南国沖縄を舞台に開催されるロングライドイベント、美ら島オキナワセンチュリーラン。2018年も1月14日(日)に開催される。日本でも最も早い時期に開催されるロングライドイベントとして、寒い本州の冬を過ごすサイクリストに人気を集める大会を紹介しよう。



第9回となる美ら島オキナワセンチュリーラン第9回となる美ら島オキナワセンチュリーラン
今回で第9回となる美ら島オキナワセンチュリーラン。本州が冬の寒さに震える中、南国・沖縄本島にて日本一早い時期に開催されるロングライドイベントとして、人気を集める大会だ。1月でも平均気温が17℃前後という沖縄ならではの温暖な気候の中、重苦しいウィンターウエアを脱ぎ捨て、リゾート気分を味わいながら走ることができる。

スタート・ゴール地点およびメイン会場となるのは、沖縄本島のど真ん中に位置する恩納村コミュニティセンター。那覇空港から沖縄自動車道経由で1時間程とアクセス良好な恩納村は、那覇に近くありながらもなお豊かな自然が残る「やんばる」地方の入り口にあたるリゾートエリアだ。

1月から南国らしい風景を満喫できる美ら島オキナワセンチュリーラン1月から南国らしい風景を満喫できる美ら島オキナワセンチュリーラン
ターコイズブルーの海とサンゴ礁の美しい眺めと、海ブドウやサーターアンダギーといった沖縄ならではのグルメを楽しむことができるのが、美ら島オキナワセンチュリーランの魅力。160kmの「美ら島センチュリーコース」、100kmの「美ら島シーサイドコース」、そして50kmの「美ら島めんそーれコース」というお馴染みの3つのコースに加え、今年からは100kmの距離の中によりスパイシーな登りを取り入れた「美ら島ヒルサイドコース」が新たに登場。計4つのコースから脚力や好みに合わせて選択できる。

最長コースとなる「美ら島センチュリーコース」はメイン会場の恩納村に加え、名護市、今帰仁村、宜野座村、金武町、うるま市、嘉手納町、読谷村の8市町村を走りぬける、絶景ロングライドコース。沖縄を走りたいというサイクリストをしっかり満足させる走りごたえのあるシンボルコースとして設定された。

センチュリーコースの魅力はなんといっても、島と島をつなぐ「ワルミ大橋」「古宇利大橋」「海中道路」の沖縄三大美橋。左右を海に囲まれた沖縄ならではの景色を3回も楽しめるコースは、全国を探してもそうそう敵うものの無い絶景コースだ。160kmのコース上には8つのエイドステーションが設けられており、エネルギー切れの心配もない。

歩道橋の上から望める海中道路、スケールの大きさが伝わるだろうか歩道橋の上から望める海中道路、スケールの大きさが伝わるだろうか 青い海が広がる青い海が広がる


見渡す限りの海に感動できる古宇利大橋見渡す限りの海に感動できる古宇利大橋 帰りは追い風に乗って快適!帰りは追い風に乗って快適!


一方で、160kmに挑戦するには不安があるという方や、初めてのロングライド挑戦にぴったりなのが「美ら島シーサイドコース」。海沿いのフラットな道を走るため、ゆっくり景色を楽しみたいベテランサイクリストから、ロングライド初挑戦のビギナーまで、幅広いレベルの参加者を受け入れてくれる魅力的なコースだ。ロングライドイベントでは最長距離種目に人気が集まりがちだが、この大会では最も人気なのはこのコースだということからも、いかに巧みなコース設定なのかが窺い知れよう。

シーサイドコースは、「ワルミ大橋」「古宇利大橋」の2つの大橋を通過する。センチュリーコースと同様の絶景を味わうことができるのも魅力的。廃校となった小学校をリノベーションした「あいあいファーム」をランチ会場として設定。おいしい食事と沖縄の大自然を楽しめる、まさに1粒で2度おいしいコースとして今年も人気を博すことになりそうだ。

お昼に供された沖縄そばにじゅーしー&味噌おにぎりお昼に供された沖縄そばにじゅーしー&味噌おにぎり 全粒粉パンに黒糖、サツマイモスティック全粒粉パンに黒糖、サツマイモスティック

一足早い桜の開花が見られる一足早い桜の開花が見られる
エイドで振る舞われた紅いもタルト、一口大にカットされて食べやすいエイドで振る舞われた紅いもタルト、一口大にカットされて食べやすい 沖縄発祥の食べ物タコライス!沖縄発祥の食べ物タコライス!


