スタイルと機能性の両立をコンセプトに高品質のサイクルアパレルを展開するreric(レリック)の2014年秋冬コレクションより、Gemma ライト ウィンドブレーカー、Corvus ライトグローブ、Figure8 サーモ ソックス、Vela TS1 シューズカバーをピックアップし。山崎敏正さん(シルベストサイクル)の一言インプレッションと共に紹介しよう。



レリック Gemma ライト ウィンドブレーカー

レリック Gemma ライト ウィンドブレーカーレリック Gemma ライト ウィンドブレーカー 前傾姿勢を考慮した設計のため背中部分に突っ張りは生まれない前傾姿勢を考慮した設計のため背中部分に突っ張りは生まれない


定評のあるウィンドブレーカーに改良を施したのが「Gemma(ゲンマ) ライト ウィンドブレーカー」。背中と腰に大きなベンチレーションホールを設けることで、ウェア内に侵入した走行風によるバタつきや汗ムレの低減を図っている。また、ウインドブレーカーを着たままでもジャージのポケットにアクセスできる使い勝手も向上している。

使用される生地は、ファインデニールのポリエステル繊維によってソフトな風合いに仕上げられたTUFLEX(タフレックス)。繊維を高密度に織り上げることで高い撥水性を実現したことが特徴で、コーティングを施していないため撥水性が低下しづらく、優れた透湿性を兼ね備えていることが特徴だ。

もちろんウィンドブレーカーも乗車時の前傾姿勢でたわみがなくストレスフリーとなるような立体構造のパターンを採用。フィッティングはタイトめとすることで、ウェアのバタつきを最小限に。

脇の下も通気孔を設けて汗ムレを防ぐ脇の下も通気孔を設けて汗ムレを防ぐ 腰のバックホールによって内側のジャージにアクセスすることも可能だ腰のバックホールによって内側のジャージにアクセスすることも可能だ

開閉も少ない力で難なく出来るジッパーを採用。右腕のロゴはリフレクターとなっており被視認性を向上させた開閉も少ない力で難なく出来るジッパーを採用。右腕のロゴはリフレクターとなっており被視認性を向上させた レリックロゴマーク、左右のタブはリフレクターで高い被視認性を実現したレリックロゴマーク、左右のタブはリフレクターで高い被視認性を実現した


背中に配された3つのリフレクターに加えて、右腕にプリントされたロゴにも反射性素材を使用しており、夜間走行においての被視認性が向上している。薄手で軽量素材のため、折りたたむとコンパクトになることも特徴のひとつで、付属する袋に収納すればスマートにジャージのポケットに入れておくことができる。

付属する収納ポーチに入れれば手のひら大に納められる付属する収納ポーチに入れれば手のひら大に納められる 冬の間も激しくライドするにはうってつけのGemmaライト ウィンドブレーカー。サイズはS、M、L、XLという4サイズ。今回、身長168cm、胸囲85cm、ウエスト75cmで、普段レリック製シクロワイアードジャージのSサイズを着用する編集部員がMサイズを試着したところ、袖の長さと胴部分に若干余裕が生まれた以外はジャストフィットだった。

このとき冬用長袖ジャージ「レリック Altail ハイジャケット」を着用していたことから、厚めのジャージの着用時も着用するならば1サイズ大きくても良いだろう。もちろん、タイトフィットを活かすためにジャストサイズを選ぶことが最適であるはずだ。

レリック Gemma ライト ウィンドブレーカー
素 材:TUFLEX
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ホワイト、ブラック、レッド
価 格:10,000円(税抜)



レリック Corvus ライトグローブ

レリック Corvus ライトグローブ(ホワイト)レリック Corvus ライトグローブ(ホワイト)
Corvus(コルヴィス) ライト グローブは、秋口や春先、雨天などで気温が下がる場面で活躍するフルフィンガーグローブ。メインファブリックは裏起毛となっており、薄手ながらも高い保温性を備えている。手首丈も長めに設定されていることもあり、長袖ジャージをグローブに入れて風の侵入を防ぐことも可能だ。対応気温は12℃程まで。

ハンドルを握った時にジャストフットとなるようパターンには立体裁断が施されており、高い伸縮性と滑らかな肌触りを持つ2WAYストレッチ素材とあわせて高いフィット感を実現している。

雨天での使用も考慮されており、ハンドル保持力の向上や確実なシフト操作のために各所に配置された滑り止めなど使い勝手へのこだわりが見て取れる。また、耐久性向上のため擦れやすい部分には補強を施している。ユニセックス設計となっており、サイズはXS、S、M、L、XLという5サイズ。

レリック Corvus ライトグローブ(ブラック)レリック Corvus ライトグローブ(ブラック) 今回、手囲(親指以外の指付け根の周囲長)21cmの編集部員がSサイズとMサイズを試着してみたところ、Sサイズがジャストサイズであった。Mサイズでは手のひら、手首部分に余裕が生まれてしまった。しかし、生地の締め付け具合が程よいので1サイズ大きいグローブでも問題なく使用できるはずだ。

