ハイシーズンの南国グアム島で、2月26日にファンライド系ロードレースが開催される。今年で3回目を迎えるTDG(Tour De Guaham)は、家族で楽しむことが可能な、年々人気の高まるファンライド系レースだ。大会の概要を紹介しよう。

夜明けと共に走り出す 朝の空気が気持ちいい!夜明けと共に走り出す 朝の空気が気持ちいい! (c)Makoto.AYANO

距離110km 獲得標高差はじつに1,800m

ツール・ド・グアムは、グアムサイクリング連盟が主催するサイクリングレース。
コースは交通量の少ないグアム島南部を周回しながら島の東西横断を3回含む、変化に富んだ110kmだ。獲得標高差はじつに1,800mにのぼる。
順位を争うレースではあるが、制限時間内に完走をめざすロングライド的な性格が強く、大会は誰もが挑戦することを楽しめるレースを目指している。今年は60kmを走るファンライド部門も設定され、ますます参加しやすくなった。

海をバックに島の南端部のアップダウンをこなす海をバックに島の南端部のアップダウンをこなす (c)Makoto.AYANO豪快な眺めのダウンヒル 景色最高!豪快な眺めのダウンヒル 景色最高! (c)Makoto.AYANO

昨年行われた第2回大会では、地元グアムをはじめ、サイパン・日本・韓国・オーストラリアからライダーが参加するなど、国際色豊かな大会となっている。「プラチナスポンサー」にはグアム随一のリゾートホテルであるPICホテル(パシフィック・アイランドクラブ)グアムがつき、大会を全面バックアップ。家族連れで楽しい時間を過ごせるレースとして充実を図っている。

ちなみに、今年行われた第2回大会にはシクロワイアード編集部も参加。常夏の島のレースを満喫している様子はツール・ド・グアム2011記事を参照してほしい。レースにはソロクラスだけでなく、4名1組で参加できるリレー種目も用意され、職場の同僚や仲間たちとの参加も可能。100kmの走行に自信のない初心者グループでも楽しめる工夫がしてある。

南国の海にみんな笑顔!南国の海にみんな笑顔! (c)Makoto.AYANO■コースは短くもハード 完走の達成感たっぷり

コースは110kmだが、獲得標高差は1800mに達する。グアム島ならではの変化に富んだ地形を生かした、碧い海、深い緑のジャングルを縫うように走るコースを体験して欲しい。イメージ的にはツール・ド・おきなわ市民140kmに近いといえるだろう。

ゴール後、レース当日の夕刻にはPICグアム内のレストランで表彰式(別料金/ディナーつき)が予定されている。海外やローカルの選手たちと交流を深めたり、参加者同士で健闘を讃えあったりして楽しいひと時が過ごせるはずだ。

■賞金&賞品たっぷり 1位には750ドル授与

サイパンでのレース、ヘル・オブ・ザ・マリアナと姉妹大会のため、この大会も共通して賞金がたっぷり出る。男女オープンクラスにはなんと1位賞金750ドルが授与される! 年齢別部門では5歳刻みだった昨年と変わり、今年から10歳刻みとなり、新たに60歳以上部が新設された。チーム部門の優勝賞金は200ドルだ。

■110km部門コースダイジェスト 獲得標高数1800mのチャレンジングなコースツール・ド・グアム コースマップツール・ド・グアム コースマップ

スタートは午前6時45分。島の東海岸にあるレストラン"ジェフズ・パイレーツコブ" からスタートし、始めにR4を少し北上し、R17へ左折し長い上り坂の洗礼を受ける。トータルで島を3回横断するうちの1回目、上り基調でアップダウンを繰り返し、R5へ右折、さらにR2Aへ右折、ビーチに向かって一気に下る。R1(マリーンドライブ)の海沿いのフラットな道を北上し、第一地点の28キロ地点に至る。

さらにビーチ沿いR1を進み、ハガッニャから右折して内陸に入り2回目の島の横断。R4に入り、また上り基調のアップダウンで島を横断、R4が島の東岸を進み、スタート地点であったジェフズ・パイレーツコブを通過、そのままR4を南下し上りを経たところで第二地点の56キロ地点に至る。

さらにR4を南下し、海岸に沿ってフラットな道が続く。途中イナラハン天然プールなどの観光名所を眺め、島最南端を通過、ココス島への船乗り場(メリッソ桟橋)を通過。北上しウマタック湾あたりから内陸に入りかなりの坂を上がり、第三地点セッティ湾展望台81キロ地点に至る。この辺がコース最高地点で標高240m程度。

最高地点から一気に下り、再びビーチ沿いへ島南岸を北上。信号のある交差点をR12へ右折ししばらく上りが続く、さらにR17号に入りクロスアイランドロードで島を3度目の横断、ゴールのジェフズ・パイレーツコブに到着。獲得標高1800mを超える。

■日本からの参加ツアーを催行

ホノルルセンチュリーライド参加ツアーなどでおなじみトップツアー株式会社が、日本からのツール・ド・グアム参加ツアーを催行。
日程は2012年2月24日(金)~2月27日(月) の4日間で、東京・大阪・名古屋発着から選べる。詳しくは以下から確認して欲しい。

ツール・ド・グアム参加ツアー詳細(トップツアー)

ツール・ド・グアム2011 ダイジェストムービー

宿泊したPICホテル ロイヤルタワーからの素晴らしい眺め宿泊したPICホテル ロイヤルタワーからの素晴らしい眺め (c)Makoto.AYANO

■ツール・ド・グアム2012 大会概要

大会日時:2012年2月26日(日曜日)
参 加 費:$45.00(1名)タグチップ紛失代金:$25
ク ラ ス:オープン、19歳未満、20-29歳、30-39歳、40-49歳、 50-59歳、60歳以上
賞金:OPEN:1位 - $750, 2位 - $500, 3位 - $200  
    TEAM:1位 - $200, 2位 - $100,3位 - $50
   (男女共 OPEN参加のみ)

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