台湾が誇る世界最大規模の自転車ブランド、ジャイアント。トッププロが使うレーシングモデルから日常生活で気軽に使えるモデルまで幅広く揃えるラインナップの中から、ライフスタイルカテゴリーのGRAVIER(グラビエ)とATXという2車種をピックアップして紹介しよう。



ジャイアント GRAVIER
ジャイアント GRAVIER(オレンジ)ジャイアント GRAVIER(オレンジ) (c)ジャイアント・ジャパン
毎日気軽に乗れるスタンダードなバイクが集められたジャイアントのライフスタイルカテゴリー。ON-ROAD、X-ROAD、OFF-ROADという走る場所による分類がされており、自分の走りのイメージにあったバイクを選ぶことが可能だ。ライフスタイルカテゴリーにはジャイアントの定番でフルモデルチェンジを果たしたON-ROADのESCAPE R3。そして、今回紹介するX-ROADのGRAVIER、OFF-ROADのATXというバイクがラインナップされている。

オンロード用のESCAPE R3の軽快感はそのままに走行安定性の向上を目指したクロスバイク、GRAVIER。歩道の段差や橋の継ぎ目、不意に現れる路面が荒れた場所、フラットダートなどビギナーが不安に感じるような路面状況でも安心して走れるよう仕上げられている。

ロゴはプリントではなくチューブから押し出されているロゴはプリントではなくチューブから押し出されている photo:Makoto.Ayanoダウンチューブはヘッドチューブとの接合部分を拡張することで剛性を高めるダウンチューブはヘッドチューブとの接合部分を拡張することで剛性を高める photo:Makoto.Ayano


軽量かつ操作性に優れる27.5インチホイールと幅1.5インチ(約40mm)の太めのタイヤをアッセンブルすることで高い走行安定性を実現。27.5×1.5インチのタイヤは、700CホイールのESCAPE R3と同等のホイール外径となり、高い巡航性を備えている。加えて、大きいエアボリュームによって快適な乗り心地になっていることも特徴だ。

ESCAPE R3と同様にバテッド加工を施した軽量アルミ素材を採用したフレームはダウンチューブをスクエア断面形状としたり、小さなリア三角にすることでフレームがパワーを受け止めてくれる剛性を確保。一方、オーバル形状のトップチューブやシートステーを採用することで、振動吸収性を高めている。

ジャイアント GRAVIER(ブルー)ジャイアント GRAVIER(ブルー) (c)ジャイアント・ジャパンジャイアント GRAVIER(シルバー)ジャイアント GRAVIER(シルバー) (c)ジャイアント・ジャパン


街中からグラベルロードまでこなせるジャイアント GRAVIER街中からグラベルロードまでこなせるジャイアント GRAVIER (c)ジャイアント・ジャパン街乗りから未舗装路へ対応できるようなパーツがアッセンブルされている。長時間乗っていてもお尻が痛くなりにくく、ペダリングパワーのロスも小さくなる、適度な柔軟性を持つ肉厚なサドルや、平坦な道のクルージングから急な坂道までこなせるワイドなギア、高い操作性と制動力を持つロングアームのVブレーキが採用されている。

アップライトなポジションでビギナーでも乗りやすいGRAVIER。1色使いでコーディネイトしやすいデザインで、カラーバリエーションはオレンジ、ブルー、シルバーという3カラー。サイズはXXSからMという小さめ4サイズが揃い、価格は57,000円(税抜)。


ジャイアント GRAVIER
サイズ:370(XXS)、430(XS)、465(S)、500(M)mm
重量:11.0kg (465mm)
フレーム:ALUXX-Grade Aluminum
フォーク:Cr-mo SL
ドライブトレイン:SHIMANO ACERA
ブレーキ:SHIMANO M310 + TEKTRO V-BRAKE
ホイール:GIANT SPINFORCE XR
タイヤ:MAXXIS DETONATOR 27.5x1.5
価格:57,000円(税抜)



ジャイアント ATX 27.5
ジャイアント ATX 27.5 1(ブルー)ジャイアント ATX 27.5 1(ブルー) (c)ジャイアント・ジャパン
ジャイアント ATX 27.5 1(ブラック)ジャイアント ATX 27.5 1(ブラック) (c)ジャイアント・ジャパンジャイアント ATX 27.5 1(ホワイト)ジャイアント ATX 27.5 1(ホワイト) (c)ジャイアント・ジャパン


クロスバイクの定番ESCAPE R3やGRAVIERと同様にライフスタイルカテゴリーに位置づけられるオフロードバイク、ATX 27.5。舗装路に加えて街から足を伸ばした農道や里山などのトレイルからビーチまで、オフロードの感触を楽しめるMTBだ。

アップライトなポジションで初心者でも安心してトレイルを楽しめるATX 27.5。フレームの素材にはバテッド加工が施されたALUXX-Gradeアルミを使い、チューブをスクエア断面形状とすることでフレームは高い剛性を身につけたため、軽快な走行感が得られる。また、アルミ素材の高い強度によってオフロードでも安心できる耐久性を備えた。

ジャイアント ATX 27.5 2(ブラック)ジャイアント ATX 27.5 2(ブラック) (c)ジャイアント・ジャパンジャイアント ATX 27.5 2(ホワイト)ジャイアント ATX 27.5 2(ホワイト) (c)ジャイアント・ジャパン


フロントにはトラベル量100mmのフロントショックを装備してオフロードでの安定した操作性を確保。街中の段差も乗り越えやすいはずだ。ATX 27.5はフラットなオンロード走行も想定しているため、サスペンションの動きが必要ない場面のためにロックアウト機構が設けられている。

砂浜も走破できるMTB ジャイアント ATX 27.5砂浜も走破できるMTB ジャイアント ATX 27.5 (c)ジャイアント・ジャパンホイールは26インチよりも段差を乗り越えやすく、29インチよりも加速性に優れる27.5インチホイールを採用。また、標準でアッセンブルされる幅1.95インチのセミブロックタイヤは、ダートでの走破性と舗装路での軽さを両立している。

天候や路面状況に制動力が左右されないメカニカルディスクブレーキを装備されるATX 27.5。ドライブトレインにシマノ ACERAを採用する「ATX 27.5 1」とシマノ TOURNEYが装備される「ATX 27.5 2」という2車種のラインナップだ。カラーは1グレードでブラック、ホワイト、ブルーという3カラーで、2グレードはブラックとホワイトという2カラーだ。

ジャイアント ATX 27.5 1
サイズ:345(XXS)、 370(XS)、 405(S)、 455(M)mm
重量:14.9kg (405mm)
フレーム:ALUXX-Grade Aluminum
フォーク:SR SUNTOUR XCT HLO 100mm Travel
ドライブトレイン:SHIMANO ACERA / EF51
ブレーキ:TEKTRO ARIES 160mm Rotors
タイヤ:GIANT QUICKCROSS 27.5x1.95
価格:57,000円(税抜)

ジャイアント ATX 27.5 2
サイズ:345(XXS)、 370(XS)、 405(S)、 455(M)mm
重量:14.9kg (405mm)
フレーム:ALUXX-Grade Aluminum
フォーク:SR SUNTOUR XCT 100mm Travel
ドライブトレイン:SHIMANO TOURNEY / EF41
ブレーキ:TEKTRO ARIES 160mm Rotors
タイヤ:GIANT QUICKCROSS 27.5x1.95
価格:52,000円(税抜)
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