6月10日から11日に渡って長野県宮田村と駒ケ根市で開催される中央アルプス・ヒルクライム2017。昨年初開催された同大会だが、2日間開催に規模を拡大することとなった。信州の峠三昧となる2日間のレースを紹介しよう。



瑞々しい緑の中を駆け上がる瑞々しい緑の中を駆け上がる
昨年、長野県駒ケ根市で初開催となった中央アルプス・ヒルクライム。一般車通行禁止となっている県道75号線を史上初めて自転車で走ることができるということもあり大きな注目を集めたイベントである。そんなプレミアムなイベントが、今年も開催される。しかも、土日両日に渡って2日間のヒルクライムステージレースとして規模を拡大し、開催される運びとなったのだ。

一日目となる6月10日(土)に開催されるのは、Jプロツアーでも使用される宮田高原へのヒルクライム。全長10.7km、獲得標高897m、平均勾配8.6%というプロフィールを持つ、本格的なヒルクライムコースである。ゴールとなる宮田高原は標高1,650mとなっており、残雪の中央アルプスが良く見えるはず。

つづら折れで一気に標高を稼いでいくつづら折れで一気に標高を稼いでいく 急峻な山肌に据え付けられていることがよく分かる急峻な山肌に据え付けられていることがよく分かる


遠くに木曽駒ヶ岳の頂気を望む絶景遠くに木曽駒ヶ岳の頂気を望む絶景 ルート上に一つだけあった小さな隧道ルート上に一つだけあった小さな隧道


大会が開かれる6月ごろにはレンゲツツジが咲き乱れ、それはそれは美しい光景が広がっているということだ。全力を出し切って登り切った参加者たちにとってはこの上ないご褒美となるだろう。

そして、二日目となる6月11日(日)に行われるのが、昨年開催されたのと同じコースを使用したヒルクライムレース。アルプス・駒ヶ岳ロープウェイのしらび平駅までを登る距離10.3km、獲得標高827m、平均勾配8.1%のコースは、昨年大会まで自転車はおろか、バスやタクシーおよび関係車両以外が認められてこなかった特別なコース。年に一度、この大会でのみ走ることができるよう、開放されるのだ。

ワインディングがいくつも続くコースは、リズム感を大切にしながら登る必要がある戦略的なコース。青々とした森に囲まれながら、すぐそこまで迫った夏の気配を感じつつ気持ちよく登ることが出来るはず。登り切った参加者は、そのまま駒ケ根ロープウェイで山頂の千畳敷駅前へ移動する。

標高2611.5m地点の千畳敷駅で行われた表彰式標高2611.5m地点の千畳敷駅で行われた表彰式
表彰式は大雪渓を望む千畳敷カールで行われることになる。土曜日の宮田高原ステージとの合計タイムで競われる総合成績争いにも、今年は注目が集まりそうだ。

女子部門表彰女子部門表彰 2日間開催となるが、それぞれのコースは離れているわけではなく、中央アルプスへとアプローチする道の中でも隣り合ったルートとなっている。アクセスも中央道駒ケ根インターチェンジからほど近く、関東や中部地方どちらからも参加しやすいのではないだろうか。

参加者募集中 申し込み締め切りは5月22日まで
さて、そんな中央アルプス・ヒルクライムだが現在参加者を募集中だ。宮田高原ステージ、駒ケ根高原ステージはそれぞれ単体で参加することも可能となっており、その場合はそれぞれ10,000円の参加料となっている。ダブルエントリーの場合は17,000円と、少しお得になっているので、ヒルクライムファンには嬉しい設定となっている。エントリーはスポーツエントリ―から。



中央アルプス・ヒルクライム2017~宮田高原ステージ&駒ケ根高原ステージ~
開催日:6月10日(土)~11日(日)
開催場所:長野県(宮田村) 宮田村総合公園/(駒ケ根市) 駒ケ根ファームス前
種目情報:中央アルプス・ヒルクライム~宮田高原ステージ~
     高低差:890m
     距離:10.7km
     平均斜度:8.6%
     参加資格:中学生以上

     中央アルプス・ヒルクライム~駒ケ根高原ステージ~
     高低差:833m
     距離:10.3km
     平均斜度:8.3%
     参加資格:中学生以上
参加定員:宮田高原ステージ:400名
     駒ヶ根高原ステージ:400名
申込期間:12月15日 ~ 2017年05月22日
参加費:各ステージ 10,000円(駐車券付は10,500円) 
    ダブルエントリー 17,000(駐車券付は18,000円)
    ※保険料・完走証を含みます


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