長野県と岐阜県の県境に位置する乗鞍高原。多くの山々に囲まれた乗鞍を舞台としたロングライドイベント「乗鞍センチュリーライド」が9月13・14日(土・日)に開催される予定だ。北アルプスを満喫できる小さな大会の概要を紹介しよう。



澄みきった空気の中を走っていく「乗鞍センチュリーライド」澄みきった空気の中を走っていく「乗鞍センチュリーライド」
これからスタートしていきますこれからスタートしていきます オーストラリアからの参加者も?オーストラリアからの参加者も? 素敵なデザインのゼッケン素敵なデザインのゼッケン チェックポイントには補給も設けられるチェックポイントには補給も設けられる 完走後には参加者全員で乾杯完走後には参加者全員で乾杯 日本最高峰のヒルクライムイベント、「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」の開催地として、坂好きのサイクリストの間ではある種の聖地として認識されているのが、乗鞍高原。起伏に富んだロケーションを味わいつくすことができるロングライドイベントが「乗鞍センチュリーライド」だ。

今年で第6回となる乗鞍センチュリーライドは乗鞍岳をぐるっと一周するルートを走りたいというサイクリストたちの声を形にしたイベントだ。全長153km、獲得標高約4,000mという過酷なコースはなかなか一人で走り切ることは難しい。

北アルプスの自然のなかで、本場ヨーロッパで行われるグランフォンドのような体験ができるようにという思いのもと、開催される乗鞍センチュリーライド。イベント中はサポートカーが随伴し、万が一のトラブルの際にもレスキュー対応を行ってくれる。しかし、アドベンチャーライドでもあるため、基本的には自らのトラブルは自分自身で解決することが求められる。

コースは、まず乗鞍岳を目指し、美しい景色を眺めながら、「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」のコースでもある乗鞍エコーラインを上り、岐阜県側の乗鞍スカイラインへと下っていく。そして、平湯峠から国道158号線で高山方面へと向かった後、飛騨農園街道へ左折し美女高原を経て、木曽街道で乗鞍山麓を南側へトラバース。

高根ダムを経由し、歴史的にも有名な野麦峠を超え、奈川へと向かう。奈川から最後の登りとなる、白樺峠を越えて乗鞍高原に戻る約153kmのセンチュリーライド。 ロードバイクで北アルプスを楽しむという意味では、このルート以外には考えられないだろう、極上のハードなルートだ。

脚力にもよるが、8~12時間をかけてのライドとなる。ゴール後はお風呂で汗を流し、疲れを癒した後は、参加者全員でのアメリカンスタイルのBBQで完走を祝う。完走者には全員に完走証が発行される。コース途中には、4か所チェックポイントが設置され、制限時間が設けられ、タイムオーバーした場合はサポートカーにて回収されてしまうので、時間には気をつけて走りたい。

また、今年の大会も昨年の大会から引き続き、チャリティイベントとして開催される。日本の小児がんや重い病気を患っている子どもたちとそのご家族の生活が楽になるよう支える活動を行っているシャイン・オン!キッズへの寄付を行うこととなっている。

エントリー受付中
さて、そんな乗鞍センチュリーライドは現在参加者を受付中だ。参加申し込みはノーススター内予約ページにてオンライン予約フォームを送信することでエントリーできる。参加費は11,000円となるが、そのうち5,000円が寄付金となる。定員が100名と少なめのため、早めのエントリーが望ましいだろう。

また、宿泊とパッケージになったプランも用意されている。2泊4食、参加費込みで28,500円となっているので、気になる方は利用されてはいかがだろうか。


大会概要
開催日:2014年9月13日(土)・14日(日)
参加資格:18歳以上でバイクライディングに精通し、基本的な修理ができる経験のあるライダー
参加定員:100名
エントリー費:11,000円(寄付金5,000円を含む)
スケジュール:1日目   9/13 (土)
  3:00PM 受付(前日受付のみ)
  5:00PM オリエンテーション&ウェルカムパーティ *参加者は必ず出席して下さい。
  6:00PM 夕食

  2日目  9/14 (日)
  4:00AM 朝食
  5:30AM 出発準備
  5:45AM センチュリーライドスタート

  昼食は各自道中のコンビニ等を利用(各自負担・サポートカーには補給用食品等を用意)
  12:00PM 80kmCP(道の駅・ひだ朝日村)タイムリミット
  4:30PM 118kmCP(野麦峠)タイムリミット
  6:00PM 最終到着時刻 ゴール:ノーススター
  6:30PM セレブレーション & BBQ

  3日目 9/15 (月)
  8:00AM 朝食
  9:00AM マウンテンバイクツアー(オプション/希望者のみ)
問い合せ:メール([email protected])または電話(0263-93-1688)

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