自転車とファッションの共存を目指す、自転車カジュアルブランドnarifuri(ナリフリ)。そのナリフリが、東京・恵比寿に直営ショップを新しくオープンした。

東京/山手線の中からも見える、narifuriショップ東京/山手線の中からも見える、narifuriショップ

Fashion + Bicycle を旗頭に、自転車に乗れて、しかも自転車っぽくないカジュアルウェアを発信してきたカジュアルブランド、ナリフリ。2007年の立ち上げから、自転車をライフスタイルとして楽しむ層に受け入れられてきた。

白を基調とした店内には、narifuriオリジナル製品がずらりと並ぶ白を基調とした店内には、narifuriオリジナル製品がずらりと並ぶ


これまで、フレッドペリーやChampion systemといった、自転車という枠を超えたさまざまなブランドとコラボレート。2010年からブリヂストンサイクルが発売するタウン系自転車ブランド、HELMZのデザインを担当するなど、さまざまな形でそのデザインセンスを、いわゆる自転車業界の内から外から示してきた。

narifuriのコンセプトについて、プロデューサーの小林一将氏はこう語る。「街で生活するために必要な二つの要素、ファッションと自転車。これの共存を目指し、実現させるために。自転車に乗りやすい機能性と、街で生えるファッショ性とを両立させたアパレルを作っています。」

自転車を単にスポーツとして捉えるだけでなく、日常生活を豊かにしてくれるツールとして扱い、『自転車を感じさせない、毎日自転車に乗るための服』であるという。

narifuriの代表的な水玉模様デザインnarifuriの代表的な水玉模様デザイン フレッドペリー・コラボ製品なども試着できるフレッドペリー・コラボ製品なども試着できる


これまでも、オフィスに併設する形で簡単なショップをオープンしていたナリフリだが、恵比寿という立地にショップを新設した意図は、以下の通り。

「恵比寿というアクセスも便利な場所に、ボクらの考え方、いわゆる世界観を、ひとつにまとめたかったんです。一つ一つの製品というより、まとめて見てもらった方が、考え方というのは、より伝わりやすくなると思っています」

ショップのオープンは、2011年8月10日。ナリフリの立ち上げから5周年という区切りの日を、オープン日とした。山手線の中からも見えやすい立地にあるそのショップには、いまや彼らの代名詞とも言える水玉デザインのウェアを始めとするアパレルが並ぶ。フレッドペリーとのコラボアパレル、さまざまなバッグなど、彼らが手がけてきたプロダクトが一覧でき、試着できる空間となっている。

ショップ自体は2階にあり、1階はナリフリの本部オフィスであるショップ自体は2階にあり、1階はナリフリの本部オフィスである

将来的には、一階にあるオフィスを、自転車屋にしていければ、と考えている小林氏。
「ヘルムズという、ボクらが自転車で行っている表現も、併せて見てもらいたいんです。1階が自転車ショップで、2階に乗るための洋服屋。そういう空間ができれば、洋服と自転車の関係性というのが、より近くなると思っています」

ショップ プレオープンの模様(右)と、narifuriが手がけた自転車、HELMZ(左)ショップ プレオープンの模様(右)と、narifuriが手がけた自転車、HELMZ(左)

ショップオープンの前夜には、プレオープン・パーティが行われ、自転車関連にとどまらないさまざまな業界からの関係者とファンが訪れ、楽しんでいた。その模様を、写真にて簡単にご紹介しよう。

narifuriスタッフのニイニイさんnarifuriスタッフのニイニイさん HELMZの立役者、ブリヂストンサイクルの瀬戸さん(左)と、フレッドペリーの田原さん(右)HELMZの立役者、ブリヂストンサイクルの瀬戸さん(左)と、フレッドペリーの田原さん(右)


プレオープンには、自転車界にとどまらない幅広い世界の人々が訪れていたプレオープンには、自転車界にとどまらない幅広い世界の人々が訪れていた


ショップオープンで、ほろ酔い気分のナリフリのプロデューサー陣を撮影。小林一将氏(左)と、市村公人氏(左)ショップオープンで、ほろ酔い気分のナリフリのプロデューサー陣を撮影。小林一将氏(左)と、市村公人氏(左)


narifuri official shop EBISU
東京都渋谷区恵比寿西2-5-2今村ビル2F
TEL; 03-3780-4855
営業時間:12:00〜20:00
定休:月曜


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text & photo: 中村パンダソニック Pandasonic Nakamura
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