ピストカルチャーに明るいイタリアのフレームメーカー、チネリと、ピストブームの火付け役MASH SFがコラボレーション。シクロクロスバイクとしてもカスタマイズが可能なピストフレーム「MASH WORK」の2017年モデルが発表された。



チネリ MASH WORK(写真はイメージ)チネリ MASH WORK(写真はイメージ) (c)ポディウム
2007年に公開したセンセーショナルな映像作品で世界中にピストブームを巻き起こしたMASH SF。アメリカ・カリフォルニアをベースとする彼らと、老舗ながら流行にも明るいフレームメーカー・チネリがタッグを組み「Chinelli x Mash」シリーズとして数多くの製品をリリースしてきた。

今回紹介するコラボ製品は、シリーズ初となるクロモリ製のマルチパーパスフレーム「MASH WORK」だ。MASH WORKはピストカルチャーを牽引するMASHのバイクらしく、一般的なピストバイク然としたスマートなルックスとされている。

チネリとMASHが共同開発したトラックフレームだ。チューブはコロンブス製チネリとMASHが共同開発したトラックフレームだ。チューブはコロンブス製 (c)ポディウムスモークコートの下に溶接痕を見ることができるスモークコートの下に溶接痕を見ることができる (c)ポディウム


基本はシングルスピードのトラックフレームだが、前後ともに35Cまでのタイヤを装着できるクリアランスやカンチブレーキ台座が採用されている。また、リアブレーキケーブルは内装が可能となっており、スマートなルックスのままバイクを組み上げられる。様々なカスタマイズが利くMASH WORKは、街中を走り抜けるコミューターや、未舗装路を走るシクロクロスバイクとして活躍するだろう。

そんなMASH WORKがデビューしたのは2015年。発売開始当時は着色なしクリアコートのみの仕上げが施された無骨なスタイルだったが、2017年モデルではフレームがチャコールグレーのような色となるスモーククリア仕上げに変更された。スモーククリアの内側に見える溶接痕もMASH WORKの特徴だ。

ピストバイクらしくトラックエンドが採用されているピストバイクらしくトラックエンドが採用されている (c)ポディウム錆びる可能性もあるが、それも一つの味だという錆びる可能性もあるが、それも一つの味だという (c)ポディウム


フレームとフォークの素材はチネリと深い協力関係にあるチューブメーカー、コロンブスによるもの。フレーム重量は2,060gで、フォーク重量は950g。シートマスト径は27.2mmとされている。サイズはS、M、L、XLという4種類で、価格は135,000円(税抜)。



チネリ MASH WORK
素材:Columbus Cromor
BB:BSA
シートポスト径:27.2mm
フレーム重量:2,060g
フォーク重量:950g
カラー:スモーククリア
サイズ:S、M、L、XL
価 格:135,000円(税抜)

リンク