レース用パーツからアクセサリーまで様々なプロダクトをリリースするTNIより、シマノ105用やスラム用のセラミックビッグプーリー、カーボンホイール、ガーミンEDGEやアクションカメラGoPro用マウントなど様々な新製品が登場する。



TNI SPEED PULLEY(シマノ105、スラム用)

アルベルト・コンタドールやブラドリー・ウィギンズ、ファビアン・カンチェラーラなどビッグネームが使用し、チェーンの駆動効率を向上させることができるアップグレードパーツとして世界中に知れ渡ったビッグプーリー。

TNI SPEED PULLEYTNI SPEED PULLEY (c)トライスポーツ
プーリーを大径化しプーリー自体の回転数を低下、チェーンの屈折角を緩くすることで、プーリーとチェーンの摩擦抵抗を低減させようというパーツだ。その結果、プーリー周りの駆動効率が向上するという。入力に対してパワーのロスを少なくすることは、レースはもちろんロングライドでもメリットがあるはずだ。

これまでシマノDURA-ACEやULTEGRAのみに用意されていたTNIのSPEED PULLEYに、シマノ105(5800系)対応モデルとスラム RED、FORCE、RIVALモデルがそれぞれ登場する。シマノならばハイグレードユーザーのみが受けることができた恩恵をエントリーグレードユーザーも受けられるようになった。また、シマノユーザーのみならずスラムユーザーもビッグプーリーのメリットを享受することができる。

ラインアップは各モデルともスタンダードベアリングとセラミックベアリングという2種類。また、シマノ105、スラム用ともに上下15Tのビッグプーリーが装備される。重量はシマノ105用が87g、スラム用が92g。

TNI SPEED PULLEY(シマノ105)
プーリー:15/15T
重量:87g
対応ディレイラー:シマノ105 5800系
ベアリング:スタンダード、セラミック
価格:13,800円(税抜、スタンダード)、16,800円(税抜、セラミック)

TNI SPEED PULLEY(スラム)
プーリー:15/15T
重量:92g
対応ディレイラー:スラム RED、FORCE、RIVAL
ベアリング:スタンダード、セラミック
価格:13,800円(税抜、スタンダード)、16,800円(税抜、セラミック)



TNI カーボンホイール、リム
TNI ROAD 35(TL)カーボンリムTNI ROAD 35(TL)カーボンリム (c)トライスポーツ
UCIワールドツアーというプロの世界でもスターンダードとなった25Cや26Cなど幅広タイヤ。そのタイヤと組み合わせるために、各社の最新ホイールはリムが幅広になる傾向にある。そのトレンドにあわせるようにTNIよりワイドリムモデルが登場する。ラインアップは35mmハイトのチューブレスレディモデル、38mmハイトのチューブラーモデルという2種類だ。各モデルともリム単体とホイールセットが販売される。

登りから平地巡航までオールラウンドに活躍するリムハイト35mmのチューブレスレディモデルは、DRAGON 35Cのリム外幅が25.5mmであることに対し、27mmとワイド化を果たしている。リムの内幅は19mmとなり33mm幅のタイヤまで装着可能となった。リム単体重量は430g。フロント20ホール、リア24ホールというスペックだ。リム単体価格は39,000円(税抜)。

TNI ROAD 35(TL)カーボンホイールTNI ROAD 35(TL)カーボンホイール (c)トライスポーツTNI ROAD 38WIDEカーボンホイールTNI ROAD 38WIDEカーボンホイール (c)トライスポーツ


この35mmハイトモデルの完組みモデルは、TNIエボリューションライトハブ(フロント60g、リア228g)とサピムRACE 14Gシルバースポークがアッセンブルされる。価格は、ホイールセットが122,800円、フロントが56,200円、リアが68,600円(いずれも税抜)。

リムハイト38mmのチューブラーモデルは、幅19.1mmだった従来モデルに加え、23.8mm幅の新モデルがラインアップに登場する。ホール数はフロント20、リア24という構成。重量は395g。価格は29,000円(税抜)。こちらも完組ホイールが用意されており、使用されるハブとスポークは35mmリムハイトモデルと同様。価格は前後セット102,800円、フロント46,800円、リア58,000円(いずれも税抜)。

