沖縄と言ったら、やっぱり青い海ときらめく太陽! そんな豊かな自然を身体いっぱいに味わえるのが、2010年1月17日に沖縄本島で開催される“第1回 美ら島オキナワCentury Run”だ。現地実走を経験したスタッフが走り方のコツをガイドします。

大海原を走る興奮!!“海中道路ロードパーク”大海原を走る興奮!!“海中道路ロードパーク” photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

海の真ん中を走る「海中道路」やマングローブの森、島人(しまんちゅ)の笑顔溢れるエイドステーションなど、沖縄の豊かな自然と文化を満喫できる全5コースが設定されている。そのなかでも今回は距離160kmのメインイベント「センチュリーコース」の走り方を紹介しましょう!

海沿いを走るロングライドイベントは日本国内に数多くあるが、“美ら島オキナワCentury Run”ならば、海の上を通る一本道も駆け抜けるコースもあり、まるで海風そのものになったような爽快感を味わうことができます。

さらに沖縄は1月でも温暖な気候で、晴れた日ならば半袖ウエアでも走ることも可能(雨や風が強い日のために、アーム・レッグカバーとウィンドブレーカーなどを用意するのがおすすめ)。
大会が開催される時期は、本州ではなかなか長距離を走る機会が少なくなるが、沖縄なら思う存分、自転車を走らせることができるんです!

大会の開催に先立ち、実走スタッフはコースを下見走行、一足お先にフルコースを堪能してきました。地元オキナワのサイクリストたちの協力も得て、最高のコース設定、最高のホスピタリティーで1月の開催に向け準備しています。

さぁ、コースを順を追って紹介するバーチャルツアーのご紹介です。楽しみをとっておくためにも、ここではコースの概要をイメージできるように簡単に紹介していきます!

センチュリーコースのコースマップセンチュリーコースのコースマップ image:美ら島オキナワ Century Run大会事務局


爽快160kmな「センチュリーコース」
見どころ&完走ポイント教えます!!



スタート~約15km地点
“名護”を目指す、爽快!海沿い道路
「スタートしてすぐの平坦路でペースをつかもう!」


“名護”を目指す、爽快!海沿い道路“名護”を目指す、爽快!海沿い道路 photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

恩納村コミュニティーセンターをスタートし、まずはリゾートホテルなどが建ち並ぶ恩納村を走行。このあたりは交通量が少ないことが多く、さらに道路横にはサイクリングロードが完備されている箇所もあるので、のんびり走ることも可能。平坦な道が続くので、ここで自分のペースをつかみ、一定ペースで走り続けることがポイント。さらにルートは名護市をめざして北上し、左手に名護湾が広がる海沿いの道へと続いていきます。


約15~30km地点
穏やかな景色広がる“羽地内海”を望む
「まだまだコース前半。上り・下りも無理せずに」


穏やかな景色広がる“羽地内海”を望む穏やかな景色広がる“羽地内海”を望む photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

名護市街から内陸へ入り、軽い上り・下りを越して再び見えてくる海が“羽地内海”。波も少なく澄みきった水面が道の両側に広がり、リゾート地の海とは違った落ち着いた雰囲気の美ら海が、サイクリストを優しく包んでくれます。
しかし、この辺りから上り・下りや風が強く吹き付ける場所も出てくるので要注意。まだまだコース前半なので、少しペースが落ちても、無理をせずに走り続けることがポイントです。



約30~60km地点
これぞ沖縄!“古宇利大橋”を快走!!
「文句なしの絶景! 古宇利島で記念撮影するのも◎」


これぞ沖縄!“古宇利大橋”を快走!!これぞ沖縄!“古宇利大橋”を快走!! photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

屋我地島と今帰仁村の古宇利島とをつなぐ“古宇利大橋”。この橋――何と!海の上に真っ直ぐ一直線に作られている海上道路なんです!! 「ここは日本なのか!?」と思ってしまうほどの絶景。一度この道を走ったら、また沖縄を走りたくなること間違いなし! 走りを渡り切ったエイドステーションで少し長めの休憩を取り、記念撮影をするのもいいでしょう。ルートはここから再び名護市へ戻っていきます。



約60~85km地点
“ネイチャーみらい館”で昼食タイム
「コース最大の山場はココ。それが終わって快適ルートへ」


“ネイチャーみらい館”で昼食タイム“ネイチャーみらい館”で昼食タイム photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

名護市から県道71号線の上りルートを抜け、本島東側の宜野座村に入り、細かなアップダウンを繰り返しながらコースは南下していきます。この71号線の上りが、センチュリーコース最大の山場。ここをクリアし、本島南側に入れば交通量も少ない絶好のツーリングルートとなるのでガンバリましょう。途中、昼食ポイントとなっている金武町の“ネイチャーみらい館”周辺ではマングローブの森も見ることができます。


約85~110km地点
“金武湾”の潮風に包まれる臨海ルート
「交通量の多い道も走るので注意。安全第一で行きましょう」


“金武湾”の潮風に包まれる臨海ルート“金武湾”の潮風に包まれる臨海ルート photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

“金武湾”を左手に、コースはさらに南下してうるま市へ。次第に交通量が増え、“安慶名中央公園”のエイドステーションから“キャンプコートニー”への道では、上り基調の場所もあるので注意して走っていきましょう。



約110~ゴール地点
大海原を走る興奮!!“海中道路ロードパーク”
「身体いっぱいで絶景を堪能! あとはゴールを目指すだけです」


“海中道路ロードパーク”は海のド真ん中を走り抜ける爽快路“海中道路ロードパーク”は海のド真ん中を走り抜ける爽快路 photo:美ら島オキナワ Century Run大会事務局/撮影:高田健司

“海中道路ロードパーク”は、その名の通り、海のド真ん中を走り抜ける爽快路。沖縄の海と空が目の前いっぱいに広がるこの高揚感は、走った人だけが味わうことのできるスペシャルなもの。是非この日本屈指の絶景を堪能してください! ここから再び本島北側へと戻り、恩納村コミュニティーセンターでゴールです(“海中道路ロードパーク”からゴールまでは残り約35km)。


さぁ、いかがだったでしょう。簡単なコース紹介、走り方紹介ですが、イメージはもてましたか?
ツール・ド・おきなわのサイクリング部門を走ったことのある方でも、新鮮さを味わえるコース設定になっていると思います。また、地元オキナワの人でもあまり訪れないようなスポットも訪れるこのコースは、サイクリストにとっての走りごたえを最優先にコースを設定しています。

1月にあなたとコース上で、海の路の上でお会いできるのを楽しみにしています! 
--スタッフ一同より


美ら島オキナワCentury Run
開催日/2010年1月17日
実施コース(距離)/センチュリーコース(160km)
古宇利島・桜ロードコース(100km)
海中道路コース(90km)
宜野座・辺野古コース(70km)
ファミリーコース(30km)
募集人数/3000名
主催/美ら島沖縄センチュリーラン実行委員会



文/トモ星野 写真/高田健司

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