世界的な知名度を誇る小径車専門ブランドであるダホンより、ブランド史上最軽量の6.97kgを実現した折りたたみ式小径車「Dove Plus」がデビュー。輪行時の負担軽減に直結する軽さが魅力の一台だ。



ダホン Dove Plusダホン Dove Plus (c)アキボウ
肩にズシンとのしかかる自転車を詰めた輪行袋。体力もあり意気揚々としている往路ならば、自転車の重量も気にならないだろうが、一日中遊んだあとの帰り道の駅の階段などは苦痛で仕方ないもの。決してレース志向ではないサイクリストでも、このような経験をした際はバイクの軽量化が頭をよぎるのではないだろうか。

ロードバイクは7kg前後であれば軽量級であるが、フォールディングバイクにおいては8kgを下回るモデルはかなり珍しく、相当軽量な部類に入る。ちなみにダホンでは14インチのDove Unoでも8.8kgという重量スペック。車輪は小さいが、折りたたみ機構や金属素材により意外にも重量があるのだ。輪行する機会が多いであろうフォールディングバイクの軽量化は、そのまま輪行での恩恵に繋がる。

折りたたみサイズは62x56x30cm、重量は6.97kgと輪行にピッタリな仕様だ折りたたみサイズは62x56x30cm、重量は6.97kgと輪行にピッタリな仕様だ (c)アキボウ
小径車にも軽量性を求めたモデル「Dove Plus」をダホンがリリース。先述したDove Unoがベースのカスタムモデルであり、ブランド史上最軽量の6.97kgを実現したバイクである。通常モデルよりも約2kg近いダイエットが成功しているため、輪行時に重さが気になることも少ないだろう。

Dove Unoからの最大の変更点は、ワンピース構造となったハンドルポストだ。軽量化に貢献するとともに、傾斜角度を17°へと傾けることで適度な前傾姿勢を可能としている。

タイヤも1.75インチ幅から1.35インチへと変更し、重量を削っている。ホイールにはフロント74mm幅、リア85mm幅の専用規格を採用することで、横剛性を確保。折りたたみの行いやすさと安心して走れる走行性能の両立を果たしている。

ポストは傷つきにくい加工が施されているポストは傷つきにくい加工が施されている (c)アキボウゴージャスなゴールドで彩られているゴージャスなゴールドで彩られている (c)アキボウ

また、従来のアルミシートポストよりも軽量なDAHON SLモデルをアッセンブル。このシートポストは軽量性に加えて、2本ボルト仕様による調整の行いやすさや、シートポストを上げ下げした際に傷つきにくい耐久性も確保していることが特徴だ。

ドライブトレインは前42T、後ろ9Tというシングルスピード仕様。14インチというホイールサイズもあり、軽快に走るサイクリングよりも街中をのんびりと楽しむポタリングにピッタリだろう。カラーはゴールドとされており、特別な雰囲気を演出している。価格は78,000円(税抜)。



ダホン Dove Plus
フレーム:Dalloy Sonus Aluminum, Vice Grip technology
ハンドルポスト:Aluminium handle post,400mm,17°
シートポスト:Aluminium Super Light Seat Post,530x33.9mm
タイヤ:KENDA K-1082,14x1.35
クランク:42T,170mm
カセット:9T
ホイール:14インチ
重量:6.97kg
折りたたみサイズ:62x56x30
カラー:Premium Gold
価 格:78,000円(税抜)

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