11月2~3日(日・月・祝)、大分県にて新たな実業団レースが開催される。Jプロツアー最終戦となるこのレースは、ロードレースとクリテリウムが2日間にわたって実施される。同時に1~3日(土~月)にはおおいたマルシェが併催され、多くの観客があつまるイベントとして盛り上がるだろう。



今年が初開催となる「おおいたサイクルロードレース」今年が初開催となる「おおいたサイクルロードレース」 (c)おおいたサイクルフェス実行委員会
「自転車が似合うまちづくり」に取り組む大分市。今回、市内に特設コースを設け、Jプロツアー最終戦となるロードレースとクリテリウムが2日間にわたって開催されることとなった。

(filter error or malformed img_assist tag)おおいた いこいの道クリテリウム コースマップおおいた いこいの道クリテリウム コースマップ (c)おおいたサイクルフェス実行委員会1日目に開催されるのは「おおいたサイクルロードレース」。大分スポーツ公園の大銀ドーム周辺を利用した一周4kmの特設コースを利用する周回レースだ。開催されるのはPクラスタからE1~3クラスタ、Fクラスタの5カテゴリ。Pクラスタはコースを25周する100kmのレースとなる。

多くのサブイベントが開催される多くのサブイベントが開催される (c)おおいたサイクルフェス実行委員会E1クラスタは15周60km、E2およびE3クラスタは10周40km、Fクラスタは8周32kmのレースとなる。コースは東西に伸びる公道部分と駐車場、大銀ドームの周りを走る部分から構成される。

反時計回りとなるコースの北側は約1kmにわたって4%程度の勾配となっており、勝負所となるだろう。また、フィニッシュラインも登りゴールとなるため一筋縄ではいかないコースだろう。

2日目に実施される「おおいた いこいの道クリテリウム」は大分駅の南側に広がるシンボルロード「大分いこいの道」を周回するコースが設定される。1周1.1kmのコースは完全にフラット。駅前のヘアピンに加え、4つの直角コーナーがあり、テクニックを問われるだろう。大分市の中心部をコースとするため、多くの観戦者が見守る中でレースができるだろう。

PクラスタとE1クラスタのみの開催となり、Pクラスタは予選15周16.5km、決勝30周33km、E1クラスタは予選12周13.2km、決勝24周26.4kmのレースとなる。なお前日のロードレースのE2クラスタにおいて、3位までに入賞した選手はE1クラスタに自動昇格し、クリテリウムに出走することができる。

舞台となるいこいの道は今年7月にオープンしたばかりの新たな施設。緑あふれる芝生広場で、大分市民が集う拠点として整備された。そんないこいの道において、レースと同時に開催されるのが「おおいたマルシェ・大分いこいの道オータムフェスタ」だ。

おおいたマルシェは「おおいたの食」と農林水産物の「地産地消」をテーマとしたイベント。新鮮野菜の直売や地元郷土料理の販売、水産加工品の試食が行われるほか、10店舗のカフェが出店し、地元産の野菜や魚介類を使用したメニューが用意される。大分の味を体感できるグルメイベントだ。

大分駅前、いこいの道で開催される「おおいた いこいの道クリテリウム」大分駅前、いこいの道で開催される「おおいた いこいの道クリテリウム」 (c)おおいたサイクルフェス実行委員会
たくさんのスペシャルゲストが大会を盛り上げてくれるだろうたくさんのスペシャルゲストが大会を盛り上げてくれるだろう (c)おおいたサイクルフェス実行委員会他にもサブイベントがたくさん行われるOITAサイクルフェス。1日にはウィーラースクールやスタンプラリー形式のサイクルイベントである別大サイクルラリーが、3日にはクリテリウムコースをプロと一緒に走るパレードが行われる。

また、栗村修氏や新城選手、ツーキニストの疋田氏やNPO法人自転車活用推進研究会の小林氏らがスペシャルゲストとして会場に集まり、レースの解説を始めとして会場を盛り上げてくれるだろう。

このように、レースに参加しない人たちでも十分楽しめるような企画が盛りだくさんなOITAサイクルフェス。選手として参加するもよし、観戦して大分の食を味わうもよし。数少ない街中で開催される都市型自転車イベントを一度体験してみては。



OITAサイクルフェス
会場:大分スポーツ公園内、大分市いこいの道
開催日:2014年11月1日(土)・2日(日)・3日(月・祝)
開催内容:第1回JBCF大分ロードレース(11月2日に開催) 大分銀行ドーム周辺特設コース
       第1回JBCF大分クリテリウム(11月3日に開催) 大分いこいの道周辺特設コース
      おおいたマルシェ(11月1日~3日)