スムーズな回転ペダリングを身につけることができるペダル

プロフィール

戸津井 俊介さん(over-do
所属チーム:over-do
自転車暦:プロ選手を引退後、当ショップのお客様にハード、ソフトともに的確なアドバイスができるようにいろいろなパーツのインプレも含めてお客様と一緒に走っております。
主な入賞歴:マウンテンバイク・アジア選手権チャンピオン他多数。
ペダル使用暦:TIME-SPD-SPDR-TIME-LOOK-SPEEDPLAY
日本では未だなじみの少なかったペダルですが、アメリカでは10年以上前から、MTB用ともに流行していました。 そのころ私が初めて見た時は、かなり特異なペダルに見え、「複雑な構造で使いづらいのでは??」と思って食わず嫌いで使わず終いでした。

2年ほど前に雑誌のインプレで初めて使用したとき、他のメジャーな各ペダルと比べて明らかな性能差を感じてファンになり、直後から自腹で使い始めました。
最近ではプロ選手の使用率も上がり、サイクリング道路などですれ違う方でも使用も見られるようになりました。

使用感としては、まずペダルとシューズの一体感を強く感じます。引き足の使用時にほとんどロスがないために、強力に引き足を使うと靴の中で足が動くほどです。
シューズ自体とのフィット性も追求すれば、よりダイレクトでロスのないペダリングが可能になります。

90回転以上の高回転でペダルを回す際に、他のペダルとは違う、下死点からの引き揚げやすさを明らかに感じると思います。
ペダリングスキルの向上にもつながり、筋肉の付き方にも変化が出てきます。裏モモが張るようになって来るのです。

フリクションの大きいペダルでは、上死点からの踏み込みで進むようなペダリングになりやすいと思いますが、スピードプレイは綺麗な円運動が身につけやすいペダルです。これから始められる初心者の方にもペダリングの向上が自然に望めるのでお勧めしたいです。

踏み面の大きさはLOOKやシマノと比べても特別大きくは感じないが、固定感が強く、指先のちょっとした動きまでペダルに伝えることができ、ダウンヒルの際やダンシングの際に細かなバランス感覚を足裏で調節することができます。

他のペダルと違ってキャッチの際にかかとからペダルを拾う感じでステップインする感じが最初慣れにくいし、嵌るまでにほかのペダルと比べて力がいるかもしれません。でもそれもすぐに慣れる範囲で、キャッチ後も左右にスムーズに動くので、膝への負担も軽減されます。ステップアウトも他ペダルと同じ感覚で行え、不意に外れるという怖さも感じさせません。


左右の踏み幅の違いや、細かな調整がしやすいのもいいですね。私の場合、ダンシングの時にペダルの固定によってバイクを足で倒すような乗り方をします。動きすぎるペダルでは、ハンドルでバイクを倒すしかなくなってしまうのです。
このクリートは内側の可動範囲と外側の可動範囲が分けて調整できるので、左右で踏み方に差がある人にも簡単にセッテイングを出すことが可能です。

クリートを固定するネジが緩むことがないように時折チェックすることも必要ですが、これはほかのペダルでも同じですね! クリートの値段が高価なので歩くときの減りが気になりますが、コーヒーショップキャップスカバーを必ず付けて歩きましょうね!

カラーリングも豊富で、バイクともコーデネイトしやすい。重量も軽く、クリアランスが高いためにコーナリングでの倒しこみが今までよりも気を使う事が少なくなります。個人的には09モデルのリクイガスグリーンに買い替えようと思っています。我がチームのチームカラーですから!


初めはライトアクションでと思ったのですが、ZEROも気になっています

プロフィール

大野 裕美さん
所属チーム:レイクラビット東大和
こんな走り方しています:ロングライドの大会に出てみたいなと思い、ロングライドの練習に励んでいます。知り合いの方に付合って頂きながら奥多摩方面で走り回っています。そのうちホビーレースなどにも挑戦してみたいな、なんて考えています。
ペダル使用暦:シマノSPD-SL、タイムRXS
プロライダーからビギナーまで幅広い層を視野に入れたライトアクション。XシリーズのノンセンターフリーフルートシステムとZEROシリーズの高耐久性テクノロジーを融合したハイブリッドペダルプロライダーからビギナーまで幅広い層を視野に入れたライトアクション。XシリーズのノンセンターフリーフルートシステムとZEROシリーズの高耐久性テクノロジーを融合したハイブリッドペダル
スピードプレイがとっても気に入っています。何度かペダルを取り換えたことはありますが、試したペダルの中でいちばんペダリングのことを考えて作られていると感じました。

