昨年末から続いている2016年のイベントを振り返るシリーズも今回で最終回。晩秋から冬にかけて行われた様々なイベントを紹介します。来年参加するイベントの参考になれば幸いです。



【10月】四国の秘境を走る日本最長クロスカントリーマラソン 松野四万十バイクレース

四国の秘境を走る日本最長クロスカントリーマラソン 松野四万十バイクレース四国の秘境を走る日本最長クロスカントリーマラソン 松野四万十バイクレース (c)松野四万十バイクレース実行委員会
愛媛県の南部、高知県との県境となる松野町を舞台に昨年初めて開催されたダイナミックなアドベンチャーレースが、この「松野四万十バイクレース」だ。初開催にして、日本最長距離となる過酷なコースレイアウトが公開されたとき、全国の脚自慢達が即座にスポーツエントリーにアクセスしたという。

ダイナミックなリバークロスダイナミックなリバークロス (c)松野四万十バイクレース実行委員会そんな歴史的なイベントならば!と編集部からも、2名が参加。しかし、そのうちの一人安岡は普段の練習不足と栄養過多が祟り、熱中症で無念のリタイア。安岡からガーミンという名のバトンを受け取った磯部は、最終関門を3分前に通過するというミラクルをおこし、何とか完走。いや、危なかった。

そんなハードな松野四万十バイクレースだが、想定以上の完走率だったということで、今年はもっと難易度が上がるかもしれないんだとか。度し難いドSっぷりである。コースはハードだけど、地元の皆さんのおもてなしはとっても温かいので、普通のマウンテンバイカーは短いコースにエントリーすると松野の自然を楽しみながら走ることができるかもしれません。

松野四万十バイクレース
開催日:10月
開催場所:愛媛県松野町



【11月】秋のサーキットエンデューロといえば もてぎ7時間エンデューロ2016・秋大会

好天に恵まれたもてぎ7時間エンデューロ好天に恵まれたもてぎ7時間エンデューロ
長蛇の列ができた新城選手のサイン会長蛇の列ができた新城選手のサイン会 難所の登りに挑んでいく難所の登りに挑んでいく 年に2回開催されるもてぎ7時間エンデューロ。ゴールデンウィークに開催される春の大会も魅力的だけれど、オリジナルである秋大会の人気にも陰りは一切見えない。今年の大会も秋晴れの下、最高のコンディションで開催され、ツインリンクもてぎに集まった多くの参加者がレースを楽しんでいた。

秋のもてぎエンデューロの大きな魅力にあげられるのが豪華なゲスト陣。地元の宇都宮ブリッツェンや那須ブラ―ゼンの選手らをはじめ、多くのプロ選手たちが参加者とともに走ってくれ、安全なレース運びを実現してくれるのだ。その中でも、やっぱり注目が集まるのは新城幸也選手と一緒に走れることだろう。

秋めくツインリンクもてぎを憧れの選手たちとともに走ることができる大会として、今後も高い人気を集め続けるだろうもてぎ7時間エンデューロ秋大会。キッズレースや伴走システムなど、子供たちに優しい取り組みを行っているのも家族連れにはうれしいポイント。ぜひ、来年は仲間や家族と一緒に出場してみては?

もてぎ7時間エンデューロ2016・秋大会
開催日:11月3日
開催場所:栃木県ツインリンクもてぎ ロードコース



【11月】山梨の奥座敷 富士川を巡る2日間 南アルプスロングライド

南アルプスロングライド、スタート!南アルプスロングライド、スタート!
一昨年まで、ツール・ド・富士川という名で開催されてきたロングライドイベントがリニューアル。2日間開催の大型イベントとなり、装いも新たに登場したのが、この南アルプスロングライドだ。舞台となるのは山梨県の南西部、富士川流域に広がる市町村。

富士山や、八ヶ岳といった有名な観光スポットの陰に隠れてしまいがちな、この地域を自転車を通じて盛り上げよう!というNPO「やまなしサイクルプロジェクト」が運営するこのイベント、地元に対する愛がひしひしと伝わってくるような、温かいおもてなしが随所に。

一日目は地元のスイーツをたっぷり楽しめるプチ・南アルプスステージと、富士川を北上する快速の白州・韮崎ステージの2つのコースが、二日目には身延山をはじめ、富士川流域に点在する登りごたえのあるコースを繋いだツール・ド・富士川ステージが開催されるという充実のラインアップで、初心者からベテランまで楽しむことができる。

みさき耕舎への登りはダイナミックな景観が魅力的みさき耕舎への登りはダイナミックな景観が魅力的
安納芋の炊き込みご飯に地鶏をメインにしたこしべんと安納芋の炊き込みご飯に地鶏をメインにしたこしべんと イタリアンロールやマドレーヌ、どら焼きとこれでもか!と言わんばかりのラインアップイタリアンロールやマドレーヌ、どら焼きとこれでもか!と言わんばかりのラインアップ


どのコースに参加しても、満足できること請け合いだが、やっぱりおすすめはツール・ド・富士川ステージだろうか。最終エイドとなるみさき耕舎から見える富士山の艶やかな佇まいはそれだけで登ってきた甲斐があろうというもの。もちろん、グルメも充実していて、白州・韮崎ステージとツール・ド・富士川ステージではお昼に地元食材を地元の料理店が調理した「こしべんと」が振舞われる。しかも、3種類から選べるというのだから最高だし、来年はどのこしべんとにしようかな?なんて期待も膨らむ。

アクセスも建設中の中部横断道を使えば都内からも2時間程度。増穂ICを降りてすぐの「道の駅富士川」が会場となるので、下道の混雑に巻き込まれることもない。まだまだ知られていない穴場的ロングライドだけれど、この2~3年で大きな人気が出るのはきっと間違いない。そんなポテンシャルを感じるイベントだ。

