関東でも屈指の観光地である日光を舞台としてロングライドイベント「ツール・ド・NIKKO」が9月10日(日)に開催される。栃木を拠点とするプロチーム、宇都宮ブリッツェンの選手と共に走ることができる、人気のイベントだ。



木漏れ日の中を走っていくツール・ド・NIKKO木漏れ日の中を走っていくツール・ド・NIKKO
ツール・ド・NIKKOの舞台となるのは栃木県日光市。徳川家康が眠る日光東照宮をはじめとした多くの歴史的な建造物と、男体山や女峰山からなる日光連山や中禅寺湖、戦場ヶ原などの雄大な自然との調和が美しい観光地だ。残暑が厳しい9月中旬でも最高気温は25℃に届かないことが多く、サイクリングに適した気候と言えるだろう。観光地として発達してきたこともあり、メイン会場へは鉄道で新宿や浅草から約2時間、車の場合にも都心から約2時間と、アクセスも至便なエリアだ。

ツール・ド・NIKKOのスタート地点は、東武日光線の上今市駅近くの「日光だいや川公園」。スタート地点からいったん西側には進んだ後、北へと進路を取り、鬼怒川や五十里湖、霜降高原、日光連山などの広大な自然を眺めながら、日光及び奥日光を満喫出来るコースが設定されている。

ブリッツェンの選手と一緒に自然豊かな日光を巡るブリッツェンの選手と一緒に自然豊かな日光を巡る 神秘的で涼しげな杉並木を駆け抜ける神秘的で涼しげな杉並木を駆け抜ける


設定されるコースは全部で4つ。約100kmの「山岳チャレンジ日光」、約96kmの「ファンライド山岳日光」、コース約76kmの「ファンライド日光」、そして約48kmの「日光サイクリング」。それぞれの脚力や、登りの好き嫌いといった志向に応じてきめ細かくコースが用意されている。

エイドステーションでは地元のグルメが味わえるエイドステーションでは地元のグルメが味わえる とちぎテレビで放送中の「Ride ON!」に出れちゃうかも?とちぎテレビで放送中の「Ride ON!」に出れちゃうかも? これらの魅力的なコースの監修を行ったのは、日光市の隣町である宇都宮市を拠点に活動を行う地元密着型Jプロツアーチーム、宇都宮ブリッツェン。日光の道、景観、交通事情を知り尽くしたチームの協力によって、楽しく安全に走行出来るコース設計が行われている。

ロングライドイベントに欠かせないお楽しみがエイドステーションのグルメ。ツール・ド・NIKKOでは全コースで、地元で育ったソバの実から打った名物「日光手打ちそば」が楽しめるポイントを設置。他にも100kmコースでは4つ、96kmコースと76kmコースでは3つ、48kmコースでは2つのエイドが設置され、日光の自然が育んだ地産の食材がサイクリストたちをもてなしてくれる。

また、大会前日には受付のほかにも、1フード、1ドリンクがサービスとなる前夜祭が夕方16:00から催される。前夜祭では、宇都宮ブリッツェンの選手によるトークショーをはじめとしたいろいろなプログラムが用意されており、参加者たちを楽しませてくれるだろう。

会場周辺には鬼怒川温泉や中禅寺湖温泉、奥日光湯元温泉など9つの温泉郷が点在し、前泊に最適な宿泊施設がたくさんあるのも、日光を舞台とするこの大会ならでは。

また、日光東照宮や日光江戸村などイベントに参加しない家族も楽しめるスポットが多く存在する。家族サービスと趣味の自転車の両立ができるかもしれない、リゾートライドとしてもおススメの大会だ。

日光は米どころでもある。収穫はもう少し先だろうか日光は米どころでもある。収穫はもう少し先だろうか 霧降高原を登っていく。抜けるような青空が気もちイイ霧降高原を登っていく。抜けるような青空が気もちイイ


日光の魅力をぐぐっと詰め込んだツール・ド・NIKKOのコースを紹介

100km「山岳チャレンジ日光」コース
山岳チャレンジ日光は鬼怒川沿いを北上しながら川治と鬼怒川、湯西川の3つの温泉郷を通過し、五十里湖で折り返した後、黒部ダムや日光連山を右手に南下する100kmのコース。

勾配はきつくないが上り区間が多く、獲得標高が1868mにも達する本格的な山岳ロングライドだ。ヒルクライムの後は最高標高地点の赤薙山付近からゴールまで、落差1000mの爽快なダウンヒルが待っている。


96km「ファンライド山岳日光」コース
96kmとボリュームたっぷりながらも難易度が抑えられているのが特徴の「ファンライド山岳日光」コース。五十里湖で折り返すのは、100kmコースと同じコースを走っていく。

そこから先は、本格的な山岳コースを避け、来た道を折り返して県道245号線などを走りゴール地点へと向かっていく。距離は乗りたいけど、上りは苦手なサイクリストを満足させてくれる歯ごたえのあるコースだ。


76km「ファンライド日光」コース
ファンライド日光コースは鬼怒川温泉までの道のりは100kmコースおよび96kmコースと共通のルート。鬼怒川温泉で折り返した後に500m級の山々が連なる県道245線などを走り、日光連山を正面に見ながら日光カントリークラブなどを通過していく76kmのコースだ。

先の2つのコースと比較するとかなり平坦基調なため、初めてロングライドに参加するサイクリストにもぴったりのコースプロフィール。


48km「日光サイクリング」コース
日光サイクリングは76kmコースから鬼怒川カントリークラブ~鬼怒川温泉間の往復を短縮し、日光の魅力をギュッと凝縮した48kmのコース。

最大でも斜度でも6%未満とサイクリングイベントに初めて参加する人でも十分に走りきれるコース設定ながら、日光の大自然をしっかりと満喫出来るルートが設定されているのは、コース設定の妙というほかないだろう。


エントリー受付中!8月21日(月)まで
大会では現在、参加者を募集している。エントリーはスポーツエントリーにて行うことが出来る。締切は8月21日(月)。また、各カテゴリーとも定員になり次第締切となるため、早めのチェックが望ましいだろう。

ツール・ド・NIKKO with 宇都宮ブリッツェン
開催日程:2017年9月10日(日)
開催場所:日光だいや川公園、日光市内
募集期間:8月21日(月)まで(定員になり次第締めきり)
コース/参加費:
山岳チャレンジ日光(約100km)/大人7,500円、中高生6,000円
ファンライド山岳日光(約96km)/大人7,000円、中高生5,000円
ファンライド日光(約76km)/大人7,000円、中高生5,000円
日光サイクリング(約48km)/大人4,000円、中高生3,000円