パワーを確実にペダルに伝達する——。そのためには様々な要素が必要となるが、シューズのフィッティングも欠かせないポイントのひとつ。これまでとは違ったアプローチのサイズ合わせを取り入れたのが、ボントレガー・インフォームシューズだ。「あらゆる形の足に高いフィットをもたらすシューズ」。今まで困難であったこの難題を、インフォームシューズは見事にクリアしている。

拇指球の位置から探るサイズ選び

上半身、大臀筋、ハムストリングス、ふくらはぎとパワーが伝達され、最終的にペダリングに必要なパワーが集約されるのが、足の拇指球部分であることはご存知のとおりだ。このペダリングにもっとも重要な部分を中心に据えて、サイズ選びのシステムを構築したのがインフォーム(inform)シューズだ。

ボントレガー・インフォームシューズのラインナップボントレガー・インフォームシューズのラインナップ
足の長さ(つま先〜踵)でサイズを合わせるのが一般的なシューズのサイズ選びだが、インフォームシューズは拇指球の位置からライダーそれぞれに合ったシューズが決まる。つまりインフォームシューズのフィッティングは、拇指球からカカトまでの距離によって、適性サイズが分かるシステムなのだ。

インフォームシューズのテクノロジー

拇指球位置を特定し、足のサイズを測定するボントレガーの計測器“フットサイザー”拇指球位置を特定し、足のサイズを測定するボントレガーの計測器“フットサイザー”

フットサイザーを用いて足のデータを計測する

足のサイズを計測するのが、ボントレガー独自に開発された計測器"フットサイザー"だ。インフォームシューズにとって重要な拇指球位置はもちろん、足の長さ、足幅も計測が可能だ。

これらを詳細に計測することで、拇指球の位置をシューズの適正サイズと一致させることが可能となる。 それによりインソールによる土踏まずのサポートが得られるのだ。


どんな足も
的確にサポートするeSoles

25,000足分のデータを元に開発されたeSolesインソールは、ソフトなファブリックと樹脂製のアーチサポートパーツによるハイブリッド構造。
柔軟なアーチサポートを備え、様々な足型に対応。抜群のフィット感をもたらすと同時に、アーチダウンによる疲れも軽減する。


アーチの落ち込みを防止するeSolesインソール。2ピース構造で土踏まず部分はアーチをサポートする素材が使用されているアーチの落ち込みを防止するeSolesインソール。2ピース構造で土踏まず部分はアーチをサポートする素材が使用されている

足を包み込むようにフィットさせる
インフォームラスト

足底部からフィット感をもたらすのがインソールなら、足の甲を包むようにフィットするのがインフォームラストだ。世界で活躍するトップレーサーによる厳しいテストを通じて練り上げられたラストは、強度を保ちながら柔軟性に優れた構造を持ち、どんな足も包み込まれるようなフィット感をもたらす。

足の甲を包むようにフィットするインフォームラスト足の甲を包むようにフィットするインフォームラスト


ニーズに合わせた4種類のカーボンソール

Platinum
ハンドモールドによる最高級グレードカーボンソール。最軽量かつ、パワー伝達率もシリーズ最高を誇る。

搭載シューズ
レースXXXライトシューズ
Gold
単一方向性カーボンを使用した、軽量かつ高剛性のアウトソール。抜群のダイレクト性を誇る。

搭載シューズ
レースXライトシューズ
Silver
100%BMCカーボンを使用したアウトソール。高性能でありながら低価格を実現。


搭載シューズ
レースライトシューズ
Bronze
軽量ナイロンとカーボン繊維を成型したアウトソール。高いパワーと適度なしなやかさを併せ持つ。

搭載シューズ
レースシューズ


思いのままに、簡単に調整可能なバックルシステム

1.5mm刻みで長さの調整ができる薄型の新Micro-Fitバックルを採用。
ジャストなトップストラップの締め付け具合を実現。



踵のホールド性を高めるヒールカップのインナーライニング踵のホールド性を高めるヒールカップのインナーライニング

より確実なホールド力を発揮するヒールカップライニング

ヒールカップのインナーライニングには、踵のホールド性を高めるためスリップ防止の特殊生地を使用。

RXXXLロードシューズ、RXLのロードとマウンテンバイクシューズ、RLのロードシューズに採用される。


次のページでは、実際のショップで行ったインフォームシューズのフィッティングレポートを紹介する。
提供:トレックジャパン 企画/制作:シクロワイアード