アメリカ・ウィスコンシン州に拠点を構えるサイクルトレーナーブランド、サイクルオプス。今回紹介する「THE HAMMER」は、話し声と同程度の静粛性を備えたダイレクトドライブ式の固定ローラー台だ。



サイクルオプス THE HAMMERサイクルオプス THE HAMMER (c)ライトウェイプロダクツジャパン
THE HAMMER(ザ・ハマー)は、通常の固定ローラー台とは異なり、負荷装置にドライブトレインを直結するダイレクトドライブの固定ローラー台。ダイレクトドライブのメリットは、タイヤドライブのローラー台で発生する急速なタイヤの摩耗などのデメリットをクリアしている点だ。

THE HAMMERから発生する駆動音は、約64dbと話し声と同程度の小ささだ。また、ホイールの振動による騒音も心配する必要が無いため、THE HAMMERはマンションといった集合住宅でも周囲の迷惑となりにくい静粛性を実現している。

スプロケットを直接マウントするダイレクトドライブ方式がスプロケットを直接マウントするダイレクトドライブ方式が (c)ライトウェイプロダクツジャパンレッグの高さは自由に調整することができるレッグの高さは自由に調整することができる (c)ライトウェイプロダクツジャパン


搭載された負荷装置は電磁コイル式とされており、Zwiftなどバーチャルサイクリング内に現れた勾配を再現する。斜度は約20%まで、対応する負荷は2000Wまでと、ハイパワーでトレーニングするサイクリストの踏力も十分に受け止められる仕様だ。加えて、パワータップ社による誤差±2%という優れたパワーメーターも備え付けられており、ペダリング出力を元にしたトレーニングも行いやすい。

フライホイールは約9kgという大型タイプを採用することで実走感を演出しており、バーチャルサイクリングなどの臨場感を更に引き立てる。内部に空気を取り込み負荷装置をクーリングするボディ形状とすることで、動作の安定性を実現した。

サイクルオプス THE HAMMERサイクルオプス THE HAMMER (c)ライトウェイプロダクツジャパン
ボディは折りたたみ式の脚部を展開した状態で幅787.4×奥行495.3mmというサイズ。左右の脚部とボディの3点で支えるため、もがき練習などにも対応できる安定性を得られるはずだ。重量は21.3kgと重く、持ち運びにくいが、脚部を折りたためば収納スペースにも困らないだろう。

対応ハブ幅は130mm、135mm、142mm(スルーアクスル)、148mm(スルーアクスル)という4種類で、ロードからシクロクロス、MTBまで様々な車種に対応することも魅力だ。

Zwiftなどトレーニングアプリケーションとの連携に対応する通信規格はANT+、Bluetooth SMARTなど主要規格。無線で各種デバイスとペアリングすることができるため、配線する手間がなくサッとトレーニング準備を行える。価格は158,000円(税抜)。


CycleOps スマートトレーナー THE HAMMER from RPJ on Vimeo.




サイクルオプス THE HAMMER
パワー計測:PowerTap テクノロジー(誤差 2%未満)
負荷:2000w(32km/h)
負荷タイプ:高速電磁コイル式
最大斜度:20%
対応ハブ:130mm、135mm、142mm、148mm
接続方法:ANT+、FE-C、Bluetooth SMART
重量:21.3kg
サイズ:幅 762mm(脚部展開時 787.4mm)、奥行 495.3mm、高さ 469.9mm
価格:158,000円(税抜)


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