MTBやBMXを中心としたラインナップを揃えるアメリカンバイクブランド GTが、近年感度の高いサイクリストを中心に流行の兆しを見せているグラベルロードを発表。「グレイド」と名付けられたグラベルロードは、伝統の「トリプルトライアングルフレーム」を採用し、一目でGTバイクとわかる個性を持っている。



GT グレイド 105GT グレイド 105 (c)ライトウェイプロダクツジャパン
GT初のグラベルロードとしてデビューした「グレイド」。アルミフレームにカーボンフォークを採用した、質実剛健な造りのモデルで、不整地での走行にもびくともしない堅牢性を伺わせる。フレーム、フォーク共に、ディスクブレーキ対応となっており、雨天時やダート走行時でも安定した制動力を持つ。

グレイドをグレイドたらしめているのは、GT伝統の「トリプルトライアングル」構造を採用した特徴的なシルエットを持つメインフレームだろう。寝かせられたシートステーをトップチューブまで延長することで、しなやかさを生み出し、トラクションの増大を実現すると同時に、リア三角を小さくすることでねじれ剛性の向上も果たす「トリプルトライアングル」の効果は、GTのMTBがこれまで築いた実績が物語っている。

振動吸収性とグリップに優れた28cタイヤ振動吸収性とグリップに優れた28cタイヤ ディスクブレーキ対応のフロントフォークディスクブレーキ対応のフロントフォーク


チェーンステーもしなやかさを出すために上方へベンドする設計となっており、快適性とトラクション性能の向上に一役買っている。フロントフォークエンドも前方にオフセットされており、路面のギャップに対する吸収性を高めている。細身のフォークブレードと合わせて、高い快適性を持つフォークになっているだろう。

GT グレイド ティアグラGT グレイド ティアグラ (c)ライトウェイプロダクツジャパンGT グレイド ソラGT グレイド ソラ (c)ライトウェイプロダクツジャパンタイヤは28cと太めのものがアッセンブルされる。太いタイヤは接地面積が広く、ディスクブレーキの制動力を生かしきれるだけの高いグリップ力を持っている。エアボリュームが大きく、高い快適性と耐パンク性を備えていることでグラベルライドにはぴったりのアッセンブルだ。

グレイドシリーズは搭載されるコンポーネントが異なる4種類の完成車がラインナップされる。いずれもシマノのコンポーネントとなり、価格が高い順から、11速化を果たした5800系105と、リア10速のティアグラ、9速のソラ、8速のクラリスと幅広いグレードで展開される。

価格は158,000円(税抜、105仕様)から98,000円(税抜、クラリス仕様)となっており、予算に合わせたチョイスがしやすいのも嬉しいところ。

オフロードに造詣の深いGTが放つグラベルロード、グレイド。グラベルライドはもちろん、ロングツーリングまで、バーサタイルに活躍できる懐の深いバイクだ。

GT GRADE ALLOY
フレーム素材:アルミ
フォーク素材:カーボン
コンポーネント:シマノ 105、ティアグラ、ソラ、クラリス
クランク:FSA Omega
ホイール:Alexrims ATD470
ブレーキ:テクトロ 機械式ディスクブレーキ
タイヤ:コンチネンタル Ultra Sport(105、ティアグラ)、ケンダ KWEST(ソラ、クラリス)
価格:158,000円(税抜、105)、138,000円(税抜、ティアグラ)、118,000円(税抜、ソラ)、98,000円(税抜、クラリス)

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