TNI ROAD 35(TL)カーボンリム
形式:チューブレスレディ
リムハイト:35mm
リム内幅:19mm
リム外幅:27mm
スポークホール数:フロント20、リア24
重量:430g
価格:39,000円(税抜)

TNI ROAD 35(TL)カーボンホイール
形式:チューブレスレディ
リムハイト:35mm
リム内幅:19mm
リム外幅:27mm
ハブ:TNIエボリューションライトハブ(シマノ/カンパニョーロ)
スポークホール数:フロント20、リア24
スポーク:SAPIM RACE 14G シルバースポーク
価格:122,800円(税抜、前後セット)、56,200円(税抜、前)、68,600円(税抜、後ろ)

TNI ROAD 38WIDEカーボンリム
形式:チューブラー
リムハイト:38mm
リム外幅:23.8mm
スポークホール数:フロント20、リア24
重量:395g
価格:29,000円(税抜)

TNI ROAD 38WIDEカーボンホイール
形式:チューブラー
リムハイト:38mm
リム外幅:23.8mm
ハブ:TNIエボリューションライトハブ(シマノ/カンパニョーロ)
スポークホール数:フロント20、リア24
スポーク:SAPIM RACE 14G シルバースポーク
価格:102,800円(税抜、前後セット)、46,800円(税抜、前)、58,000円(税抜、後ろ)



TNI マウントラインアップ

TNI GARMIN GPSマウント(ステム用)、TNI GARMIN GPSマウント+GoPro(ステム用)TNI GARMIN GPSマウント(ステム用)、TNI GARMIN GPSマウント+GoPro(ステム用) (c)トライスポーツTNI GoProマウント用カーボンステイ、TNI GoProサドルレールマウントTNI GoProマウント用カーボンステイ、TNI GoProサドルレールマウント (c)トライスポーツ


レーシングパーツのほか、各種マウント類の新モデルもラインアップに加わった。まずはGARMIN GPSマウント(ステム用)から紹介しよう。ステムキャップ前にサイクルコンピューターを配置するためにはアウトフロント系のマウントが主流であったが、それではどうしてもハンドルのエアロ形状や太さによっては装着できないモデルも存在した。今回紹介するマウントはステムキャップの前面に付属ボルトで取り付ける方式であり、ハンドル形状によらず装着することが可能となる。角度は+/-方向に20度ずつ調整することができる。価格は3,400円(税抜)。

上述のガーミンEDGE用ステムマウントには、サイクルコンピューター取り付ける部分の裏側にGoPro用マウントを装着するモデルが用意された。価格は3,700円(税抜)。同時にGoPro用マウントとしてアルミのサドルレールマウントもラインアップされる。対応サドルレールは7×7mm。価格は2,500円(税抜)。

また、GoProマウント用カーボンステーも用意される。サイクルコンピューターとGoProの両方を表と裏に取り付けるタイプのマウントを使用していれば、拡張したスペースとして様々なパーツを取り付けることが可能となる。価格は2,200円(税抜)。

TNI GARMIN GPSマウント(ステム用)
対応コンピューター:ガーミンEDGEシリーズ
素材:アルミ
ステムボルト幅:23~40mm(M5ボルト付属)
角度:+/-20°
重量:35g
価格:3,400円(税抜)

TNI GARMIN GPSマウント+GoPro(ステム用)
対応コンピューター:ガーミンEDGEシリーズ
素材:アルミ
ステムボルト幅:23~40mm(M5ボルト付属)
角度:+/-20°
重量:43g
価格:3,700円(税抜)

TNI GoProマウント用カーボンステイ
素材:アルミ(マウント部)、カーボン(ステー部)
重量:35g
価格:2,200円(税抜)

TNI GoProサドルレールマウント
対応サドルレール:7×7mm
素材:アルミ
重量:38g
価格:2,500円(税抜)