いよいよ今週末に開催が迫った第4回目のシクロクロス東京。お台場の砂浜を舞台にしたシクロクロスの祭典にはベン・ベルデンやザック・マクドナルド、ティム・ジョンソンらの来日が決定している。今一度その魅力と見どころをおさらいしておこう。



4回目開催を迎えるシクロクロス東京 今年も楽しい2日間になりそうだ4回目開催を迎えるシクロクロス東京 今年も楽しい2日間になりそうだ photo:Kei Tsuji


都心ど真ん中という立地や豪華な招待選手、そしてレースを魅せるショー的な要素から、野辺山と並ぶ国内シクロクロスレースの一大イベントとなったシクロクロス東京。4回目を迎える今年もチャンピオンシステム・ジャパンが主催し、参加するも良し、遊びに来るのも良しの魅力的なコンテンツが揃っている。

今年の海外招待選手はベン・ベルデン(ベルギー、W-cup)、ザック・マクドナルド(シクロクロスプロジェクト2015)、ティム・ジョンソン(キャノンデールp/bシクロクロスワールド)、ティム・アレン(フィードバックスポーツ)、そしてエリック・トンキン(KONA)の4名。

第1回覇者のベン・ベルデン(ベルギー、W-cup)が再びお台場の砂浜を走る第1回覇者のベン・ベルデン(ベルギー、W-cup)が再びお台場の砂浜を走る 2013年覇者のザック・マクドナルド(アメリカ、Cyclocross Project 2015)2013年覇者のザック・マクドナルド(アメリカ、Cyclocross Project 2015) photo:Kei Tsuji/nobeyamacyclocross.cc

昨年は腕負傷により欠場したティム・ジョンソン(アメリカ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com)昨年は腕負傷により欠場したティム・ジョンソン(アメリカ、キャノンデールpbシクロクロスワールド.com) photo:Kei Tsujiプロ選手として最後のレースを走る山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)と、全日本王者の竹之内悠(ベランクラシック・エコイ)プロ選手として最後のレースを走る山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)と、全日本王者の竹之内悠(ベランクラシック・エコイ) photo:Kei Tsuji/nobeyamacyclocross.cc


シクロクロス東京2015 コースマップシクロクロス東京2015 コースマップ 昨年は大雪に見舞われたシクロクロス東京。さて今年は?昨年は大雪に見舞われたシクロクロス東京。さて今年は? photo:Kei Tsuji第1回で強烈な印象を与えたベルデンや、第3回(マクドナルド)の優勝者が集い、全日本チャンピオンの竹之内悠(ベランクラシック・イコイ)や小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロス)ら国内トップ選手が海外勢を迎え撃つ。竹之内らと共に先のシクロクロス世界選手権に出場した山本和弘(弱虫ペダルシクロクロスチーム)はこのシクロクロス東京がプロとしては最後のレースとなる。是非その走りに期待したいところだ。

今年のコースは名物の砂浜区間に蛇行セクションが追加され、より難易度が増していることが最大の特徴だ。コース監修を担当したチャンピオンシステム・ジャパンの根本了慈さん(スターライト幕張のオーガナイザー)は、「見た目はすごく苦しそうですが、なるべく乗れる区間を作るように心掛けました。」と言う。

また根本さんは「公園奥の砂場区間は往路が芝が少し生えている区間を取り入れ、復路は緩やかな下り基調になっています。ヘアピン区間は担ぎを強いられますが、その他は上手い方であれば乗れるはず。加えて林間セクションの木々が伐採されたことで観戦もしやすくなりました」と加える。

今年は人気コミック「弱虫ペダル」とのコラボレーションが行われる。昨年に続いて作者・渡辺航さんによるチャリティサコッシュの販売とサイン会が行われ、日曜日のエンデューロには渡辺氏も参加するという。シクロクロスに熱意を燃やす渡辺先生の力走は是非注目だ。

観戦の盛り上げに一役買ってくれるフードメニューは今年も充実だ。お腹を満たす様々なフードワゴンが並ぶことはもちろん、ドリンクはビールに加えてホットカクテルなども準備されるという。この際に本場ベルギーの観戦スタイルを楽しんでみてはいかがだろうか。

弱虫ペダル作者の渡辺航さんは昨年に続いてエンデューロに出場する弱虫ペダル作者の渡辺航さんは昨年に続いてエンデューロに出場する photo:Kei Tsuji本場のベルギービールが多数販売された本場のベルギービールが多数販売された

今年も白戸太朗さんやMCシンジさんらが会場を盛り上げる今年も白戸太朗さんやMCシンジさんらが会場を盛り上げる バイクロアでも好評だったサイクルクロークを設置するバイクロアでも好評だったサイクルクロークを設置する


会場となるお台場海浜公園は、ゆりかもめのお台場海浜公園駅から徒歩3分、りんかい線の東京テレポート駅から7分という臨海副都心のど真ん中。年々自転車で来場する方が増えていることから、バイクロアでも好評の駐輪場「サイクルクローク」を設置する。無料ながらスタッフが管理を行ってくれるから安心だ。加えて日曜日のお昼時には参加無料のキッズシクロクロススクールを開催する予定。東京都車連がスクールのコーチを務め、もちろん参加は無料。希望者は [email protected] までメールを送ればOKだ。

大会オーガナイザーを務めるチャンピオンシステム・ジャパン代表の棈木亮二氏は、次のように語る。「昨年は大雪に見舞われてしまいましたが、今年は大丈夫でしょう(笑)。今年も参加する方にも、観戦の方にもきっと楽しんで頂けるはずです。期待して下さい」。

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