au損保が展開するブランド「あ・う・て」が提供する自転車向け保険「ケガの保険 Bycle」の商品改定が行われた。ロードサービスや、賠償内容がより充実し、サイクリングを安心して楽しむことができる保険となった。10月1日以降に保険開始日とする契約より適用される。



ケガの保険 Bycleケガの保険 Bycle (c)au損保「あんしん、うれしい、ていねい」な保険商品を提供するau損保の保険ブランド「あうて」。自転車や交通事故、スポーツ・レジャー、国内外の旅行などお出かけ時まで様々なシチュエーションで発生する怪我やトラブルに対応する7種類をラインアップする保険ブランドである。今回、その中でもサイクリング時のトラブルを重視した傷害保険"ケガの保険 Bycle"の保険内容が改定され、充実した内容でサイクリングを安心して楽しめる保険となった。

今回の内容改定の背景には6月に改正道路交通法が施行や、兵庫県では10月より自転車利用者に賠償責任保険の加入が義務付けられるなど、サイクリングを取り巻く環境が大きく変化していることにあるという。そこでau損保はサイクリストが今まで以上に安心してライドを楽しめるようにと内容を改定した。

"ケガの保険 Bycle"では4つの内容で被保険者のトラブルに対応する。交通事故による怪我を補償してくれ、自転車事故の場合は受取る保険金が2倍となるサービス、自転車事故に加えて日常生活での事故にも対応する賠償責任補償、加害事故を起こした場合の示談代行サービス、そして、自転車ロードサービスの4種類だ。



「あ・う・て ケガの保険 Bycle」4つのポイント

自転車事故時には保険金が2倍となる補償内容自転車事故時には保険金が2倍となる補償内容 (c)au損保個人賠償責任補償が最大1億円以上となった個人賠償責任補償が最大1億円以上となった (c)au損保


交通事故による怪我を補償、さらに自転車事故の場合には保険金が2倍に

「あ・う・て ケガの保険 Bycle」では、車との接触事故や駅構内での事故、自転車事故など交通事故全般を補償。特に自転車同士の事故や自転車単独での事故、歩行中における相手自転車との接触事故などの自転車事故の場合には2倍の保険金が補償される。

賠償責任補償は自転車事故だけではなく日常生活での事故も対象

自転車運転中に相手に怪我をさせた場合や止まっている自動車に自らの自転車が接触して傷つけた場合など自転車によるトラブルに加え、お買い物中に商品を破損した場合や飼い犬が人をかんでケガをさせた場合など日常生活におけるトラブルも補償。ただし、自動車とバイクによる加害事故など一部の事故は補償対象外となっている。

示談代行サービスが付帯している示談代行サービスが付帯している (c)au損保ケガの保険 Bycleのみについてくる自転車ロードサービスケガの保険 Bycleのみについてくる自転車ロードサービス (c)au損保加害事故を起こしてしまった場合でも示談代行サービスで安心

万が一加害事故を起こしてしまった場合に保険会社が被保険者に代わって、相手側と解決に向けて交渉するサービスですが付属。ただし示談代行を行えない場合もあるため、詳しくは普通保険約款・特約を確認する必要がある。

自転車ロードサービスもセット

事故または故障により自転車が自力走行不能(自転車が物理的もしくは機能的に走行できない状態、または法令により走行が禁じられている状態)となった場合にトラブル現場へ駆けつけて、ご希望の場所まで自転車を搬送する「自転車ロードサービス」を受けることが出来る。このサービスは24時間365日実施している。なお、サービス提供地域などの詳細はau損保のホームページでの確認が必要だ。



あうて ケガの保険 Bycle 補償内容あうて ケガの保険 Bycle 補償内容 (c)au損保あうて ケガの保険 Bycle 保険料あうて ケガの保険 Bycle 保険料 (c)au損保そして今回の内容改定の主なポイントは、個人賠償責任補償の保険金額が全コースで最大1億円以上となったこと、ほぼ全てのコースで保険料が値下げとなったこと、自転車ロードサービスの充実化という3点だ。

近年、自転車による事故で高額の賠償命令が出るケースが増えており、実際に相手を意識不明とさせてしまった対人事故では約9500万円の賠償命令が下されたケースもある。スピードが出やすいが故に深刻な怪我を負わせてしまう危険性が多いにあるため、賠償責任補償については十分に備えておく必要はあるだろう。

自転車ロードサービスは、自走不能となった自転車を運搬してくれるサービスが20kmまでから50kmまでへと拡大。以前は自宅から半径2kmを超えた場所でしか適用されなかったが、今回の改定で半径1kmを超えた場所からに変更され、より保険を適用させやすくなっている。加えて、ロードサービスを受けることが出来る回数が2回から4回まで増えているのも安心できるポイントだ。

公道を走行する以上は細心の注意を払っていても、避けることのできないトラブルに巻き込まれたり、引き起こしてしまう可能性は十分にあるはずだ。そんな万が一に備えて、自転車に特化した保険「ケガの保険 Bycle」で備えておくのも1つの手だろう。

※申し込みの際には以下リンクの公式サイトで重要事項説明書や普通保険約款・特約など詳細を確認の上、お申し込みください。



あうて ケガの保険 Bycle
基本内容
・交通事故による怪我を補償(自転車事故の場合は保険金が2倍)
・示談代行サービス
・賠償責任補償
・自転車ロードサービス

改定内容
・個人賠償責任補償の保険金額が全コースで1億円以上へ変更
・保険料の値下げ
・自転車ロードサービスの充実化
 自走不能自転車の運搬サービス(20km→50km)
 サービス適用回数(2回→4回)