北海道・ニセコで行われた初めてのヒルクライムレース。9月のツール・ド・北海道第2ステージはここニセコが発着点。一足先に256名のサイクリストがレースを楽しんだ。

ニセコ・羊蹄山エリアは絶好のサイクリングコースニセコ・羊蹄山エリアは絶好のサイクリングコース photo:Hideaki.TAKAGIニセコで初のヒルクライムレース
8月8日(日)、北海道倶知安町で第1回ニセコHANAZONOヒルクライムが行われた。ここニセコは世界有数の良質のパウダースノーで、冬季はスキーリゾート地として国内はもとより世界各国からスキー客が訪れる場所だ。さらにその魅力に取り付かれ、この地に定住する人も少なくない。海外からはオーストラリアを中心に20年ほど前から外国人が移り住んでいる。
大会実行委員長のロス・フィンドレー氏はそうした人たちのなかでは草分け的存在。彼らスキー選手・愛好家の夏場のトレーニングはもちろん自転車。すばらしいロケーションもあいまって、ニセコ周辺を走るサイクリストが年々増えている。
フィンドレー氏はじめ、ニセコの地で自転車レースを開催したいと考える人たちの長年の努力が実り、今年第1回目のヒルクライムレースの開催にこぎつけた。

実行委員長のロス・フィンドレー(TEAM NISEKO)実行委員長のロス・フィンドレー(TEAM NISEKO) photo:Hideaki.TAKAGIツール・ド・北海道第2ステージが舞台に
「もっともステージレースらしいレース」ツール・ド・北海道が今年も来月行われる。その第2ステージはこのニセコが舞台で9月18日(土)に行われる。ニセコ中心部の「ひらふ坂」を上りきったところがスタート・ゴール。コースは8の字型に大きく1周する183km。アップダウンが非常に厳しく、全ステージを通じて総合成績にもっとも大きな影響のあるハイライトステージだ。
実はその第2ステージは、9月10日から20日までニセコで行われる「ニセコサイクルウィーク」の中心イベントなのだ。オーストラリアからの自転車ツアー、MTBツアー、トライアスロンキャンプ、バーベキューなどが予定されている。

ぶっちぎり1位はブライアン・バークハウス(NSR)ぶっちぎり1位はブライアン・バークハウス(NSR) photo:Hideaki.TAKAGIぶっちぎり1位は来日1年目の英語教師
本大会のコースは倶知安町中心部をパレードスタートし、ニセコアンヌプリ五色温泉までの15.5km、標高差618mだ。最初と最後が平坦に近いので、7%ほどの勾配をずっと上っているイメージだ。全部で11のクラスに256名がエントリー。
当日の朝まで大雨だったが、レースが始まる頃にはやんでむしろ暑いほどに。トップで駆け上ってきたのはブライアン・バークハウス(NSR)。カナダから来日1年目の英語の先生だ。総合でももちろんぶっちぎりの1位。以下続々とゴールし、予定の関門時間2時間を待つことなく全員がゴールした。

8人が参加した北海道大学
今年のツール・ド・北海道へ出場が決まっている北海道大学からは選手8名と監督が参加。
「いいコースで運営もよく、きついけど気持ちよく走れました」と語るのはOBの新納監督。
「ツール・ド・北海道のメンバーはすでに決めてあって、別メニューの練習をしています。今大会に出た7人の選手には、来年のこのヒルクラムで優勝を、あるいはツール・ド・北海道に出られるような走りと成績を期待したいですね」
北海道大学自転車競技部。部員はなんと30名ほど北海道大学自転車競技部。部員はなんと30名ほど photo:Hideaki.TAKAGI
「北海道は遠隔地でレースも少ないですが、それは地方の大学でも同じこと。むしろ夏場は走りやすいなどプラスもあります。普段はレースの手伝いや運営の一部などもやっています。卒業後にあちこちでその経験を生かしてもらえれば嬉しいですね。」
「ツール・ド・北海道ではただついていくだけでなく、山岳に強いメンバーがいるのでそれ以上の走りを期待したい。監督としては一日でも多く、限界以上の力を出させて完走させたい」と語る。

表彰式は下山して倶知安町の中心部、まちの駅前で。このヒルクライム大会そのものが、くっちゃんじゃが祭りのイベントのひとつ。夏祭りでたくさんの地元の人でにぎわい、表彰された人たちも満足そう。来年以降もぜひこの夏祭りとセットで開催してもらいたいものだ。

京都から参加の前田さん親子。息子の充貴君が勝ちました京都から参加の前田さん親子。息子の充貴君が勝ちました photo:Hideaki.TAKAGI第3回宮古島トライアスロンチャンピオンは親子で参加
前田芳久(ファンランド)さんと息子さんの充貴君はMTBとロードで参加。そう、前田さんは第3回全日本トライアスロン宮古島大会の覇者だ。そのときの2位以下は田中宏昭、中山俊行、宮塚英也、城本徳満の各氏と言えばそのステータスがわかるだろう。今回は、予定していた北海道旅行の最中にこの大会があることを知り、エントリーしたのこと。京都から参加で遠方賞のラフティング券をゲット。「明日は親子でラフティングに挑戦します」と爽やかに語ってくれた。

大会事務局のあるニセコプロモーションボードの葛西氏は「スタートで選手を見送ったとき、これが始まりなのですが感動しました」と語る。
雪だるまが迎える倶知安町雪だるまが迎える倶知安町 photo:Hideaki.TAKAGI
「ニセコは今、自転車に力を入れています。ニセコに住む人たち、日本人はもちろんオーストラリアをはじめ台湾、香港など海外の人たちと倶知安町の人たち、そして行政が一体となって作り上げたのがこの大会です。第1回にもかかわらず256名のエントリーがありびっくりしました。定員に達して募集を打ち切るほどでした。もちろん来年以降は規模を大きくして、もっとたくさんの人たちに参加して欲しいと考えています。そのときにはここニセコで3日4日と滞在して欲しいと思いますし、こちらも対応できる仕組みを作っていきたいですね」

9月のツール・ド・北海道第2ステージは、ぜひとも自転車持参でニセコに滞在して観戦してみては?サイクルウィークのイベントに出るもよし、コースを見つけてサイクリングするもよしだ。ニセコを中心とした厳しい山岳コース、あるいは羊蹄山をめぐるおよそ平坦基調のコースと自由自在だ。

photo&text:高木秀彰
体重と同じだけのじゃがいもがもらえるシーソー。自己申告は30kg?体重と同じだけのじゃがいもがもらえるシーソー。自己申告は30kg? photo:Hideaki.TAKAGI
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