スポーツシーンにぴったりの軽量・防水の骨伝導ヘッドホンを紹介しよう。

高いデザイン性を持つ新しい骨伝導型ヘッドホン高いデザイン性を持つ新しい骨伝導型ヘッドホン

「アウトドアスポーツで使えるヘッドフォン」はサイクリングでも使えるか?


”耳をふさがず装着できる”という骨伝導方式の特長を生かしながらも、高音質、超軽量、防水仕様を実現したヘッドフォンがオーディオボーン・アクアだ。

誰しも音楽を聴きながら気持ちよくサイクリングをしたいと願うだろう。
だが、従来のイヤホンやヘッドホンでは、耳を塞いでしまうため、外部の音をとりづらくなってしまうのだ。また最近では、そのことによる事故や苦情が増え、社会問題にまでなりつつある。自転車にヘッドフォンはタブーだ。

このオーディオボーンアクアは、骨伝導方式を採用し、外部の音を塞ぐことなく音楽を楽しめることが出来る上に、従来の骨伝導方式では出し切れなかった低音から高音までの幅広い音域をカバーすることが可能になった製品だ。

重量は35gとなっており、ヘッドホンの重さからくる負担を最小に抑え、長時間の仕様も快適。さらに、防水仕様なので、雨の中での使用や丸洗いも可能となっている。

カラーバリエーションはホワイト、ブラック、オレンジ、ブルー、ライム。フィット感に優れ、流れるようなフォルムも魅力的である。アウトドアでの使用が考慮された製品だが、バイクライディング中の使用感はどうだろう? 実際にロードバイク乗車中に装着してテストしてみた。


――インプレッション


オーディオボーンアクアは、サイクリングに新しい味付けを加えてくれるスパイスのように感じた。
一般的な、耳に挿入するイヤホンタイプは、周りの音を遮断し、サイクリングよりも音楽に集中させてしまうような印象を持っていた。確かに、ローラー台を使った自分を追い込んだ練習をしたり、試合前に自分の気持ちを落ち着かせるために使用するにはとてもいいと思うが、サイクリングを楽しむといった使い方には向かないだろう。それは、一般道を走るときに周りの音を遮ることによって生まれる新しい危険性も含めてだ。

オーディオボーンアクアは、サイクリングを楽しむ上で重要な、周囲からの情報をユーザーに伝えつつ、そこにお気に入りの音楽を追加することによって、更なる楽しみを生み出してくれるだろう。さらに、外からの音を遮断しないので、安全面で心配することは無い。

ただ、人それぞれ骨の形も違うので、フィット感に関しては、自分の場合あまりいいとは言えなかった。また、聞こえる音量が少し小さく、大きな音量で音楽を楽しみたい人には向かないだろう。やはりライディング中に十分に音楽を堪能することは難しいかもしれない。「BGMとしてかすかに聞こえる音楽のリズムに合わせてテンポよく走る」という使い方には良さそうだ。

むしろ向いている使い方としては、ニュースやトーク番組を聴きながら走ったり、トランシーバーなどの通信補助として使う方法だろうか。

配線が後ろに回るので、走行中に配線が邪魔にならない配線が後ろに回るので、走行中に配線が邪魔にならない

細かな部分かもしれないが、配線が後ろから出る形になっているので、ジャージのバックポケットに音楽プレイヤーを入れたとき、身体の前面に配線が来ないので、配線が脚に当たることなくストレスを感じづらいだろう。


デザインも5種類から選択可能で、自分にあったカラーを見つけられるだろう。

また、軽量かつ防水であるため、サイクリングだけでなく他のアウトドアスポーツでも使える。


――オーディオボーン アクア 詳細データ


商品名 オーディオボーンアクア
タイプ 骨伝導ステレオヘッドホン(防水仕様)
カラー ブラック・オレンジ・ブルー・ホワイト・ライム(インターマックス取り扱い)
適性入力 30mW
最大入力 100mW
インピーダンス 8Ω
音圧感度 88dB/mW(dB1.0dyne)
基準周波数 50~12,000Hz
コードの長さ 120cm
プラグ ステレオΦ3.5
重量 35g

販売代理店: インターマックス
メーカー   : ゴールデンダンス株式会社