自社工場での生産にこだわるペダルメーカーの三ヶ島製作所が40年近くラインアップし続けている定番ツーリングペダル「SYLVAN TOURING」。長い歴史を持つこのペダルの新モデル「NEXT」がリリースされる。従来モデルよりも耐久性を高めた高級モデルを紹介しよう。



MKSペダル SYLVAN TOURING NEXTMKSペダル SYLVAN TOURING NEXT
創業は1946年、60年以上も自転車のペダルを製作し続けているMKSペダル。長い歴史において数多くのプロダクトを世に送り出しているなかで、「SYLVAN(シルヴァン)」シリーズに関しては1979年より2017年現在もラインアップに置き続けているほど歴史あるモデルである。

MKSペダルは60年という歴史の中で、ツーリング、トラック、ロードなどタイプが異なるものや、高級仕様ペダルなど様々なモデルを生み出すことで、様々な層のサイクリストのニーズに応えてきた。時代の流れが速い自転車パーツにおいて、SYLVANが愛されてきたのは種類の多さだけではない。

ツーリング用ペダルとしての普遍的なデザイン、メンテナンス次第で何年にも渡り使用し続けられる耐久性がSYLVANの魅力。実際にベアリングなどを交換しながら、何十年も使い続けているサイクリストもいるという。一方で、完成されたペダルなだけあったため、登場した1979年以降に手が加えられることなく、2017年を迎えたペダルでもある。

左右幅広の踏み面を採用した左右幅広の踏み面を採用した 通常モデル(上)、EzySuperiorモデル(下)という2種類がラインアップされる通常モデル(上)、EzySuperiorモデル(下)という2種類がラインアップされる
従来のSYLVANと同形状の側板にはクロームメッキが施されている従来のSYLVANと同形状の側板にはクロームメッキが施されている ペダルのキャップには「MKS JAPAN」と刻印されているペダルのキャップには「MKS JAPAN」と刻印されている


40年近く時が流れ、変化したライフスタイルやサイクリングのニーズに応えるべく、MKSペダルはついにSYLVAN TOURINGに手を加え、現代用にモディファイしたニューモデル「NEXT」を発表した。長い間愛され続けたペダルの雰囲気を残しつつ、全てを変更。高級モデルとして見た目、性能にこだわったペダルとしてリリースされている。

最も大きな変更点はベアリング方式をカップアンドコーンから、シールドベアリングに切り替えた点。砂埃や水分の侵入を許さないシールドタイプを採用することで、耐久性を高めるとともにメンテナンスフリーという特徴を獲得した。カップアンドコーンのようにユーザー自身でメンテナンスすることはできないが、それにも勝る耐久性を備えているため安心して使用できるはずだ。

ベアリングをペダル外側に1つ、根元側に2つ、計3つ搭載し、ベアリングにかかる圧力を分散させることで、耐久性向上とともに滑らかな回転性能を実現している。ベアリングを受けるボディ側も100分の1mm単位で切削加工を施し、よりスムーズな回転を目指していることも特徴だ。

旧SYLVANとの比較。SYLVAN TOURING NEXTは現代的なデザインとされている旧SYLVANとの比較。SYLVAN TOURING NEXTは現代的なデザインとされている
シールドベアリング化はペダルの薄型化を実現させた。シューズのソールとペダルシャフトまでのスタックハイトが小さくなるため、よりダイレクトにペダルを踏み込むことが可能となっている。長距離ツーリングでは省パワーに貢献してくれそうだ。

またスタックハイトが低くなったことで、ボディがシェイプアップされ洗練されたルックスに。側板は従来モデルと同形とされているが、ボディ側のステーに角度をつけることで、シュッとした雰囲気を演出している。

MKSペダル SYLVAN TOURING NEXTMKSペダル SYLVAN TOURING NEXT EzySuperiorモデルはワンタッチでマウントからペダル本体を引き抜くことができるEzySuperiorモデルはワンタッチでマウントからペダル本体を引き抜くことができる ルックスに関してはクロームメッキの側板と、鏡面仕上げのボディによる影響も大きい。銀色に輝くSYLVAN TOURING NEXTは、これまでのSYLVANシリーズのどのモデルよりも高級な雰囲気を醸し出している。ツーリング用コンポーネントに多いシルバーパーツとの相性もバッチリだ。

側板のスペアパーツが用意されているため、眺めているだけでも満足できるほど高級感にあふれるSYLVAN TOURING NEXTでも、積極的に使用することができるだろう。修理はMKSペダルの取り扱いショップでなら行えるという。

ラインアップは通常モデルと、ワンタッチでペダルをクランクから脱着できるEzySuperiorモデルが用意された。EzySuperiorは輪行サイクリングで輪行袋に自転車を収納する時などに、短い時間でペダルを取り外せるのは非常に嬉しいメリットだ。

シールドベアリング搭載することにより高耐久性、軽量性を獲得。こだわりの仕上げを施すことにより高級感あふれるルックスとなったSYLVAN TOURING NEXT。価格は通常モデルが7,000円(税抜)、EzySuperiorモデルが11,600円(税抜)。通常モデルは5月上旬より、EzySuperiorモデルは5月下旬頃より販売が開始される。また、SYLVANシリーズの他モデルに関しても、NEXT化に期待したい。



MKSペダル SYLVAN TOURING NEXT
素材:ADC6アルミ
ベアリング:シールドベアリング3つ
サイズ:幅72×前後118mm
カラー:シルバー(側板はクロームメッキ)
タイプ:通常、EzySuperior
重 量:338g(通常モデル)、390g(EzySuperiorモデル)
価 格:7,000円(税抜、通常モデル)、11,600円(税抜、EzySuperiorモデル)

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