宮城県の最南端に位置する丸森町。自然にあふれる緑豊かな田舎町を舞台に、アートと旅、そして自転車をテーマにした「MARUVÉLO à marumori」が初開催される。10月1日に開催されるこの意欲的なイベントを紹介しよう。



宮城県の最南端に位置する丸森町で開催されるMARUVÉLO à marumori 宮城県の最南端に位置する丸森町で開催されるMARUVÉLO à marumori (c)MARUVÉLO à marumori
宮城県と福島県の県境の町、丸森町で今年初めて開催される「自転車と旅の日~マルベロ MARUVÉLO à marumori」(以下、マルベロ)。アート、旅、そして自転車という3つのテーマを中心に開催されるマルベロは、グルメや写真、音楽、そしてライディングイベントなど自転車好きも、そうでない人も一緒に楽しむことができる複合型のカルチャーなイベントだ。

地元に根付く古書店も出展地元に根付く古書店も出展 (c)MARUVÉLO à marumori会場となるのは、、江戸時代後期から昭和初期にかけて七代にわたり栄えた豪商「齋藤家」の屋敷と収蔵品を町の郷土資料館として開放している博物館「齋理屋敷」。当時の暮らしを偲ぶことができる館の庭園に多くのブースや企画展示が行われる。

メインとなるのは様々な国の雑貨やお茶、食べ物が集まったマーケットブース。丸森で営みを続けるお店を中心に、仙台や石巻など東北エリアがメインに23のブースが集まる。

地元野菜を扱うお店も地元野菜を扱うお店も (c)MARUVÉLO à marumori質の高いライフスタイルを楽しみたい大人にとって、魅力的なお店がずらりと並ぶ。美しい自然を持つ丸森、そして東北ならではの豊かな時間を過ごすためのお店と出会う貴重な機会となるだろう。

そして、音楽とアートに触れる時間も設けられる。仙台在住のピアニストであるTakuro Kikuchiさんのピアノライブ、そして川崎町在住のシンガーソングライター、オハラマヤさんによるアコースティックギターライブがイベントに美しい旋律を流してくれる。

加えて、ツール・ド・フランスブースとして、世界の自転車レースを追いかけるフォトグラファーの写真と、選手の実写が並ぶ。並べられるのは自転車レースの最前線で活躍する辻啓氏と飯島美和氏らの作品。そして、バーレーン・メリダの新城幸也選手の実車が展示される予定だ。

自転車レ―スフォトグラファーの辻啓氏自転車レ―スフォトグラファーの辻啓氏 レースの現場で活躍する飯島美和さんレースの現場で活躍する飯島美和さん photo:Makoto.AYANO


また、丸森町の伝統工業である「丸森和紙」の端切れに筆ペンで描かれたシンプルな猫絵展「マルモリ猫ギャラリー」も同時に開催される。こちらは参加型の企画となっており、みんなで猫ギャラリーを作り上げていくこととなる。

くわえて、日本伝統文化の折り紙ヒコーキの楽しみを伝える「空育@JAL折り紙ヒコーキ教室」、糸車から紡ぎだされる音と楽器、そして星々の共鳴を体験する「糸車と音色のワークショップ ちいさな山のがっこう」といったワークショップも開催される。

イベント前日には、イギリスのサイクルウェアブランド・Raphaが主催するソーシャルライド「ラファキャラバンライド丸森」も開催される。距離45km、獲得標高910mのコンパクトなライドとなっており、申し込みはこちらのページから行うことができる。

丸森町の伝統工業である「丸森和紙」丸森町の伝統工業である「丸森和紙」 (c)MARUVÉLO à marumori空育@JAL折り紙ヒコーキ教室空育@JAL折り紙ヒコーキ教室 (c)MARUVÉLO à marumori

全国をまわっているラファキャラバンがやってくる全国をまわっているラファキャラバンがやってくる (c)MARUVÉLO à marumori
全国を巡っているラファモバイルクラブは、イベント当日にも登場。マーケットエリアに出展し、実際に商品を手に取ってみることができる。直営店がない東北地方のサイクリストにとって、貴重な機会となるだろう。

自転車のみならず、たくさんの魅力的なコンテンツが詰め込まれたマルベロ。こんなにも盛りだくさんなイベントながら、通常610円必要な会場への入場料は無料となっている。会場には「Merci箱(メルシー箱)」と名付けられたドネーションボックスが設けられているので、満たされた気持ちに応じた金額を寄付することも出来る。



MARUVÉLO à marumori
開催日:10月1日(日)
開催場所:「齋理屋敷」宮城県伊具郡丸森町字町西25
入場料:無料