様々なライダーのニーズに応えるサイクルアクセサリーを多くリリースするTNIから、軽さと座り心地を追求したカーボンシェルのサドル「Black Feather」が登場した。サドル中央に開けられた大きな穴が振動吸収性と軽量性に貢献することが特徴だ。シリコン素材を活かしたバーテープも合わせて紹介する。



TNI Black Feather
TNI Black FeatherTNI Black Feather photo:So.Isobe
フレームやハンドル、クランクといった自転車を構成するパーツの中でも、最も高い位置にあるサドル。そのため、サドルを軽量にすれば、重心の低下による安定性や、ダンシング時のバイクの振りの軽さにつながる。一方で、軽さを追及したサドルには、パッドが廃されていたり、極端に小型化してみたりと、座り心地を犠牲にしたものが多くラインナップされているのもまた事実。フルカーボン製で、非常に高価であるというのも、軽量サドルのデメリットだろう。

今回紹介するTNIのBlack Feather(ブラックフェザー)はそんな相反する3つの要素を高いレベルでまとめた意欲作。カーボンで成形される、サドルシェルやレールは非常に軽量で、重量114g(実測値)と、パッドなしのフルカーボン高級サドルに肉薄する軽さ。

大きく開けられた穴によって振動吸収性を高めるしなりが生まれる大きく開けられた穴によって振動吸収性を高めるしなりが生まれる 軽量化を追求しながらも配されたパッドは振動吸収に貢献する軽量化を追求しながらも配されたパッドは振動吸収に貢献する

シートポストはカーボンレール対応品を使用するシートポストはカーボンレール対応品を使用する 先端部で接合されレールは強度を高める先端部で接合されレールは強度を高める


中央部に大きく開けられた穴は会陰部への圧迫を防ぐほか、シェルをしなりやすくさせることで、路面からの衝撃を受け止めるハンモックのような乗り心地を実現している。加えて、薄いながらもパッドが配されており小さな振動や衝撃をやさしく受け止めてくれ、軽量サドルには似つかわしくないほどの高い快適性を持っている。

サドルの幅は128mm、長さは270mmとオーソドックスな形状。レールの調整幅も標準的で、調整に苦労することは無さそうだ。レール形状は楕円のため、対応するヤグラのシートポストを使用されたほうがよいだろう。価格も18,000円とこの重量のサドルとしてはリーズナブルな設定だ。ヒルクライムの決戦用から、体に合えば普段使いまでカバーする軽量サドルに仕上がっている。

TNI Black Feather
サイズ:幅128mm×長さ270m
重量:114g(実測値)
カラー:ブラック
価格:18,000円(税別)



TNI シリコンバーテープ
TNI シリコンバーテープ(Vividグリーン)TNI シリコンバーテープ(Vividグリーン) (c)トライスポーツTNI シリコンバーテープ(Vividオレンジ)TNI シリコンバーテープ(Vividオレンジ) (c)トライスポーツ


シリコンバーテープはその名の通り全てがシリコンのみで作られたバーテープ。素材の特徴を活かしたプロダクトで、クッション性、グリップ力に優れてることが特徴だ。バーテープ自体には接着テープがついていないが、シリコンの吸着性でズレることなくハンドルに巻くことができる。また、接着テープがないため裏返せば巻き直すこともできるそうだ。

シリコンは耐久性が高い素材のため、巻き直し可能なことと合わせて長い期間にわたって使用することができるはずだ。カラーはシリコンの発色性の良さを活かしたVividグリーン、Vividピンク、Vividオレンジ、Vividブルーと赤、グレー、白、黒という8色が揃う。価格は2,600円(税別)。

TNI シリコンバーテープ(Vividブルー)TNI シリコンバーテープ(Vividブルー) (c)トライスポーツTNI シリコンバーテープ(Vividピンク)TNI シリコンバーテープ(Vividピンク) (c)トライスポーツTNI シリコンバーテープ(赤)TNI シリコンバーテープ(赤) (c)トライスポーツ

TNI シリコンバーテープ(白)TNI シリコンバーテープ(白) (c)トライスポーツTNI シリコンバーテープ(グレー)TNI シリコンバーテープ(グレー) (c)トライスポーツTNI シリコンバーテープ(黒)TNI シリコンバーテープ(黒) (c)トライスポーツ


TNI シリコンバーテープ
素材:シリコン
カラー:Vividグリーン、Vividピンク、Vividオレンジ、Vividブルー、赤、グレー、白、黒
価格:2,600円(税別)


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