南アルプスロングライド2016
開催日:11月19日~20日
開催場所:山梨県南巨摩郡富士川町 道の駅富士川



【11月】耐久レースにロードレース 盛りだくさんな一日を セオサイクル・フェスティバル

耐久レースにロードレース 盛りだくさんな一日を セオサイクル・フェスティバル耐久レースにロードレース 盛りだくさんな一日を セオサイクル・フェスティバル
関東一円に店舗を構えるセオサイクルが主催する年末のお祭りイベントがセオフェスこと、このセオサイクルフェスティバルだ。ここ数年は千葉県の袖ケ浦市にある新造サーキット、袖ケ浦フォレストレースウェイに場所を移し、より本格的なサイクルイベントとして、多くの参加者を集める大会となった。

ずらりと各社のブースが並ぶずらりと各社のブースが並ぶ エンデューロイベントが林立するなかで、セオフェスの魅力は大きく二つ挙げられる。一つは、エンデューロだけではなく、本格的なロードレースも開催されること。年齢や脚力別に分けられており、老若男女問わずロードバイクで人と競う楽しみを体験できる貴重な大会なのだ。

そしてもう一つは充実した出展ブース。セオサイクルが主催しているため、取り扱いのある各自転車ブランドが会場に集結。小さな展示会が裸足で逃げ出すレベルの出展ブースで、最新のバイクやパーツを実際に手に取って確かめ、また試乗することができるというのだから、自転車好きにはたまらない。そんな特徴ある耐久レースとして人気を博すセオフェス。ぜひ今年のカレンダーに加えてみては。

セオサイクル・フェスティバル2016
開催日:11月26日
開催場所:千葉県袖ケ浦市袖ケ浦フォレストレースウェイ



【12月】寒さを逃れて南国ライドを楽しもう ヘルオブマリアナ

スーサイドクリフから眺めるエメラルドグリーンの海は圧巻だスーサイドクリフから眺めるエメラルドグリーンの海は圧巻だ
南国に来たらこれ!?チャモロダンスのパフォーマンスも披露された南国に来たらこれ!?チャモロダンスのパフォーマンスも披露された 南国の自転車イベントといえば、ホノルルセンチュリーライド、という方も大勢いらっしゃるだろう。かくいう私もそうでした。でも、ハワイよりも抜群に近いアメリカ・サイパン島に日本からも気軽に行ける南国のレースイベントがある。それがこのヘル・オブ・マリアナである。

かなーり物騒なイメージの大会名だが、実際のイベントはそんな地獄のように辛いものではないようだ。本格的なレースとなるのは一握りで、9割以上の参加者は完走を目指すロングライドのようなイメージ。中にはMTBでの参加者もいるので、100km以上走った経験のある人なら、完走に問題はないはずだ。

なにより魅力的なのは、南国らしい青い海が広がる絶景ポイント。コースにはスーサイドクリフをはじめとした視界が開ける地点がいくつもちりばめられ、疲れてきた体を奮い立たせてくれる。レースの前後では、リゾートを満喫することもできるし、初めての海外レースにぴったりのイベントだ。

ヘルオブマリアナ・センチュリーサイクル2016
開催日:12月3日
開催場所:アメリカ・サイパン島



【12月】シクロクロスという枠を飛び出した楽しさ一杯のお祭り騒ぎ 秋ヶ瀬の森バイクロア6

6年目を迎えたバイクロア6年目を迎えたバイクロア
オウルクラスのスタートする様子はまさに現代の百鬼夜行オウルクラスのスタートする様子はまさに現代の百鬼夜行 白鳥さんとメイドさん白鳥さんとメイドさん 今年で6年目を迎えた秋ヶ瀬の森バイクロア。もはや、説明不要!の人気イベントだが、改めてご紹介。バイクロアに行ったことがない人の間では、ちょっとゆるいシクロクロスレース、くらいの認識かもしれないが、実際のところはだいぶ違う。シクロクロスをダシにして、わいわい盛り上がるカルチャー系お祭りイベント、とでもいおうか。とにかく、ユニークなイベントなのだ。

それは出展ブースを見れば明らかで、普通のレースイベントであれば絶対お目にかかれないような、おしゃれな雑貨屋さんとか、地元で人気を集めるカレーショップだとか、フォルクスワーゲンの旧車ばかりを取り扱うクルマ屋さんとか、なかなかコアな顔ぶれが揃っていて、そのどれもが人を集めているのだ。集まる人々の属性が窺いしれよう。

普通のレースだと、ハイライトとなるのは一番強い選手の集めるトップカテゴリーだが、バイクロアはここでも違う。2日間の最後に行われ、一番多くの観客が集まるのは、仮装大会ともいえるオウルクラス。天下一仮装自転車大会、とでもいうような混沌の中多くの観客が熱狂する様子は一見の価値アリ。

秋ヶ瀬の森バイクロア7
開催日:12月3日~4日
開催場所:埼玉県秋ヶ瀬公園
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の画像 エスケープ 2014年全日本選手権ロードレース
投稿者: 佐藤 喬
出版社: 辰巳出版 (2015)
装丁: 単行本(ソフトカバー), 192 ページ
の画像 MTB日和 Vol.26 (タツミムック)
投稿者:
出版社: 辰巳出版 (2016)
装丁: ムック, 112 ページ
の画像 栗村修のそこが知りたい! ロードバイクトレーニング
投稿者: 栗村 修
出版社: 洋泉社 (2016)
装丁: 単行本(ソフトカバー), 191 ページ