私が最初に選んだのはライトアクションです。ZEROは上級者向けのイメージがあったのでライトアクションを付けて頂きました。

まず、ステップイン、ステップアウトについてですが、私でも全く問題なくこなせちゃいました。ペダルに裏表がないってとっても助かります。
パチンパチンと小気味よく嵌め外しができるので、とても安心です。ステップインに戸惑っちゃう回数がグッと減ってくれそうで、とっても嬉しいです。

次に使い心地ですが、いままでのペダルよりもずいぶんシッカリくっついてるなって感じました。タイムの時はたまに横滑りする感じが不安だったのですが、スピードプレイはピッタリ、シッカリって感じなので、足にしっかり力を入れられます。とにかく踏み易いなって感じるペダルがスピードプレイでした。足の裏の一番いい場所にちょうどペダルがくるように作られてるように感じました。

ライトアクションがとてもいい感じだったので、調子に乗ってZEROも試させて頂きました。正直いうとライトアクションとZEROの違いがわかりませんでした。足の振り幅が調整できるとのことでしたが、私ももう少し上達できれば分かるようなるのかなって思っています。

今回、初めて商品モニターをさせて貰ったのですが、自分のペダルとの違いが私にもハッキリ分かったのでビックリしました。お世辞抜きにほんとに気にいっちゃいました。ZEROでも全く問題は起こらなかったので、思い切ってZEROを買ってみたいなって思っています。

剛性が高い広面積のペダルを踏んでいる感覚

プロフィール

西澤 義昭さん
所属チーム:昔(30年前)・ラバネロ、現在・大福屋
自転車暦:大学生の時にラバネロにて競技活動、社会人になり即引退。その後は細々とサイクリング。2008年4月から週末のロードバイクを再開。
レース暦:国体、全日本選手権、都道府県対抗、全日本実業団、東日本実業団、関東選手権、一都三県、東京都選手権など。
入賞暦:東日本実業団ロード2位 関東選手権4000m速度1位、一都三県ピスト総合1位、東京都選手権ロード1位など多数。
こんな走り方しています:ホイールやポジションなどを変えたときの走りの違いを楽しんでいます。
1.ZEROとの遭遇
今回モニターの機会をいただき、箱を開けてさっそく愛車のLOOK585Ultraにインストール。すごく小さいペダルだ。シャフトの回転もLOOK KEOより遙かにスムーズ。でもペダル踏面のメッキはアメリカ製らしく少し安っぽいと思った。ペダル踏面の質感は低いかな。
クリートはバラバラになっており、これまでの一体モノのそれと比べると「なんだか複雑そうな製品」と思えた。

2.セットアップ
シマノSH-R099シューズにセットアップ。まずはソールに面してネジ止めする3つ穴のプレートの取り付け。これには母指球の基準線があり、これとシューズの母指球ラインとを揃えればいいので、簡単に位置決めできた。これはとても楽だ。

次にリングバネがセットされる黄色のクリート本体と金属製プレートをネジ止めするのだが、その前に3つ穴のプレートが水平かどうかをチェックしなければならないとのこと。このチェック方法がソールとの隙間があるかどうかという判断だが、実際には黄色いクリート本体をプレート上で滑らせればプレートが水平かどうかは案外簡単にわかる。この辺は説明書が難しく書きすぎているのかもしれない。

私の場合は、一番薄いシムを1枚前方に使用した。ところでこの分割方式のクリートは他の製品のクリートより6mm程度つま先寄りに調整することもできるので、つま先で回したい人に便利だろう。

気になったのは金属プレートの締め付け時のトルクの判断だが「抵抗を感じてから4分の1回転以内」となっている。しかし、この抵抗を感じるポイントがどの辺なのかがわかりづらいと思った。実際には、固くなるとネジの締まり方が「6〜8分の1回転クリック」的になるので、この最初か2回目くらいのクリックで止めておいたが、これで使用して支障はなかった。バネと黄色のクリートの間にはテフロン系オイルを射しておいた。

