたイヴェット・ホーナーの名を冠してPRを行うスーズ(フランス原産のリキュール)のキャラバンカー (c)le coq sportif
ルコックスポルティフにとっても、イベントやレースはサイクリングへの情熱を祝福する機会だ。昨夏には、アマチュアと熱心な自転車ファンが集い、新しいイベントが開催された。それが「パレード・デュ・コック(雄鶏のパレード)」。

ジャーナリスト、自転車好き、ミュージシャン、その友人などが自転車に乗ってパリの通りを探検しながら、楽しみで満たされた90分間を過ごした。ルーブル美術館からソルボンヌまで、セーヌの陽光に溢れた河岸を辿り、サンジャックの険しい上り道を経て、オペラ・ガルニエ周辺の大通りへと、20ものチームは自慢げに、世界チャンピオンジャージの虹色を表す黄、緑、青、赤、黒を表現し、楽しみを分かち合った。

ミラノで行われたパレード・デュ・コックの様子ミラノで行われたパレード・デュ・コックの様子 (c)le coq sportif多くの人達がパレードを楽しんだ多くの人達がパレードを楽しんだ (c)le coq sportif

THE STORE AND ITS BUVETTE

パリのブランド旗艦店

ルコックスポルティフ旗艦店のオープニングルコックスポルティフ旗艦店のオープニング (c)le coq sportif
ルコックスポルティフの旗艦店は、パリのまさに中心部にある。大胆で大衆的でエネルギッシュなレ・アール地区と、モダンとビンテージのブランドが美しく融合するエティエンヌ・マルセル通り、伝統的な店舗が立ち並ぶモントルグイユ通り、それぞれの世界観がぶつかり合う場所に位置している。

モンマルトル通りにあるバーでの地元の人達の盛り上がり方は、ツール・ド・フランス開催時に即興で作られた、路肩のピクニックのようなお祭りムードを思い起こさせる。つまり、これもルコックスポルティフとツールの共通した価値の一つなのだ。

ヤニック・ノアがゲストとして参加ヤニック・ノアがゲストとして参加 (c)le coq sportif軽食やドリンクが振る舞われた軽食やドリンクが振る舞われた (c)le coq sportif

THE CARAVANE DU COQ

キャラバン・ドュ・コック

ルコックスポルティフとツール・ド・フランスの40年にわたるパートナーシップの結びつきをもって、2009年、ルコックスポルティフは3台のクラシックなシトロエンHYバンを修復し、現代の「キャラバン・ドュ・コック」を作り出した。

納品用の車として使っていたこの伝統的な乗り物を修復して使うようになって以来、今や「キャラバン・ドュ・コック」は全てのルコックスポルティフのイベントに参加している。2010年夏、ベルリンで開催されたブレッド&バター展でベールを脱いでからは、ミラノ〜ヴェニスのレースで夜明けの朝食を提供したり、ル・エロイカで夜にDJブースとして使われたりしている。

ブレッド&バター2010に参加した時のキャラバン・デュ・コックブレッド&バター2010に参加した時のキャラバン・デュ・コック (c)le coq sportif
ペタンクに興じる女性ペタンクに興じる女性 (c)le coq sportif
賑わうキャラバン・デュ・コック賑わうキャラバン・デュ・コック (c)le coq sportif




次のページでは、ルコックスポルティフがデザインした2012年の新しいマイヨジョーヌを、そのディテールとともに紹介する。
編集:シクロワイアード