そして、この人気のシーサイドコースと同じく100kmを走る新種目が、「美ら島ヒルサイドコース」だ。もう少し走り応えが欲しいけど、160kmは長すぎると感じる中上級者向けのコースとして、シーサイドコースをベースにヒルクライム区間を増量した新コースとなっている。4つのエイドが用意され、ランチ会場はシーサイドコースとおなじ「あいあいファーム」となっている。カップルなどで、ヒルサイドコースとシーサイドコースに分かれて参加し、最後のエイドである道の駅で落ち合い、一緒にゴールを目指すというような参加方法もありだろう。

大会中最も短い種目となるのが恩納村と読谷村の2村を巡る50kmの「美ら島めんそーれコース」だ。ビギナーでも気軽に楽しめるイージーなコースながらも、沖縄の歴史や景観、文化に加え、リゾートホテルやスイーツといった沖縄ならではの魅力をギュッと凝縮したコースに仕上げられている。ストイックに走らずとも沖縄を自転車で楽しく気軽に満喫したいという人にぴったりだろう。

沖縄文化を感じる読谷村を周遊するめんそーれコースで例年人気を集めるのは、リゾートホテルで振舞われるケーキ。さらに昨年からは残波岬ロイヤルホテルでのランチが追加され、より豪華な内容へリニューアル。脚がある人でも観光重視ならあえてこちらを選んでみても良いほど、沖縄の観光とグルメに特化した充実のコース設定だ。




自転車で沖縄を楽しみつくした後は、メイン会場で後夜祭が催される。参加者であればどなたでも参加可能なオープンなイベントとして開催され、走り終わった心地よい疲れを感じながら楽しめるイベントとなっている。全国各地から集まったサイクリストたちと交流出来るまたとない機会となるはずだ。

また、大会翌日の1月15日(月)にはスペシャル企画としてアフターサイクリングが行われる。大会では走り抜けてしまう各地域が秘めるディープな魅力をサイクリングガイドによる”裏情報”を聞きながら、より深く理解し触れることができるとっておきのプランとなる。

ガイドが無いと気づかないこんな絶景スポットに出会えるのがアフターサイクリングの魅力ガイドが無いと気づかないこんな絶景スポットに出会えるのがアフターサイクリングの魅力 郷土の歴史を学ぶことのできるライドとなっている郷土の歴史を学ぶことのできるライドとなっている

泡盛の醸造所見学も泡盛の醸造所見学も 地元産の羽地鶏を振舞ってくれた名護アフターライド地元産の羽地鶏を振舞ってくれた名護アフターライド


昨年は恩納村と名護市を舞台としたこのアフターサイクリングだが、今年は4つのエリアへと拡大。名護市の屋我地島散走コース、恩納村の隠れた絶景と昔ながらの集落ライド、読谷村の文化村読谷村でちょこっとつまみ食い!コース、うるま市の浜比嘉島コースという4つのライドが予定されている。

さてさて、そんな美ら島センチュリーランでは現在参加者を募集中だ。申し込み方法はインターネット、郵便振替、沖縄県内サイクルショップなどで店頭申込みとなっている。インターネット申し込みの場合、JTBスポーツステーションおよび、スポーツエントリーからエントリーできるようになっている。また、10名以上のチームで申し込みをすることで、オリジナルトートバッグがもらえるキャンペーンを実施中。

参加料金は、「美ら島センチュリーコース」が10,500円、「美ら島ヒルサイドコース」「美ら島シーサイドコース」が9,500円、「美ら島めんそーれコース」が7,500円となっている。年明け早々からロングライドを満喫できる美ら島オキナワセンチュリーラン。ぜひ参加してみては。

エメラルドブルーの海に思わずバンザイ! エメラルドブルーの海に思わずバンザイ!



第9回 美ら島オキナワセンチュリーラン
日時:2018年1月14日(日)06:45 - 19:00(予定)
会場:恩納村コミュニティセンター
コース/距離: 美ら島センチュリーコース/160km
       美ら島ヒルサイドコース/100km
       美ら島シーサイドコース/100km
       美ら島めんそーれコース/50km
参加料金:美ら島センチュリーコース/10,500円
     美ら島ヒルサイドコース/9,500円
     美ら島シーサイドコース/9,500円
     美ら島めんそーれコース/7,500円
参加募集期間:2017年9月1日(金)~2017年11月30日(木)
募集人数:2,700名