3.室内で試用チェック
ローラー台上で試してみた。これまでのペダルと比べると、最初はキャッチしにくかった。クリートのリングバネがペダルの溝を掴むのが、他のペダルと比較するとクリティカルな感じだ。キャッチするときの音も「ピチッ」という頼りない音だし、キャッチした時のシューズのペダル方向のストロークの変化が2mm程度なので、これも違和感があった。それに引きかえリリースは楽々だ。

ところで、このペダルに取り替えた場合、ソールとペダルシャフトまでの距離が小さくなる分、5mm以内だがサドルの高さを下げる必要がある。できればステムもこの分下げないと、元々のロードバイクのセッティングが変わってしまう。場合によってはサドルを下げた分、サドルを水平方向後方に下げることも必要となる。

4.実走
峠コース(80km×2日)と平地コース(50kmと100km)で試用した。室内で練習した成果、キャッチできるペダルだと身体で理解しているのだが、キャッチがすぐに出来るときと、そうでないときがある。コツがあるようだが、そのうちすぐに慣れ、下を見なくともキャッチできるようになった。

踏んでみてすぐにわかったのは、ダイレクト感の高さ。ペダルをこがないで、サドルから腰を上げて通過するような場所での路面からの情報が多い。やはりソールからペダルシャフトまでの距離がこんなに効くとは。おそらく踏むときもコンマ数パーセントは効率アップしているのだろう。

踏んでいる感じはとてもあの小さなペダルを踏んでいるというような感覚ではなく、剛性が高い広めの面積のペダルを踏んでいる感覚なので、戸惑う。ブラインドテストなら、とてもこの小さなペダルであると分かる人はいないだろう。

かかとのフリーな角度を微調整できるのもうれしい。精密プラスドライバーを持って走りながら3〜5回ぐらい調整すればベストに持って行けるだろう。

またこのフリーな範囲における抵抗感はこれまでのペダルと比較して、比べものにならないくらい少ない。これが、ヒザにダメージを与えないということなのか? 150km以上の距離を乗らないと有り難味が分からないかもしれないが。

キャッチに比較してリリースが簡単なので、ダンシングの時に外れないかと心配していたが、大丈夫そうだ。キャッチ保持力の調整が出来ないが、ひねらない時に外れない保持力であるので、特に問題ないと思う。
また、他のペダル使用時よりも、峠通過後の疲労回復時間が短く、結果、普段より練習後の疲労が少ない気もした。

5.心配なこと
クリートの金属部分が足つきと歩きでかなり傷つき、減った。また、この金属部分を留めている4本のネジがあまり沈頭とはなっておらず、結果、歩いたときにネジに体重がかかり、使用に支障はなかったものの、少しゆるんでしまっていた。

また、土の上を歩くのは厳禁だろう。これらの対策としてクリートカバーも用意されてはいるのだが。クリートの金属部分に小さくゴムを貼って歩き対策とするのも良いかもしれない。

6.期待すること
クロモリ黒カラーを購入することに決めたが、LEG Length Kitも一緒に手に入れたいと思った。というのは、私は30年前に交通事故で右の大腿骨を骨折して、右足が3mmくらい短いのだが、これによってどの程度パフォーマンスが変わるか楽しみなのである。しかし、ロードバイクは奥深い。そう思ったペダルだった。

自転車との一体感を高めてくれるペダル

プロフィール

梅田 俊次さん
所属チーム:Rise-Ride
自転車歴:半年 レース歴3回
こんな走り方しています:週末一人なら50キロ程度、複数なら100キロ弱のライド 週1、2回夜練1時間ちょっと。
ペダル使用暦:シマノSPD6ヶ月、LOOK KEO4ヶ月
今回モニターさせていただき、初めにライトアクションを使用、その後ゼロを使用しました。
靴を履いた瞬間クリートはやはり少し重いと感じました。見た目もペダルが想像以上に小さくて、足を支えられるのか不安でした。

ペダルをはめる時の感覚はシマノSPDに近く、なんとなく踏むことではまりました。初めのうちはカチッとはまる感覚があまりなく、はまっているのか否か確認が必要なほど軽い装着でした。とても装着しやすいと思います。

