多くのプロチームをサポートするオランダのサイクルアクセサリーブランド、タックス。今回紹介するのは実際にプロ選手も使用する固定ローラー台の「Booster」だ。レーサーからビギナーまで幅広いライダーにオススメのミドルグレードだ。



タックス Boosterタックス Booster
ティンコフやエティックス・クイックステップをはじめとする数多くのUCIワールドチームをサポートするタックス。ラインアップに並べられている数多くの製品の中から、プロ選手がアップ時のローラー台に選ぶのが、今回紹介する「Booster」だ。

Boosterを使用する選手の1人であるトニ・マルティンは「Boosterは実際の路面を走っているようなフィーリングがする」とタックスの本国ホームページにコメントするように、実走感に富むことがBoosterの特徴である。

実走感を生み出すフライホイールはプラスチックのカバーで保護されているため、トレーニング後に万が一触れてしまっても、火傷をする心配が少ない。加えて、タイヤに押し付ける力をダイヤルで細かく調整できるので、セッティングが出しやすいことも大きなメリットである。

幅64.5cm×奥行き67.5cmというワイドな設計が採用され、安定感を高めている幅64.5cm×奥行き67.5cmというワイドな設計が採用され、安定感を高めている コンパクトに折り畳めるため、持ち運びや保管がしやすいコンパクトに折り畳めるため、持ち運びや保管がしやすい

負荷調整はハンドルに取り付けるレバーで行う。調整自体は10段階で行うことができる負荷調整はハンドルに取り付けるレバーで行う。調整自体は10段階で行うことができる 実走感を生み出すフライホイールは、カバー付きのため触ってやけどする心配も少ない実走感を生み出すフライホイールは、カバー付きのため触ってやけどする心配も少ない


本体に搭載される負荷ユニットにはマグネット式が採用され、最大負荷1050Wとプロライダーの使用にも耐えられる仕様となっている。1分間のスプリントをした時は900Wまで対応する。電源を必要としないため、使用する場所を選ばない。負荷はハンドルバーに取り付けるレバーによって10段階で調整可能だ。

対応するホイール径は26インチから29インチと700C。標準ではクイックリリースに対応し、別売のアクスルを使用すれば、ピストバイクでもトレーニング可能となる。

金属製のフレームは、幅64.5cm×奥行き67.5cm×高さ38cmというワイドな寸法で安定感を確保。使用しない時は幅35cm×奥行き53cm×23cmとコンパクトに折り畳めるため、持ち運びや保管もしやすいはずだ。重量は9.18kg。価格は28,500円。ストイックにトレーニングに打ち込むレーサーから、ホームトレーニングをはじようというビギナーまで、幅広いサイクリストの選択肢になる固定ローラー台だろう。




タックス Booster
負荷ユニット:マグネット式
負荷調節:10段階
下り坂再現:無し
最大出力(10秒):1050W
重 量:9.18kg
価 格:28,500円(税抜)