インプレッションby山崎敏正(シルベストサイクル)
「空気を通すタイプの素材なので、10~15℃程の気温が最適な1枚ですね。手に馴染みやすいフィット感に加えて薄手のパッドが備えられているため、握り心地や操作性が優れている印象です。秋口や春先といったシーズンにはオススメの1枚でしょう。」

レリック Corvus ライトグローブ
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、ピンク
価格:4,900円



レリック Figure8 サーモ ソックス

レリック Figure8 サーモ ソックスレリック Figure8 サーモ ソックス photo:Makoto.AYANO
足袋のように2つ指とすることでペダリング時に力をかけやすくしている足袋のように2つ指とすることでペダリング時に力をかけやすくしている レリックのロゴマークはスリップ防止用のグリップレリックのロゴマークはスリップ防止用のグリップ Figure8(フィギュア)に冬用モデル「Figure8 サーモ ソックス(ロングタイプ)」が登場。冷えやすいつま先とカカトにはセラミックが練りこまれた「熱能波 HOT WAVE-C」を素材に採用し、セラミックが発する遠赤外線によって体を温める効果を備えた。加えて、メインファブリックには銀イオンを使用し消臭性を確保するAGマックス素材を採用。AGマックスは糸が異型断面となっているため、汗を吸い上げ発散させる性能も備えていることが特徴で、快適な履き心地を実現する。

フィギュア8最大の特徴、足首を固定するテーピング技術「フィギュアエイト」を活かした編み方は、足首の内反やブレを軽減し、安定したペダリングが可能となることが特徴だ。また、古来の日本人が慣れ親しんできた足袋のように2本指タイプの設計とすることで、力を掛けやすくなっているという。

ソックス全体でクッション性が向上する編み方を採用。特に土踏まず部分は凹凸ができるフロートクッション編みとしており、快適な履き心地を得ることができる。指先と拇指球付近のクリート接地面にシリコン製の滑り止めが配されており、シューズ内で足がずれることを防ぐ。

サイズはS-M、M-L、L-XLという3サイズで、それぞれ23~25cm、25~27cm、27~29cmというサイズに対応している。今回、普段41サイズのロードシューズ、26もしくは26.5cmのスニーカーを履く編集部員がL-XLを試着してみた。一般的な靴下よりはタイトフィットだ。足にピッタリとフィットする性格によるものなのか、指先がやや余っても問題なく使用できる印象を受けた。サイズ感に関しては表記通りのサイズを選択して問題ないだろう。

レリック Figure8 サーモ ソックス
サイズ:S-M(23~25cm)、M-L(25~27cm)、L-XL(27~29cm)
カラー:ブラック×ブラック、ホワイト×レッド
価格:2,100円(税抜)



レリック Vela TS1 シューズカバー

レリック Vela TS1 シューズカバー(シルバー)レリック Vela TS1 シューズカバー(シルバー)
Vela(ベラ)TS1 シューズカバーは生地にポリウレタンコーティングを施し、高い防風性を備えたシューズカバー。2WAYストレッチ素材は伸縮性に富むため、ピタリとフィットすることが特徴だ。サイド部分には脱着を容易にするファスナーが設けられるが、止水ファスナー+防水フラップを組み合わせるため水分の侵入が少ない。歩行時のグリップと補強のためにつま先には滑りにくいビサントエンボス加工が施されている。

止水ファスナーと防水フラップの組み合わせで水分の侵入を防ぐ止水ファスナーと防水フラップの組み合わせで水分の侵入を防ぐ サイズはM-L、L-XL(男女兼用)で、対応シューズのサイズはそれぞれ24~27cm、26~28cmまでとなっている。カラーはホワイト、ブラック、シルバーの3色で、価格は5,400円(税抜)。

インプレッションby山崎敏正(シルベストサイクル)
「生地の伸びもよく履きやすいシューズカバーですね。防風性能も良さそうなのでこれからの季節には最適でしょう。」

レリック Vela TS1 シューズカバー
サイズ:M-L(24~27cm)、L-XL(26~28cm)
カラー:ホワイト、ブラック、シルバー
価格:5,400円(税抜)



インプレライダーのプロフィール

山崎敏正(シルベストサイクル)山崎敏正(シルベストサイクル) 山崎敏正(シルベストサイクル)

「てnち」のニックネームで親しまれているシルベストサイクル総括店長。選手としてはモスクワオリンピックの日本代表に選出された経験を持つ一方で、サンツアーの開発部に在籍していたことから機材への造詣も深い。現在もロードレースで現役で、実業団ロードで入賞する好調ぶり。シルベストサイクルは梅田、箕面、京都と関西に3箇所に店舗を構え「頑張るアスリートのためのショップ」として信頼の技術力や確かなフィッティングサービスなどを提供している。加えて、ロードレースやロングライド、トライアスロン、トレイルランなど様々なジャンルのソフトサービスを展開している。

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photo:Makoto.AYANO
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