いざ踏み始めると靴を履いたときの重さは全く感じませんでした。踏み面の小ささは全く気にならず、むしろ、今まで使っていたペダルよりも大きく感じるほどでした。そのためか少し距離を乗っても、足の裏の一部だけに体重がかかるような感覚はなく、疲れにくい気がしました。

ダウンヒルでは、足首の自由度が高いので、より曲がりやすいポジションをとることができたと思います。引き足のときも自然に足についてくる感じで好感触です。今までのどのペダルよりも自転車との一体感を感じることができました。

ただ、私のペダリングが不安定であることも相まって、山道でのダンシングでトルクがかかったときに足が横に回転してしまい、力が横に逃げる感じがあった点が気になりました。

またライトアクションの15度の回転角も大きすぎる気がします。振り幅の調整ができず、内側にするか外側にするかないので、初めは真ん中にして使ったのですが、踵がクランクに当ってしまいます。次に外側にしたら踵は当たらなりましたが、かなり捻らないとペダルが外れないので少し戸惑いました。角度は半分で十分なような気がします。
ちなみにこれらの点はゼロを使用し、調整をすることで解消されました。

気を遣った点としては、クリートにゴムがついていないため、急な坂道の途中などで停まるときに足をついた瞬間滑るので注意が必要だと感じました。

総合的に考えると、自転車に乗ることを考えれば一体感が強く、よりその楽しさを体感できるペダルという印象です。いくつかの点に注意さえすれば、非常に能力の高いペダルだと思いました。次にペダルを買い替えるときの選択肢が増えました。

クリート位置調整がとても便利。膝の痛みがなくなった

プロフィール

吉田 誠さん
所属チーム:大福屋
自転車暦:趣味暦半年、レース暦・イベント参加暦なし。
こんな走り方しています:奥武蔵野や秩父をクラブの皆と走っています。 ペダル使用暦:シマノアルテグラSPD-SL
全体的に今までのペダルより良い印象を受けました。特に今までのペダルではよく膝に痛みを感じていましたが、スピードプレイを使用してからはあまり痛みを感じなくなった点が上げられます。

強度の高い練習を行うと、違和感を感じましたが、以前よりもかなり改善されました。その他にも、シューズとクリートとの接合面積が大きいため、しっかりとペダリングにパワーを伝えられるように思えます。

キャッチについては、片面ペダルで裏踏みを頻繁にしていたため、ペダルの表裏を確認することなくキャッチできるのはメリットに感じました。リリースは他のペダルと同様のため、特に問題はありません。

調整の利便性にも感心しました。クリート位置を前後左右に別々で調整できることは、メリットに感じます。これは今までのペダルにない調整性で、かゆいところに手がとどく感じがします。
ただし、ネジを強く締めても左右の調整がずれることがあります。もう少し改善していただけるといいと思います。

気に入らなかった点を強いてあげると、クリートが高価であること。半額くらいに抑えていただけるともっと使用する人が増えそうに思えます。金属パーツを使っているので仕方ない面もあるのかな?

クリート固定力がもう少し高めのほうがいいと感じます。これは個人の好みに依存するため、固定力の調整を行えるといいと思いました。



先日行われたジロ・デ・イタリア100周年記念大会では、スピードプレイを使用したサーベロテストチームがステージ4勝、チームリクイガスがステージ1勝と圧倒的な勝利数を挙げた。過酷な条件下でのスピードプレイの耐久性の高さ、身体の負担を軽減しながら最大限のパワーを伝達する機構の優秀さを証明してみせた。

第14ステージ、単独でゴールに飛び込むサイモン・ジェランス(オーストラリア、サーヴェロ)第14ステージ、単独でゴールに飛び込むサイモン・ジェランス(オーストラリア、サーヴェロ) photo:Kei Tsuji 第16、19ステージと2勝したカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ)第16、19ステージと2勝したカルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ) photo:Kei Tsuji

第17ステージ優勝を果たしたフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)第17ステージ優勝を果たしたフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス) photo:Kei.Tsuji 栄誉あるジロ最終ステージのTTを制したイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ栄誉あるジロ最終ステージのTTを制したイグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ photo:Kei Tsuji

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