心拍トレーニング機器のリーディングカンパニーであるポラール・エレクトロより、腕バンド型心拍センサーの「OH1」がリリースされる。胸バンドのように装着の煩わしさがなく、腕時計型以上の計測精度を持つ新型センサーだ。



ポラール OH1ポラール OH1 (c)ポラール・エレクトロ・ジャパン
高い計測精度を誇り、トレーニングの際に重宝されるデバイスが胸バンド型の心拍センサーだ。一方で、胸の締め付け具合、ベルトに溜まる汗が気になる、一度ウェアを着用してしまうとセンサーのポジションが調整しにくいというデメリットがつきまとうことも事実だ。

このアクティビティ中の不快感を軽減するために腕時計型の心拍計測デバイスが、この数年でリリースされはじめた。手軽に装着でき、ポジション調整も行いやすいなどのメリットを持っているが、計測部位が運動により動いてしまうと、計測値が揺れ動いてしまうというデメリットも存在する。また、計測部がズレないようにきつく締めすぎてしまうと血管の動きを阻害し、正確な心拍数を計測できないというケースもあるという。

それぞれの心拍センサーに美点と不都合な部分があり、ユーザーは一長一短を見極め、自分にあったデバイスを選ぶ必要があった。そこにポラール・エレクトロは腕バンド型心拍計「OH1」という新たな選択肢を投入する。

前腕もしくは上腕に装備するOH1前腕もしくは上腕に装備するOH1 (c)ポラール・エレクトロ・ジャパン
胸バンド式のように伸縮性に優れる素材を採用した腕バンド型は、上腕と前腕どちらに装着しても適切なフィット感を得られ、かつ気軽に調節が行えるようになっている。また、センサーがピッタリと腕に当たるため、運動によってセンサーがズレてしまう心配も少ない。

搭載される6LEDの光学式センサーは、もちろんポラールのサイクルコンピューターやスポーツウォッチ、スマートフォンとも連携可能。胸バンドの代替アイテムとしてOH1を使用することができる。また、センサー単体でも200時間分のトレーニングデータを記録することが可能となっており、気軽にアクティビティを開始することができる。

センサーは約5gと軽量で、バンドと合わせても17gとなっており、運動の妨げになりにくい重量に仕上げられている。30mの防水性も備えられているため突然の雨天でもセンサーが水没してしまうことはないだろう。ランタイムは最大12時間。価格は11,800円(税抜)。9月28日より発売開始。

気軽に装着できることが腕バンド型心拍計のメリットだ気軽に装着できることが腕バンド型心拍計のメリットだ (c)ポラール・エレクトロ・ジャパン


ポラール OH1
重量:センサー5g、アームバンド12g
高さ:9.5mm
直径:29.85 mm
アームバンド:サイズM~XXL、洗濯機洗い可能
メモリー:4MB、最大200時間分
バッテリー:充電式45mAhリチウムポリマーバッテリー、最大12時間
耐水性:30m
セット内容:本体、アームバンド、USBアダプター、スタートガイド
カラー:ブラック
価格:11,800円(税抜)