9月12~13日の2日間、富士山一周サイクリングを中心としたイベントである「2009Mt.FUJIエコサイクリング」が、山梨県山中湖交流プラザきらら をメイン会場に開催され、1400人が富士山麓でのサイクリングを楽しんだ。

富士山一周サイクリングのスタートを待つ1,400人の参加者たち富士山一周サイクリングのスタートを待つ1,400人の参加者たち

エコについても学べるイベント
 
このイベントはその名が示す通り、サイクリングだけでなくエコや富士山の環境問題についても学ぶことができるのも魅力の一つだ。

イベント初日にはNPO法人 富士山クラブの協力による富士山クリーンアップ活動(清掃活動)と講習会、さらには著名人による「環境フォーラム」が開催された。

環境フォーラムには多くの人がパネリストたちの言葉に耳を傾けた。環境フォーラムには多くの人がパネリストたちの言葉に耳を傾けた。

環境フォーラムにパネリストとして参加の女優 工藤夕貴さんからは、自身の富士宮でのエコ生活について語られた環境フォーラムにパネリストとして参加の女優 工藤夕貴さんからは、自身の富士宮でのエコ生活について語られた 環境フォーラムのパネリスト 鶴見辰吾さん。最近は本業の撮影よりもサドルの上で過ごす時間のほうが多いとのこと環境フォーラムのパネリスト 鶴見辰吾さん。最近は本業の撮影よりもサドルの上で過ごす時間のほうが多いとのこと 環境フォーラムに出席の日本サイクリング協会 佐藤専務理事環境フォーラムに出席の日本サイクリング協会 佐藤専務理事



この環境フォーラムには、多くの自転車イベントで活躍中の俳優 鶴見辰吾氏やインターマックス代表の今中大介氏を始め、日本サイクリング協会 佐藤専務理事、今年の春にCOP15サイクリングツアーを開催したデンマーク大使のミカエル・ベネット・イエンセン駐日デンマーク公使、東京大学大学院准教授でありサイクリストでもある千葉学氏、スポーツマンシップの一環として「エコプレー」の実践を呼びかけているNPO法人グローバル・スポーツ・アライアンスの岡田達雄常任理事、アメリカ ツーソン市で自転車イベントを主催するペレメーター バイシクリング代表のリチャード・ディ・バーナーディス氏、アメリカ女子チームの監督のジェイム・カーニー氏、さらに富士山麓でエコ生活を実践中の女優 工藤夕貴さんもパネリストとして参加した。絹代さんの進行による自転車とエコに関するトークに、多くの参加者たちが耳を傾けた。


絶好の天候に恵まれたサイクリング大会

いよいよ富士山一周のスタートいよいよ富士山一周のスタート
スタートを笑顔で見送る絹代さんと今中大介さんスタートを笑顔で見送る絹代さんと今中大介さん 富士山に見守られてスタートする参加者の皆さん富士山に見守られてスタートする参加者の皆さん



2日目にはメインイベントである富士山1周サイクリングと、山中湖周辺を走るファミリーサイクリングが行われた。

富士山1周サイクリングのスタートは朝6時。夜中に降った雨も未明にはすっかり上がり、朝日を浴びて輝く富士山が、120kmの長丁場に挑むサイクリストたちを見送ってくれた。

ルートはメイン会場のある山中湖をスタートすると、まず国道138号線を河口湖方面に進む。
スタート直後は大きな起伏もなく、お揃いの黄色いビブスを着用したサイクリストたちが、幾つものグループで列を成す。日中は交通量の多い富士五湖周辺もさすがにこの時間帯には車も少なく走りやすい。

山中湖の湖畔を走る山中湖の湖畔を走る 富士パノラマラインを走る富士パノラマラインを走る

さらに精進湖、本栖湖を通過して山梨県から静岡県に入ると、コースは下り基調になる。くっきりと姿を現した富士山を見ながら、朝霧高原を駆抜ける気分はまさに爽快である。

そしてこの朝霧高原に設けられたのが富士ハーネス エイドステーション。この施設名のハーネスとは、盲導犬が体につけている白い胴輪のこと。つまりここは盲導犬の飼育や訓練、さらには引退犬が暮らす「盲導犬総合センター」である。

この日は盲導犬のデモンストレーションも行われ、彼らの果す仕事についてのみならず、30~40万人の視覚障害者に対して、現在活躍している盲導犬は約1,000頭程度と、盲導犬が不足している現実などついても紹介された。

富士ハーネスのエイドステーションでくつろぐ参加者の皆さん富士ハーネスのエイドステーションでくつろぐ参加者の皆さん デモンストレーションを披露するコルク。分岐点では主人の指示を待つデモンストレーションを披露するコルク。分岐点では主人の指示を待つ



富士ハーネスを通過するとコースもほぼ半分、ここからは大きな上りを二つ含む、山岳パートになる。

1つめの試練は60km地点から富士山こどもの国 エイドステーションに向かう約20kmの上り、その次には約90km地点から始まり、静岡県と山梨県の県境いにあるこのコースの最高地点、籠坂峠を越える上りが待受けている。

籠坂峠はもう目の前 走っているのはデンマーク大使のメルビン氏籠坂峠はもう目の前 走っているのはデンマーク大使のメルビン氏 絶好のサイクリング日和に笑顔絶好のサイクリング日和に笑顔
桜公園エイドステーション。ゴールまであと20km桜公園エイドステーション。ゴールまであと20km 最後の峠をクリア最後の峠をクリア



コース終盤に現れる上りに悪戦苦闘する参加者も多かったが、その苦労をたくさんの仲間と共にできるのがサイクリング大会の魅力。そして籠坂峠をクリアすると、誰もが達成感と充実感に満たされながら、ゴール地点に続く最後の下りを楽しんだ。

今回のサイクリング大会は絶好の天候に恵まれて、富士山の魅力をたっぷりと堪能できるイベントになった。また充実したエイドステーション、多くの走行スタッフやコース上の立哨員などの協力に支えられ、初心者でも安心してチャレンジできるものであった。
今年で3回目の開催だが、今後も更に発展していきそうなこの大会、富士山を走ってみたいと思う方には絶対お勧めのイベントだ。

前日の環境フォーラムにも参加された千葉先生率いる千葉学建築設計事務所の皆さん。全員無事に完走しました前日の環境フォーラムにも参加された千葉先生率いる千葉学建築設計事務所の皆さん。全員無事に完走しました ススキ野原を快調に走りますススキ野原を快調に走ります



イベントの様子、そしてシクロワイアードの編集スタッフが皆さんにお願いして撮影した参加者のスナップ集は約70枚の写真で振り返るフォトギャラリーでお楽しみ下さい。

Photo&text:福島 治男

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